ああ、いい。
会う、良い。藍、言う。
「会う、良い。」
吾、「おお、言い、うう。」
藍、言う。
「居合い?」
吾、言う。
「いいえ。」
吾、言おう。「愛」
藍、言う。「いいえ。」
吾、言おう。「あ?」
藍、言う「愛。」
愛、合う。
ああ、いい。
会う、良い。藍、言う。
「会う、良い。」
吾、「おお、言い、うう。」
藍、言う。
「居合い?」
吾、言う。
「いいえ。」
吾、言おう。「愛」
藍、言う。「いいえ。」
吾、言おう。「あ?」
藍、言う「愛。」
愛、合う。
!注意!
このライブレポを書いているのは本当にタダの素人です。音楽に関する経験をほとんど持ち合わせていません。ビックリするくらい素人です。
ただただ超弩級に素晴らしいライブに行ったという感想文なわけでして、これを読んで興味を持ってくれる人たちが増えてくれればいいなあと思うだけなのです。
ビックリするくらい稚文悪文です。
ほんと、引く位。
痺れるという言葉がある。
何かに衝撃を受けたとき、往々にしてその語が比喩に用いられることが多いが、どうであろう。語彙の乾季である現代において、その言葉は少々陳腐が過ぎる擦れた使い方をされすぎているのではないだろうか。
「痺れる音楽」は世にあふれかえり、「痺れる演奏」は超絶技巧の代名詞としての役割を単調に果たすだけとなってしまった。
しかしそんなご時世で僕はなお、この痺れるという言葉を使わせていただきたい。
今日は札幌市内で行われた「VS札幌 vol.6」という痺れるイベントに参戦させていただいた。
錚々たる出演者陣、15:30スタート、21:00ごろ終了という盛り沢山な内容、
それらすべてが素晴らしかった。それらすべてがノホホンと生きてきた僕の脳天に稲妻を落とした。
皆様にも是非その感覚を共有したい。あわよくば、次回のVS札幌には是非是非参加していただきたい。
僕はそんな思いで今、筆を走らせている。
今もまだ鮮明にあの光景が目に焼きついています。くらげさんの赤い髪がステージのスポットライトに揺れ、ギターのふーみんさんとベースのかずきさんがこちらに一瞬背を向ける。
あのたった数メートル先で見えた非現実的なまでに鮮烈な光景はなんだったのでしょうか。
あるいはあれが、Tearless Bring to Lightさんの持つ独特の空気というものなのでしょうか。
無論僕はつい二ヶ月前に始めて高校生バンドのライブでライブハウスに訪れた新参のにわかヤローなわけだから、今日この日参戦したVS札幌に出演するバンドのほとんどが初めて生で見る、ないしは本当に初対面のバンドばかり。
Tearless Bring to Light(以下Tearlessさん)さんもその例外ではなく、僕は今日初めてTearlessさんを見たことになったのですが、
ナゼもっと早くから知っていなかったのだろうか!と思います。
昨年の夏とか冬なんて、暇をもてあまして全く見当はずれなところにただただお金を浪費する翫歳愒日な生活を送っていたモンだから、
今もしタイムスリップが可能なら
僕は絶対、一言「いいかTearlessだ!いいか!わかったな!」と言って颯爽と未来に帰る。
たぶん僕は何のこっちゃって感じでまたガリガリくん食べて知覚過敏にでもなるんだろうけど…アホだから。
で僕は皆さんには同じわだちを踏んでほしくないから言おう、
「いいかTearlessだ!いいか!わかったな!」
Tearlessさんのここがスゴイ!
その1
・Tearless Bring to Light オンリーの音楽
二曲目を終え、MCでボーカルのくらげさんが「私たちの曲は盛り上がる曲があまりありません」「心に響く音楽をモットーにしている」と言う。
Tearlessの魅力はやはりそこにある。んじゃないかと思います。
ウェイウェイするだけが心を動かすってことじゃない。
まあ、「そりゃそうだ」って感じのことで、ドヤ顔で語るに値することじゃない!
でも、僕はTearlessさんの音楽を聴いて、改めてそう感じたのです。
僕は洋楽なんてわからないし、英語の成績はそんなにいいほうじゃないから、むろん演奏時初見で初めて聴いた曲の歌詞をちゃんと理解できるわけじゃない。
と、いうかご覧の皆さんもそうでしょう、初めて聴いた英詞の意味完全に把握できる方、います?
いたらたぶん留学したほうがいいですね。
でも、ほとんどのわれわれは意味の全貌がわからず、それでいてなお英詞の曲に狂気乱舞するじゃないですか。
それはナンデダロウ、って考えるわけです。
で、今からゲボほどチープなこと言いますけど、僕が思うにそれは、
「音楽は言葉だけじゃない」からなんですねきっと。
…ウヒャ~。僕が言うともうなんだこの安っぽさ。閉店間際のスーパーで「半額のシール」貼ってあるタイプのアレですよ。
ともあれTearlessさんの話に戻ります。
くらげさんがMCのときにおっしゃっていた言葉「心に響く音楽」。まさにTearlessはそのことを体現しているように強く感じます。
脳みそから直接振動させられる感覚が素晴らしい。あれはちょっとしたカルチャーショックでした。
ドラムの響きは僕の心臓の奥部をドクドク圧迫するようで、ギターのサウンドは鼓膜を容赦なく決潰させんとしてくる。
超常的な音楽、経験したことのない何かに僕の体は狂喜しっぱなしです。
その2
・ACROSS THE MIRROR
僕の頭は超がつくほどトリ頭なので、もしかしたらそんな曲歌ってねえよにわかは引っ込んどけ、って言われる可能性が非常に高いのですけれども、
確か(重要)セトリの最後に歌った、この曲。
「ACROSS THE MIRROR」この曲が確かに僕の脳天を打ち抜きました。
こちらのクロスフェードから聴けるようです。聴けます。と、いうか聴いてください。うん、聴け。いいから。たった四分だ。聴け。
と、まあこのクロスフェードなんですけど、クロスフェードだと思って侮ることなかれ。
この四分余り、そしてたった二曲のクロスフェードに、Tearlessさんの魅力が濃縮されている、そんな気がしてなりません。
このクロスフェードを聴いてくれた前提で話を始めますが、
先述の通り、僕が特にお気に入りの曲は、やっぱり「ACROSS THE MIRROR」なんですよね。やっぱり。
どこか悲しくて、心に沁みるこのサウンド。聴いているだけでじんわりきてしまいます。
この曲は聴いていただいたとおり英詞の曲なので、ライブで初めて聴いたときはもちろん意味をしっかり理解できたわけじゃないんですけど、というかそんな奴いないと思うんですけど。
いる?います?
いたら留学したほうがいいと思います。
でも先述の通り、音楽は必ずしも言葉を介して伝わるモンじゃないのです。
僕はライブでこの曲を聴いたときに、激しく鳥肌が立つのを感じました。
とくに、この部分。
I Look at without thinking that is all wanted
何の気なしに見ていたいんだ、それだけでよかったんだ
We don't want any light, Broken lines Across the mirror
もう明かりはいらないから、壊れた境界線を取り払って
(ACROSS THE MIRROR)
意味はわからなかったあのとき、鮮烈な感動をありありと身に感じ、
意味のわかった今、改めて心の奥から想起させられるあのえもいわれぬ感覚。
このブログの筆者は音楽的見地における知識や技量は微塵も持ち合わせていないので、楽曲についてドーコーいえる立場ではありません。ですので、この歌詞がいったい何を意味しているのか~みたいな、そういうこと全くわかりませんしかけません!!!
のですが、やっぱりいいですよねこの歌詞。
もう明かりはいらないから、壊れた境界線を取り払って。このフレーズ、ドンぴしゃりで好きなのです。
そしてこのフレーズを歌いあげるくらげさんの歌唱力。これはもうどんなバンドもこの独自の音楽に比肩できません。
こちらにキャスのリンクを貼っておきますので、是非サポーター登録してはいかがでしょうか!
そして、Tearless Bring to LightさんのTwitterはこちら!
ライブの最新情報を逐一チェックできます!
そういえば、僕実は今回のライブぼっち参戦なわけなんですね。
いや悲しくなんてないんですけど。
悲しくなんてないんですけど。
でもやっぱり、初めて参戦するVS札幌、初めていくライブハウス、周りには大学生がたくさんいたり、めちゃめちゃ緊張するわけですよ。
なんだコレ~…めっちゃ地下に続く階段~…とか、
なんか大人の人いる~...めっちゃビール飲んでる...とか、
もうある意味未知のゾーンだったわけですね。
で、そんな中で、ライブいつ始まるかな~とかぼんやり待ってたわけです。
周りを時折きょろきょろしつつ、どんな人いるのかな~
って見てたら、外人かっておもうくらいイケメンな人がいたわけです。
それがCVLTEさんのボーカルの方でした。
(CVLTEさん、最初全く読み方わからなくて遊☆戯☆王ARC-Vみたいな感じだと思ってたんですけど、普通に「カルト」と読むんですね。本当にすみませんでした。)
CVLTEさんの音楽、もしかすると、僕の音楽の中の新しい境地を物凄いスピードで開拓していったような気がします。
僕は、先述したとおりのことですが、あんまり洋楽を聴かないタチでした。
別に洋楽が苦手だとか、そういったことではないのです。が、よくいるじゃないですか、洋楽をこれ見よがしに聴いて「邦楽はまだ未成熟」とか下馬評下してる意識高い奴。そういう人種のせいで、「洋楽って敷居高いのかなあ」って漠然と思ってたんですけど
全くそんなことはない、
洋楽ってめっちゃかっこいい。
それを初めて気付かせてくれたのはCVLTEさんだった。
で、そのあまりのクオリティの高い音楽の波。
流石にこれはカバー曲やろなあ、って思っていたらまさかのセトリ五曲中なんと四曲がオリジナル。
そして年代は高校生。化け物じゃないか、本当に。同じ年代の人間だとは思えない。全く。
特にすきなのが、AddictionとGirl、あと今音源がどこにもなくて聴きなおせなくてめっちゃ悔しいのがEmotional。Emotionalはマジでエモさの塊だから絶対聴いたほうがいい。
Addiction
セトリ二曲目。初めて聴いて、周りの人も誰一人知らなくて、緊張していたはずの僕。
気付けばこの曲に合わせて全身がうごきだす、そんな感覚に揺らされたのです。
何より、歌っているavielさんがエネルギーに満ち満ちている。
パワフルで魅力的な歌声は、われわれの心を容赦なく打ち続ける。
刻むドラムの音圧は絶え間なく肺腑を圧迫し開放する。
未経験はいつだって刺激的だ、だがしかし、いささかヴィヴィッド過ぎるこのシーンは、僕の脳裏に焼きついて離れようとしなかった。
まあ、この脳裏に焼きつく、なんて表現も、やっぱりAddiction(常用癖)に満ちた表現なのかもしれないけど。笑
Girl
イントロから激しくゆさぶられる。遠くで何かが鳴り響いている。
淀みなく、どこか妖しさも湛えた歌声。
とてつもない完成度。さっきから鬼のようにリピートしている。
リピートしている、というのも、僕実はCD買いました。
このCDジャケットめっちゃかっこよくないですか?
僕非常にツボですね...
と、このCDはPrayという曲のシングルとなっておりまして、PrayとGirlの二曲が含まれております。
会場限定販売だったのかな?たった200円でこんな度肝抜かれる音楽聴けちゃっていいのかって思います。
と、いうことで、CVLTEさんのTwitterはコチラから!!
絶対フォローするべき!!
自由でいていいのだ、そう言われた気がした。
圧倒的な絶対的な歌唱力と、高い演奏技術に裏打ちされた、重厚だけどフラットな音楽。それらの綺麗な結晶体が、まさにBless of September。
百聞は一見に如かず、ひとまずこの曲を聴いてほしい。
ライブに話を戻す。
転換の暇な時間、話す相手もいない僕はボンヤリステージの上を眺めることしかやることがない。絶え間なく入れ替わるバンドマン。スタッフ。うつくしいあのギター。そしてなんと言ってもあの「Bless of Septemberボード」、あの定番の。
すごいですよね、
あのPVに出てるあのボード、ライブでも使ったのです!
会場が一気に、別世界へと変貌します。ほんっと綺麗でしたアレ。
Bless of Septemberさんなんでもっと評価されないんでしょう、バカボコ第一線で活躍してても全くおかしくないクオリティですよ、コレ...。
そして、ライブでもこの歌唱力演奏力は衰えない...どころかもう倍化するくらいなんですね、
この演奏を爆音で生演奏されちゃうんですよ?そりゃもうもう、最高なわけなんですよ。理解していただけないならもう僕がライブつれてってやります。
Bless of Septemberさんは、高校生バンド(後述!)が出てきちゃったりする今回のVS札幌の中ではCopernixさん(後述!!)と同じく結構年長にあたるバンドだとおもうんですよね。
やっぱ貫禄…っていうとヘンなんですけど、経験値が非常に高くて、それに裏打ちされたライブメイキングがいいんですよね。
TaKaNoBuさんのMCが僕はすごくすきですね。Mrs.Green Appleの藤澤涼架さんにしゃべりかたの雰囲気似てる気がするんです、何情報かは全くわからないんですけど。
Bless of Septemberさんのライブの何が楽しいかって言うと、冒頭にポツリと言ったとおりなんですけど、本質に自由を感じます。
不思議な曲調も相俟っての話なんでしょうけれども、なんだか自由な夜の中を揺蕩う感覚、どこまでも泳いでいける感覚に襲われたのです。
「は?何言ってんだコイツ。」
「意味不明すぎる。-114514点」
「何もしないなら帰れ」
なんてさまざまな罵詈雑言が聞こえてくるんですけど!
まあ行けばわかる、というか行かなかったらわかりっこないんですあの感覚は!!!!
だから絶対行くべきなんです、バーーカバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォローしれ(已然形)
フォローしろ(命令形)
いいですか、今回のVS札幌はこんなヒヨっ子の僕にとっては全バンドプロみたいな化け物の集団なわけでして。そんな中、唯一知っている高校生バンドが出てきて、安心したのも束の間…
この人らもアッチ側なんですよ。
完全に騙されました。
とても高校生とは思えないクオリティの連発。少なくとも僕の知っている高校生ではないんです。
僕のブログを以前も読んでくださった方はわかると思うんですが、
ホーカゴ!アウェイクの最終日に、PLainさんのボーカルであるごーださんの弾き語りバージョン「猫とチョコレート」を聴いたので、そのときからずっとPLainさんの演奏を聴いてみたいなと思っていたのです。
だからPLainさんの演奏が聴けるっていうことも今日はめっちゃ楽しみだったわけです。
猫とチョコレート
まあこっから聴けるので容赦なく聴いてください。サーバー落とす勢いで聴いてください。
この曲はいわばPLainさんの代表曲とでもいえる曲です。と、いうか僕が勝手に思ってるだけなんですけど。
猫とチョコレート。前回も言ったとおりこのタイトルめっちゃカワイイですよね。
で僕今思っちゃったから言うかどうかめっちゃ悩んでるんですけど言おうと思いますね。
猫=カワイイ
チョコレート=カワイイ
猫とチョコレート=2カワイイ
温水洋一=カワイイ
よって、
アッ、等式の証明に成功してしまった...
Q.E.D.iff -証明終了-(10) (講談社コミックス月刊マガジン)
どうしよう、収拾つかなくなってきた。
本当に申し訳ないです。でも温水は悪くないので許してください。
アコギで以前聴いたとき、とても弾き語り映えする曲だなあと思ったのですが、
バンドで聴くとまた違った輝き方を見せますね、この曲...!!!
陽だまりを集めて ソファーに飾るよ
キミに気づいてほしかったけれども 仔猫が
(猫とチョコレート)
いいですよね、このフレーズ。もしかしたら歌詞間違えているかもしれないんですけど、そこは一旦目を瞑ってください。
Discovery
この曲ははじめて聴きました。
ここから聴けるから聴いてください。
何がすごいって、この猫とチョコレートとの歌い方、曲の雰囲気の違いなんですよ。
ボーカルのごーださんの歌い分けも素晴らしい。
ほんと、触れ幅が広いっていう表現が適切なのかわからないんですけど、やっぱ広いんですよね、幅が。
あと、この曲の時にきむゆーさんのギターソロ?が入って、それがもうイケメンでイケメンで。
こんなスーパーな人間がサラッと高校に通学してるって、正直考えられませんね。メチャクチャです。
メチャクチャに凄いPLainさんのTwitterはこちら、
僕は理系なわけでして、ニコラウス・コペルニクスのことももちろん知ってるわけです。
僕自身こういった歴史上の学者などの名前をバンド名だとか楽曲のタイトルに入れるバンド大好きマンなので、(例.Galileo Galilei)このCopernixってバンド名聞いた瞬間からずっときゅんきゅんしてました。
卓越した演奏技術、またMC、魅せるプレイ。
ステージの上は紛れも無くCopernixさんのものであったのです。
僕の言葉で、単刀直入に言えば、
僕がCopernixさんに感じたもの、それは
疾走的圧倒感、それにほかなりません。
圧倒的疾走感、なんて月並みな表現では到底このバンドを食らうことはできない、僕はそう感じました。
さておいて、圧倒的疾走感ならば意味は直截に伝わりやすいけれど、いったい疾走的圧倒感とはなんなのだろう?そうお思いの読者の皆さんに、僕がそれについてそこそこわかりやすく説明し、Copernixさんの魅力を説明させていただきたいと思ってます。
圧倒的疾走感、ならば皆様も普段耳にしたり、それこそご自身で使ったりすることも多いのではないでしょうか。ここで強調されているのは「圧倒的」という修飾語の部分ではなく、やっぱり被修飾語にあたる「疾走感」の部分なんですね。
では、疾走的圧倒感は? むろん、「疾走的な」「圧倒感」なわけです。
圧倒感、それはまさに、この場に立っていられなくなるくらいの音圧、エネルギーのことです。
そしてそれが「疾走的」に迫りくる。
容赦なく、連続的に、絶え間なく。
それは紛うことなき未曾有の感覚であり、僕はそこでただ身体を揺らし、諸手を高く掲げてCopernixさんのロックに陶酔することしか、できなかったのです。
たとえばONE OK ROCKにはONE OK ROCKの音楽があり、サンボマスターにはサンボマスターの音楽があり、エレファントカシマシにはエレファントカシマシの音楽がある。これって全くあたりまえのことですよね。
でも、僕らはインディーズだとか本当にアングラのところにある音楽に対してそういった考え方を適用しない癖があります。
僕だってやります、初めて聴いた曲に「○○っぽい」っていうラベリングを施す、あの行為。
それはある意味で当然の行為だし、そうやってラベリングすることで、新たな音楽が肌に馴染みやすくなったりします。
僕はあんまり音楽をたくさん知らないから、何に似てるだとかそんな瞬時に判断できません、だからもしかしたら誰かが違うというのかも知れませんが、
少なくとも僕は
「CopernixはCopernix以外の何にも似ていない」そう強く思いました。
僕が一番好きな曲は「また、明日」ですね。
お金あったらワンマン行きたい、喉から手が出るほど…!!!!!!!!
てことで公式ツイッター。是非フォローしてください。
追伸
ベースの人めっちゃユニゾンの田淵さんに似ててツボです。
僕たちってまあ当然のことながら北海道に住んでいますよね。まさか本州の人間がこんなクソブログ読んでいる気はしませんし、読んでたら...うーん...まあどうもしないんですけど...。
とりあえず何が言いたいかって、このブログはやっぱり北海道の域を越えていないってことなんです。
ネットがいくら普及し発達し複雑化している今だからって、僕らの暮らすところは足の運べる範囲。僕らの遊ぶ場所だってせいぜい電車が走ってる範囲。僕らが向かうライブハウスもまあ、北海道在住のわれわれからすれば県境さえ越えない範囲なわけなんですね。
まさか飛行機を使ってくる人たちなんて、やっぱり会ったことなかったんですよね。
神戸はドコだ?神戸って餃子?神戸ってなんか犯罪多そう(なお、犯罪発生率は全国の市区町村のなかで第八位)
僕の頭の悪そうな神戸像を、一瞬にして塗りつぶしていった、それがofloverさんなわけなのです。
そもそもこういった場に、海を越えてやってくるバンド、なんてものを僕はひとつも見たことがなかったのです。
考えたことも無かったんです。たとえば僕の友達がやってるバンドとかが、「あ、今度神戸まで遠征だから、お土産あげるよ」みたいなこと唐突に言い始めたら、僕度肝抜かれちゃいますよ。
もしくは嘘だと思いますね。
でまあそんな自分語りはどうでもいいとして、ともかく神戸からの刺客、これが「VS札幌」本領発揮だと、めっちゃわくわくしてたんです。
結論から言いますと、もう最高でした。
先ほども貼ったあのリンクなんですけど、
ちゃんと聴きました?たぶん半分くらいの奴聴いてないと思うんで念押しで言っとくんですけど、
聴いてください。「自惚れ」というロックを。
ちゃんと聴きました?
これメッチャよくないすか?
なんでこんな動画の視聴を執拗に薦めるかってーと
もう北海道しばらく来ないかもしれないからなんですよ。
ホント、惜しいです。
ボーカルの声がもう嫉妬するくらいかっこよく、メロディやビートはただひたすらに電流を走らせる。
もしかしたら、今僕が一番聞いてほしいバンド、それはofuloverさんかもしれない。
MCで言っていたあの言葉が、再三脳内でリピートされる。
「名前だけ覚えてなんてチャチなことは言いません、神戸代表ofuloverです。」
たとえば、多いと思うんですけど、RADWIMPSさんのファンの方、いらっしゃいますでしょうか。
いいですよね、ダーティな曲風からちょっときゅんとくる曲まで。いろんな曲があるわけで。まあ当然っちゃ当然ですよね、アーティストはひとつの曲のみにたらしめられるものではないんです。
でも、一時期あったじゃないですか。あの、一世を風靡した「君の名は。」
あのときに、年がら年中ひっきりなしにかかってたあの曲。
あの、これがRADWIMPSだ、とでも言うかのような「前前前世」のブーム、あったじゃないですか。
そのときに、あんまりRADWIMPSを知らない人いわく「RAD=前前前世」みたいな方程式ができあがっちゃってるわけなんですよ。
別にそれは全くもって悪いことじゃないのかもしれない。し、人口に膾炙するっていうのはまさにそういうことなのかもしれないですね。
でも、やっぱり昔からのファンから思えば、「なんだこれは」って多かれ少なかれなっていたと思うんです。
それは避けられないことなのかもしれない、と思っていたけれど、やっぱり音楽を聴くときはなるべく多面的に聴いていきたいな、と思っていたんです。
Mr.Nutsさんの名前を知る人は結構多い、というかかなり多いでしょう。
代表曲はなんといっても「帰り道」じゃないでしょうか。
僕はこの曲が大好きです。
言葉を選んでるのを悟られたくないから
君に見えないように顔を横にそらして
「綺麗な夕焼けだ」 なんて思ってもないのに
情けない 情けない僕だ
あなたは笑った
(帰り道)
ここ!!!このフレーズ。本当に好きです。共感の塊です。「綺麗な夕焼けだ」なんて思ってもいないのにって、ああ、あのえもいわれぬ感覚を的確に射抜いている...本当に好きです。
で、
帰り道ばっか鬼リピートしてるその少年少女方。
まあ僕も以前そうだったからこればっかりはおおきな声で言わせてもらいますけど、
この愚民め!!!!!!!!!!!!
いいだろうか、キミたちは愚民か愚民じゃないかと言われると、どちらかと言えば愚民だ、
愚民…ではないか、まあ、モッタイナイ!のです。
VS札幌、で、僕はかねてから知っていたMr.Nutsさんと初めて対峙することになる。
それはそれは熱いライブでした。
楽曲、全身全霊を懸けた演奏。本当にパワフルで、思いの熱さにひりひり圧倒されてしまう。
その熱量の基盤としてあるのはなんだろう、音圧だろうか、ドラムだろうか、歌声だろうか。いや、そのどれもも適切ではない気がする。何なんだ、この未定形な音楽の塊は。
僕はひたすらに身をゆだねることしかできませんでした。
僕は音楽について深い造詣があるわけでもなんでもないただの辺鄙な街に住む男なわけで、今の音楽シーンがどうだとか、そんなことはサッパリわかりません。
でも、実際にそこに身を投じている人間は、ハッキリとわかっている。
Mr.Nutsさんは揶揄するわけでもなく、悪戯に攻撃するわけでもなく「札幌は俺たちに手を差し伸べなかったし、だからといって冷たくしてきたわけでもなかった。」と言うのです。
むろん僕にはその意味を測りかねる。外も知らなければそれこそ内も知らないから。
でも、なんだかドキッとするものを感じさせられました。
おうおう、このままでいいのか、と、なんだか不思議な感覚が脳内をよぎったのです。
混ざり気のない純粋な日本語を、熱い熱い思いに乗せて歌う唯一無二のバンド。
それが何者でもないMr.Nutsである。
悪文稚文本当に失礼した。
毎回この手のブログはながくなり過ぎてしまうのが瑕で、今回はなるべく短めに凝縮したつもりだが、どうだったろうか。
未熟な文章に加えて今回は遅筆。
散々にかき乱してしまったわけだけど、もしも伝えたいことが伝わっていればうれしいと思う。
VS札幌は、間違えなく本物のイベントだった。今回で六回目だというが、今から七回目が本当に楽しみである。
うん、悪いこと言わないから行ったほうがいい。
それじゃあ、すでに一万字越えててだいぶ長いことになってるからこのへんでおいとまさせていただく。
この記事に掲載することを快諾してくださった各バンドの方々、ここまでお読みいただいたすべての方々、ありがとうございました。
それでは、またいずれどこかで。
ありがとうございました。
註1
この記事を書いているのは、楽器経験ゼロ!聴く音楽の幅極小!高校生バンドの知識はほぼナシ!の全くの門外漢であります。
たまに「なに言ってんだコイツ」的な発言が飛び出しても、ベースやギターで殴打するのはやめてください。お高いでしょう、その楽器…。
註2
このライブレポは単なる僕一個人の布教と感想にすぎません。みんながライブに来る価値120%のバンドがこんなにもたくさんいますわよ、オホホホホっていうのを知っていただきたくて書いてるのに過ぎません。
決して批評なんかできる立場にいない僕の、ささやかなる感想文です...
最高の音楽に言葉はいらない。
よく耳にするフレーズではあります。そして、それはまさにそうであると思います。
言葉は要らない、というか、言語化不能な細微のすごさというものが音楽にはあります。
と、いうことで音楽に言葉はいらないのでここでライブレポを終わります。
ありがとうございました、さようなら。おやすみなさい。
ってなったらもうこれ以上誰もこのライブについて知りえないじゃないですか、やっぱり。
僕たちが知らないものを知るとき、そこには往々にして言葉という媒介物があるんです。
「いいな」って思ったものはどんどん口に出して言葉にする必要があるんです、
べつに僕が「これいいよ」って言っても受け取ってくれる人が10人に1人くらいもいないと思うんですけど、その点に関しては、もう僕が完全に自己満足でやってることなので大丈夫です。
あ、
お~い!
「あ、なんか長そうだから読みとばそ、」ってやってるそこのみんな、見ってる~~~~~??????
まあこの先のバンドについてだけの記事だけは鬼のように読んでくれればべつに見なくてもいいんだけど。
さて、前座がだいぶ長引いてきたので、本題のほうに入らせていただきます!
僕は別にAWAKEさん (https://twitter.com/AWAKE_FES?lang=ja)運営の人間でもなんでもないので、こんな手放しに説明してもいいのかわからないんですけど、このブログレポを書けているのも快諾していただいたAWAKEさんのおかげなので説明いたします。
しかし
少しばかり長くなることが予測されるこのライブレポ。
人間の鑑である僕こと人間の鑑は、せっかく読んでくださっている読者のみなさまに負担をかけたくないものです。
と、いうわけで
なるべく簡潔に...そうですね二十字以内で説明したいと思います。
いきますよ。
『放課後に高校生が集まってなんかヤベーあのそ』(二十字)
スリーデイズ行われた今回のホーカゴ アウェイクという企画、僕が参戦したのは一日目
(そのときの稚文レポはこちらから→http://aodrips.hatenadiary.com/entry/2018/05/08/230925)
と三日目であり、今回筆を執らせていただくのもそちら三日目のこととなります。
ホーカゴ アウェイク!はその名の通り平日の夕方~夜、つまり放課後に行われるライブなのです。ホーカゴ アウェイク!が休日の朝六時とかに行われていたらいやなので、やっぱり放課後に行われるのは最高だと思います。
なにせ、登場するバンドも全員高校生バンド!もうガチガチの放課後なわけですよ。
まあクオリティとか風貌は完全に高校生のソレじゃないんですけどね。
全員年上に見えましたよこっちは。ハイ。
出演バンド等はこちら、
そんなホーカゴ アウェイク!最終日のライブレポを僭越ながら始めさせていただきます!
みんな俺についてこい!!!
(夕日に向かって駆け出す)
遅刻して見れませんでした。
画面の向こうの皆さん、そしてなによりテトラヒメノさん、
本当に申し訳ありませんでした。
何が(夕日に向かって駆け出す)だ俺。帰ってくるなもう二度と。
会場に到着するころにはもうラストの曲のラスサビ前くらいまでさしかかってて「Oh my god」でしたよ、ほんと、一ミリも入ってない外人の血がでてしまうところでした。
本当にすみません。でもベースで殴るのはよしてください、最悪命の危険がアッやめてくださいアッ。
しかし、天女の集団であるテトラヒメナさんはこのような僕の愚行をも許してくださるということで…罪滅ぼしにテトラヒメナさんのTwitterアカウントを貼っておきます。
僕の贖罪にご協力ください、フォローしてください。
あと、5月15日にspiritual loungeさんにてライブを行うそうなので是非足を運んでみてはいかがでしょうか!
さて、気を取り直して、二番目のバンド、Jill Profileさんです。
あ、冒頭にも書いたんですけど、僕高校生バンドに関しても全くのド素人なので、今回出演したバンドのみなさまはすべて初めましてなわけなんです。
だからJill Profileさんも初めましてなわけですね、こんにちは。初めまして...。
でも初めましてなのにJill Profileさんの転換時の試演奏時から僕は大興奮でしたよ!!!
試演奏で、僕の大好きなUNISON SQUARE GARDENの「mix juiceのいうとおり」が出てくるという、もう完全にあの場にいたユニゾンファンを殺す気の演奏に大興奮でした。
Jill Profileさんはボーカルギター、キーボード、ベース、ドラムのフォーピースバンドでして、
今回のライブもその構成をフルに活かした選曲が素晴らしかったです。
ゲスの極み乙女のようなプログレ・ロックからMrs.GREEN APPLEのようなポップな曲調まで弾きこなしてしまうその幅広さ、それが聴いててとても楽しかったです。
本来、好き好きで集まった高校生バンド、割と曲が同じカテゴリの中から選ばれるのは珍しいことではないのですが、
Jill Profileさんはジャンルも跨いでセトリを組んでおられて、
巧みに右へ左へと揺さぶられる選曲に、僕は終始興奮しっぱなしでした。
うん、僕興奮しすぎですね、文面に起こすと改めて興奮しすぎだと思います。
発情期のウサギ以外のなにものでもありません。
で僕がとくに好きだったのがMrs.GREEN APPLEの『Speaking』です。
歌詞に乗せて響く歌声に、キーボードの鮮やかなメロディ、原曲の素晴らしさも然ることながら、それをバンドの音楽として表現している技量。
これがJill Profileさん、文章の担える限界はここまで。
あとは皆さんが直接見にいって、その肌で感じてくることにゆだねます。
大興奮必至です。
発情期のウサギ必至です。
そして本日はサポートメンバーも参加されていました!
あいにく僕は先述の通り「高校生バンド界隈への知識はほぼゼロ」なので、どこのバンドの方が助っ人に入ったんだな的なこと一ミリもわからないのですが(心当たりのある方はご一報ください)
急遽入った完成度じゃなかったですアレは。
もうとことん凄かった。ど素人の僕が「すごかった」なんて安易な言葉使ったらもうなんのこっちゃな状況にはなってると思うんですがまあ、
とにかくすごかったんですよ(語彙力)
こんな物書きしてるのに語彙力ないとか致命的ですね。
発情期のウサギやってたほうがまだましでした。
(夕日に向かって駆け出す)
Jill ProfileさんのTwitterはこちらから!複アカ3000個くらいつくって一斉にフォローしような!お兄さんとの約束だ!
弾き語りのライブというものを人生で一度も経験したことのない僕。
そしてギターを弾けない僕。
このふたつの条件から導き出される弾き語りというものの想像は、以下のいずれかになります。
しかし、ごーだはやとさんの弾き語りはそのいずれにもあてはまらなかったのです!
むしろ当てはまってたら怖い!!!特に下二項!!
「お、次ごーだくんじゃん」
「猫とチョコレートやるんかな」
とあちこちから聞こえてくる声におのずと期待が高まります。
で、出てきた爽やかなイケメン。全日本イケメン許すまじ委員会が発足しそうな勢いだったんですけど、その弾き語りを聴いたら全日本イケメン許すまじ委員会の会員もうっとりして聴き入ってしまうことでしょう。
おいしいところは後にとっておくの法則から、オリジナル曲の「猫とチョコレート」はあとに、先にカバーのほうの感想から…
まずミスチルの「innocent world」。
かなり知名度の高い曲だと思います、日の当たる坂道をのぼるあの曲です。
いや~そこそこ聴きなれた曲だと思ってた僕が完全に馬鹿でした、あ~、本当によかったです。
原曲至上主義、というのは確かに僕も同意するところではありますが、
このごーださんの「innocent world」はもう僕の中で比肩しうるものはありません!
生で、目の前で、ギター一本で語られる音楽が、僕の中に日の当たる坂道をクッキリと残していきました。素晴らしかった!
backnumberの「花束」。
今度は 全日本リア充はドラム式洗濯機に押し込んでやる委員会が発足しそうな勢いの選曲ですが、やっぱりこの弾き語りを聴いたらもう勝てません。
ごーださんの魅力的な声、暖かいギターの音色、そのすべてが全力で
失われた僕の青春どこ行った
の感情を想起させてきてめっちゃ切なくなりました。
しかしまあ、もう、素敵なんですよやっぱり。ごーださんの歌唱力がハイレベルすぎて、もう目を瞑ってこのまま死んでもいいなって思いました。
この曲はこのライブで初めて聴きました。
今歌詞を検索してみているんですが、めちゃくちゃいいですねこれ。結婚式とかで使いたいですね。
ハッピーエンドの映画を 今イメージして歌うよ
こんなに素敵な言葉がある 短いけどきいておくれよ
「愛してる」
素敵やん????
僕は理系なのでこんなに「素敵な言葉がある」の部分が「こんなに素数な言葉がある」に見えました。「素敵が素数に見える」、これ密かに理系あるあるだと思うんですがどうですか。
(素敵さ台無し)
いや、ほんと、この曲弾き語りのときは非常に心が切なくなりましたね、
この曲の素数な魅力に僕もやられてしまったようです。
さて、満を持してオリジナル曲「猫とチョコレート」
オリジナル、といってもこれは別に弾き語り用に特別に書き下ろされた、そういった類のものではないらしく、PLainというごーださんの加入しているバンドのオリジナルソングだそうです。
これがまた…高校生…少なくともぼくの知っている高校生のクオリティじゃないんですよ...
猫とチョコレートっていうタイトルからまずツボですね。
カワイイかけるカワイイです。僕がJKだったらカワイイ過多で脳が爆裂して死に至ってました。JKじゃなくてよかった。
この曲で一番好きな歌詞はといいますと、ラストもラストの
「新しい日々 新しい気持ちは まるであの日の猫とチョコレート」
っていう歌詞です。
なんでしょう、とても暖かい歌詞だと思いませんか。
これをバンドバージョンで聴ける日を、今から指折り数えて待ってま...エッ!?
近日PLainさんが出演するライブがあるんですか~!???
まさかそんな都合のいいことあるわけな......
https://twitter.com/vs_sapporo/status/986575393858531329
ウヒャ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(ありました。メンバーが鬼豪華なので、絶対行って損はしないでしょう…!!!)
最後の曲はこれまた選曲が楽しすぎました、「オー・シャンデリゼ」
流石にセンスがよすぎて軽くハゲました。
お客さんで満員になったスタジオ(言い忘れてたんですが今回はスタジオインライブでした)のなかに響く歌声とみんなの手拍子。
くう、これぞ一体感。なんだかぼんやりと揺れる会場が、いとおしくせつなく思えた瞬間でした。
ごーだはやとさんのTwitterはこちらから!みんな、ごーださんのスマホが熱暴走をおこす勢いでフォローしましょう!
ライナーノーツ(英語: liner notes)またはライナーノートとは、音楽レコードや音楽CDのジャケットに付属している冊子等に書かれる解説文をいう[1]。通常はアーティスト本人ではなく音楽ライターやレコーディング関係者などによって執筆される。転じて、それらが記載された冊子自体を指す場合もある。
(Wikipediaより)
さて、ブログの記事として感想をつづっている僕ですが、見方、捉え方、考え方をシフトさせると、これは、この記事はまさしく「Liner Notes」なのではないかと思います。
って仰仰しいこと書いちゃったらまた学術的価値のある文かかなきゃダメですねこりゃ!!!!
じゃやめます!バンド名に絡めておしゃれなこと言おうとしてた僕が見誤ってました!!
だってかっこいいじゃないですか、Liner Notesっていうバンド名。
僕初めて聴いたときすごい気に入りましたもの、というか僕が明日からLiner Notesって名乗ってやろうかと思いましたよ。
「きみ、名前は?」
「ライナーノーツです」
「ハーフ?」
「いえ、純日本人です」
「??????????????????????????」
やっぱやめることにします。Liner Notesの名を冠していいのはLiner Notesさんだけです。
試演奏が終わり、演奏が始まります。
その瞬間僕は自分の知っている曲がどうかを判別するため(というのも僕あんまり邦ロックたくさんしらないんですよね)耳を澄ませるんです。
「新宿は 豪雨」
その瞬間、ビビビっと閃光が迸りました。
ボーカルのそらさんののびやかな歌声。完璧な演奏。疾走感のあるビートが熱の篭った会場を一瞬、それ以上の熱量、振動で解放します。
東京事変さんの作る曲の世界観に、Liner Notesの音楽が乗っかって、輻射された音楽そのものの塊が、一気に会場のボルテージを爆上げさせました。
勢いそのままに、二曲目、クリープハイプの「イノチミジカシコイセヨオトメ」です。
個人的な感想に過ぎませんが、クリープハイプの曲は高校生バンドにおいては女性ボーカルにカバーされることが多いですね。
音域的な問題がまあ、あるのかもしれませんが、やはり映えますね、ハイトーンを基調とした曲群にはパワフルな女性ボーカルがとてもマッチします。
「ピンサロ嬢になりました」
「明日には笑えるやろか」
とても女子高生の歌っていい歌詞じゃないほどトゲのあるものですが、
でもだからこそ異様に映える。
僕はそう思いました。
そしてですね、MC全然考えてきてないと、言っていたにも関わらずほとんど淀みのないMC。楽しかったです!
そうなんですよ、MCが上手いし、メンバー全員がなんだかめちゃめちゃライブ経験あるの感がビシビシ伝わってくるんです。
ギターの弾き方もたんに棒立ちで弾くのではなく、魅せるプレイって感じがしました。
「全く意識してません、なに言ってんすかアンタ」って返信がくるの承知で言ってますよコレ!!!でも無意識だったらなお恐ろしいですね…
僕も魅せるプレイがしたいがために部屋の奥のアコギ引っ張り出してきたんですけど、何故か弦が炸裂してるので使えないこと思い出しました。
しまい直します。
そして、「HE IS MINE」同じくクリープハイプの曲、こちらを演奏し、ラストの曲である
Saucy Dogの「いつか」を〆に持ってきます。
そこでまた、その曲の前にMCをはさんだのですが、なんとそこで次の「くとーてん。」さんと同じ高校のバンドであることが明らかになりました。
これについてはまたあとで補足するのであまり多くは語りませんが、皆様にひとつ覚えていただきましょう。
くとーてん。さんとLiner Notesさんの通う高校、
「あの高校には、怪物バンドが二ついる」
かっこいいキャッチフレーズができました。
是非使ってください、もしこれをご覧の社会人の方いらっしゃいましたら、是非この機会にコレを社是にしちゃいましょう。
たぶん部署内で変なあだ名つけられます。
で、Saucy Dogの「いつか」。やっぱりこれも初めて聴いた曲でありました。
いい曲ですねコレも...なぜバンドマンの皆さんはこんないい曲たくさん知ってるんですかね...どうかしてる...。
見事な演奏で、先輩バンドにあたるくとーてん。さんにバトンパスとなりました。
Liner Notesさんのフォロワーを爆伸びさせたい、この命に代えても、という方はたぶんこちらをクリックしていただければ願いがかなうと思います!
そうじゃない人もフォローしてください。
三日間続いた、「ホーカゴ アウェイク!」も、いよいよラストとなりました。
同じイベントに二回も通う、なんて経験今までの人生でなかったので、新鮮な経験の幕がそろそろ下りようとしていることに、少し寂しい気持ちになります。
熱気に満ち満ちたスタジオの中は次に現れる「傑物」の登場にざわついていました。
何度も言いますが僕は高校生バンドについて全くの素人。
高校生バンドについて詳しく調査したり、足しげくライブに通ったり、そのようなことを全くせずに今まで生きてきたのです。
ですが、TwitterのTLに流れるツイートなどで、「くとーてん。」のその字を何度も見かけたことがあります。
これってすごいことですよね。僕が言うとどうしても(小並感)がぬぐいきれないんですけど、
素人のタイムラインにまで進出してくるバンドって、もうそれはそこまで、多くの人の手によって「いいな」って思われて拡散されてきているってことなんですよ。
最高の音楽に言葉はいらない。
そんなフレーズがありますが、僕は敢えてこう言いたい。
最高の音楽に言葉はいらない。が、最高の音楽は言葉を介して知れ渡る。
僕がブログをこうやって書いている理由の5パーセントくらいはこんな大義名分のもとに立錐しているのです。
アレ????????
俺かっこよくね????????????????
冒頭の文章をラストの記事につなげる伏線回収能力、芯のある、ブログを書くという行為の動機づけ。
これは大変ですね、明日の朝にはもう取材陣が僕の家のまえを取り囲んで
僕のことを「ヨタ口メンバー」だとか囃し立てて帰っていきますよ。そこまで読めました。
もうRの法則には出演しないようにしようと思います。
結論何が言いたいかって、皆さんもライブとか観たら恐れることなく「いいな」を拡散していくことが大切なんじゃないかって話なんです!
こんなクソブログでもまかり通ってしまう幸せなご時世です、みなさんもほんと適当な感想くらいで大丈夫なんで爆拡散しましょ、みんなハッピーになれますよ。
ということで以上本日のライブレポを終わらせていただきます。ありがとうございました。
なんか終わる流れになっててワロタ。
そりゃあんなまじめな文章打ってたらもう〆の流れなんじゃないかってみなさん思いますよね、そりゃ当然です。
でも、まだおいしいものを残しておるじゃあないですか、
そう、ソレが無論「くとーてん。」さん
であるのです。
くとーてん。さんは現高三生のスリーピースバンド。ちなみにくとーてん。のあとの「。」は「句点」と読みます。
ベースボーカルのかわはるさんはパッと見野球部のやさしい兄ちゃん。と、いうか終始野球部の方かと思ってました。すみません。
ガタイがよくて坊主、という二つの厳しい条件を満たされたかわはるさんは、たぶんうちの母(45)の理想の高校生のタイプだと思うんで、よくわからないおばさんに話かけられたらたぶんそれうちの母だと思うんですよね。
先に謝っておきます、すみません。
ギターのやまこうさん。桁違いなギターのクオリティ。
素人目線から見ると、やっぱり「うまい」は「うまい」の域でしかなくて、「どのくらい上手いの?」って尺度が見えないものなのですが、
やまこうさんばかりは違いました。
一目瞭然のクオリティ、技量、音楽に託す想いの熱量がすべて桁違い。
見ていてびりびり感じる熱量、とても痺れました!!
ドラムのらっすぃさん。先ほどのLiner Notesさんのドラムもらっすぃさんでした。
お隣にいた同じく某バンドの某ドラマーさんはしきりに「やばい、上手いなあの人、参考にしよ」と連呼していました。
二年生でこの演奏技術って、この後どこまで化けるのかもう目が離せませんね…!
くとーてん。さんのライブの魅力はズバリ、熱量です。
先ほどから記事でも多用している『熱量』という単語ですが、くとーてん。さんのライブには熱量が充満していると思うのです。
背面ギター、観客の中で早弾きするパフォーマンス、観客への煽り、加速する演奏。
熱量が一点に収縮したり、発散したりする感覚。
ボーカルのかわはるさんのソウルフルな歌声とやまこうさんのコーラスが僕の全身を一心に掴んで離しませんでした。
間違えなくこれからの高校生バンドの上を担っていく、というかそうなってほしい、
とてもとてもとても素晴らしいバンドです。
くとーてん。さん「あらんみー。」という曲です。
Twitterアカウントはこちらから!
ここまでお読みいただきありがとうございます。
私事ですが、このブログでライブレポ(ごっこのような稚文)は三本目となります。ですが、いかんせん文章は上達しないものですね。参った参った。
こうして文章に書いて、少しでも皆さんにとってライブハウスが、ライブがバンドが近いものになればいいなと思っております。
特に、高校生ライブに一度も行った事の無い方!
ライブハウスは存外皆さんから離れてなんていません、好きな友達でも誘って、気軽に訪れてみてはいかがでしょうか。
とかえらそうに語ってますがえらそうに語れる立場ではありませんね全く。
いわば僕もタダの観客の一人。下手の横好きでブログ書いてるだけの輩です。
ライブに行くのに必要なのはただお金くらいのものです、資格なぞいりません。
ほんと、文章じゃ絶対に伝えられてないものが確実にそこには潜んでいるのです。見つけ出してください、自身の手で。
また、このような素晴らしい企画をしてくださったAWAKEさん、本当にありがとうございます。
僕たちが本気でライブに楽しめているのも、かげながらの運営さんの支えあってのことです。ありがとうございます。
特にAWAKEさんは高校生バンド企画の元締め感ありますし、最高のライブを味わうにはまったくもってはずれありません。
ぜひぜひ。
さて、長くなってしまい申し訳ありません。
なんだか珠玉のブログがかけた気がしないでもないので、是非こちらも「爆拡散」よろしくお願いします!
それでは、おやすみなさい。
ありがとうございました。
注1
この記事を書いている人間は、音楽知識ゼロ、音楽経験ゼロ、高校生バンドの知識ゼロの三拍子揃ったゼロ人間です。的外れな発言などなどもしかしたらあるのかもしれませんが、そこはそーっと目を瞑っていただければ幸いです。
注2
この記事は、単なる感想文、ドがつく素人の単なる感想文であり、批評だとか評価なんてものではありません。
本当にステキな演奏、ライブがあって、参戦してよかったなあ~っていうそれだけの文章ですので、よろしくお願いします...。
先月、人生で初めて高校生ライブというものに参戦してから、早くも一ヶ月の時が流れた。高校生ライブ、というものを観たことがなかった僕は、目の前に広がる鮮烈な青春とロックに圧倒された。
もう一度行きたい、まだまだ知らないバンドが無数にある。もっともっと聴きたい、知りたい。と、少女マンガの主人公バリの思いを抱いていたのだが、
それからはや一ヶ月の時間が過ぎ去った。
風邪をひいたり、所持金が500円を切ったり、唐突に家族行楽の予定が入ったりして、いくつものライブが僕の脇を通り過ぎていった。
が、しかし。
本日、ついにその人間の屑のごとき有言無実行に終止符が打たれたのである。
今日は、こちらのライブにお邪魔させていただいた。
それというのは、『ホーカゴ アウェイク!』さんである。
この会場に至るまで紆余曲折あり、数十分開演に遅刻してしまったためトップバッターのSPRITさんを聴くことができなかったのが無念でたまらないが、
しかしまた総じて痺れるくらい最高のライブ・企画だったことは言うまでも無い。
出演バンド全てが僕にとってははじめましてのバンドであったが、グググッと心をわしづかみにされてしまっている。
とにもかくにも前置きはここまでにして、どんなにこのライブが最高のものであったか、筆を進めていくことにしようと、思う。
こういった複数のバンドによる企画では、当然のことながら、バンドとバンドの転換の時間というものがある、単に移動をするだけでなく、音響機器などの調整を行ったり、チューニングをしたり…
その時間帯というのは、べつにライブとしての演奏が始まってるわけでもないから、基本的に、
本来ならばこちらとしては「ひまだなー」程度の時間で過ぎていくはずなのである。
本来ならば、そんな「ひまだなー」程度の時間で過ぎていってもなんの差し支えもないはずなのである。
しかしFly→Dさんはそれを許してくれなかったのです。
いや、別に「何が暇だ串刺しにするぞ」「ひまだなーとか言うな口に雑巾詰めるぞ」みたいな暴力を働いてきたわけでは一切無く、
ただひたすらに試運転の質が鬼なんです。
ざわざわと各々が友達と喋ったり、スマートフォンとにらめっこしたりする中を、貫くようなボーカルの歌声。
MAXのボリュームで、直接観客の肺腑を揺さぶる感覚。ちょっと危なげで、でも確かな芯と声がそこにある。
感情が濃縮された歌声が、一瞬で会場内をある種の驚嘆の渦に巻き込みました。
ほんっとすごかったです。その声、その歌い方、いくらで売ってくれますかね…。
で、ここまで書いて思い出したんですけどまだライブは始まってなかった。
と、いうか、あの時も同じ感覚に襲われましたね、始まってはいないのに、もうすでに「始まっている」んじゃないか、という感覚。
正直なに言ってるか文面だけじゃ一ミリもわかんないかもしれませんが、
きっと観ればわかる、その筈です。
そして、満を持して始まった一曲目。
僕の記憶と知識が正しければ、一曲目はリーガルリリーの『リッケンバッカー』だったはずです。
が、この曲めちゃめちゃいいですね。
僕初めて聴いたんですよ、恥ずかしながらこのライブのFly→Dさんの演奏で初めて耳にしました。
これがまたFly→Dさんの雰囲気にベストマッチしていてたまりませんでした。
先ほどからもうドハマりしているのが、「おんがくも 人をころす」というフレーズ。これがボーカルのキウイさんの歌い方で一層毒とするどさを増しているのです。最&高。
あと、女性のドラマーをあんまり見たことがなかったので、めっちゃかっこよかったですね。しかも鬼のごとく上手いのがまた...ため息の出るところです、ちょっと分けてもらえませんかね、その能力。人助けだと思って…。
楽器を演奏する女性ってめちゃかっこよいですよね。
しかも上手いとなお一層かっこいい。
よってガールズバンドであるFly→Dさんはめっちゃか
ん???
ちょっと待って?
違った。
ガールズバンド+熊だった。
冷静に考えて熊がベース超絶技巧で演奏してるって相当シュールな状況なんですけど、ベースの熊 さんとてもグルーヴィーでステキでした!!
そして二曲目。コレがオリジナル曲にあたるのだけれど、実はまだタイトルが未定ということだそうで、そのことをしっかり伝えたうえで「曲のタイトルをつけてくれる人いたらご一報ください」とMCしてから演奏されました。
なんかいいタイトル思いついた方がいれば、Fly→Dさんに連絡してみてはいかがでしょうか。ちなみに僕は全く思いつきませんでした。
この曲で特に印象的だったのが、個人的にイントロと間奏の随所に入る、物寂しげなキーボードのフレーズ。
(前述の通り僕音楽知識果てしなくゼロなので間違えてたら訂正してください)
あと、夏をテーマにした曲、でアップテンポなのに歌詞が一筋縄じゃいかない雰囲気で、心惹かれるもの盛りだくさんでした。
とくに印象に残ったのはやはり、ラスト曲のサカナクションの『新宝島』です。
この曲はわけあってかなり思い入れの深い曲なので、まさに俺得状態でしたね。
この曲は何から何まで楽しい。もう音楽界の戦国BASARAです。
…たとえがあまりにも貧弱すぎたので一旦訂正します。
これは音楽界の真・三国無双です。
サビはもちろんのこと、イントロ、Aメロ(たぶんこの曲にBメロないからAメロって正しいのかわかんないけど)、押しなべて無双状態。
滲む汗が滴るくらいまでに思いっきり盛り上がらせていただきました。
しかしこの曲で僕がすきなのが(ついに主観になってしまったが気にしない)、何を隠そうアウトロのあの圧倒的終幕感なんですよね、わかります?わかりません?
わかる方とは美味い酒が飲めそうな気がするんですけど、それはまあ置いといて...。
この新宝島をラストに持ってきたFly→Dさんは天才なんじゃないかと。
僕は最後にそう言いたい。
そしてそんなFly→D(ふらいでぃー)さんのアカウントがこちら!!
ちなみに200人目のフォロワーは僕です。
ほとんど知っている方々で構成されているバンドなのだけれど、普段は違うバンドで活躍している姿しか見かけていなかったため、なんだかとても新鮮な気持ちを覚えたのがこのバンド。
ホーカゴ!アウェイクのポスターを見てくだされば一目瞭然だと思うのだけれど、
明らかに人間じゃねえ画像が紛れ込んでいるのだ。
周りが各メンバーの集合写真で固めてきているところに、ひときわ異彩を放つこのアー写。
いやそもそもアー写ってアーティスト写真の略だから、これをアー写って呼んでいいのか?って議論から始まるところなんだけれど、そんなことから始めたらそろそろスクロールする指が折れてしまうほどになってしまうから、このところで話を一旦切ろう。
と、いうわけである種のワクワクを抱いて向かったHotchPotchさんの演奏。
心待ちにしていた分だけ、
しっかりと最高の演奏で返してくれるのがHotchPotchさんの末恐ろしいところです。本当に...。
と、いうわけで一曲目がたしかクリープハイプさんの『憂、燦燦』でした。
この曲どっかで聴いたことあるなあ~、と思ったら実は先ほどのFly→Dさんとダダかぶりしちゃったという事案でした。
が、これまた素晴らしい演奏でした。
同じ日に、ハイレベルで、また違った個性をもつ二つの『憂、燦燦』を聴くことができたのはまさに僥倖というものですね…
イントロのギターのサウンドが醸し出す世界観は素晴らしく、一瞬でHotch Potchの演奏に吸い込まれていく、心地よい感覚がしました。
もう、メンバーの演奏力もすごいんですよ、こんなド素人が手放しにすごいの一言で片付けちゃだめだと思うんですが、やっぱとにかくすごいんです。
僕が個人的に推してるのがれもしゃさんです...あの、全身を使って演奏する姿が、もうほんっとうにツボですね!
ほんとこのHotch Potchの憂、燦燦、素晴らしかったです。
尾崎世界観どころの騒ぎではありません、まさにおでん世界観です。
(言いたすぎた)
二曲目が確か、東京事変の『透明人間』です。
正直生半可じゃないです、あのクオリティは。本当にやばいのです。
まず元曲の透明人間。恥ずかしながら僕は今回ではじめて聴いたんですが、これがもう、ツボにハマってしまいました。
誰ですかこの曲選曲したメンバーは!出てきなさい。
ドラムのもとじーさんが演奏前に「手拍子が盛り上がる曲」と言っていた理由がいまならわかります。
ああ~、もう一回、もう一回Hotch Potchの透明人間が聴きたいです。
美しい和音がキーボードから奏でられる、胸が躍るあの体験、是非皆様にも味わっていただきたい!ぜひ!
そして三曲目。どんどんいきますよ。
ポルカドットスティングレイの『テレキャスター・ストライプ』。
この曲、最近ポルカにはまり始めていた僕にとってはベスト・タイムリーな曲でした。
だから散々暴れさせていただきましたヒャッホウ!
で勝手な憶測も過ぎる勝手な憶測なんですけど、この曲弾くのたぶん難しいと思うんですよ。たぶん。
でも、それを事もなげに演奏してのけてるメンバーの皆さんがすごすぎる。
なんだその指の動きは…ギターってなんなんだ(哲学)
四曲目、『おやすみ泣き声、さよなら歌姫』です。
この曲は急遽やることを決定したそうで、一番のみの演奏でした。
この曲はですね、僕が初めて高校生ライブに行ったときに同じくあーりんさんが歌っていて、それがとても脳裏に焼きついていて、まさに思い出の一曲なのです。
・・・っコレなんですけど。
…どう考えても完全に好き勝手な宣伝です、本当にありがとうございました。
メンバーに若干の差異はあれど、また同じように、この曲をライブで聴くことができて、僕は本当に感無量…でした。
最後の曲。チャットモンチーの『ハナノユメ』
イントロのドラムから、駆け抜けるギターの音。個人的にこの曲はドラムがアホほど楽しそうな曲だなあ、と思いました。
少なくともドラムの刻むリズムに合わせて飛んだり跳ねたりするのはかなーーり楽しかった、それだけはいえます。
いわばトリ、であるこのHotch Potchさんのライブ。壁にかかる時計をちらりと見ると、もうこの曲が最後なんだなあ、とはっと気付いて、妙に寂しくなりました。
ハナノユメ、ぼくはこの曲がとても好きです。
特に、この詞、薄い紙で指を切って 赤い赤い血が滲む これっぽっちの刃で痛い痛い指の先、というフレーズ。
この曲について書いているわけじゃないので割愛しますが、
好きな曲をライブハウスで、自分じゃない誰かがいいなって思って演奏する。
そんなめぐり合わせがとてもステキに思えるのでした。
ほっちぽっち、と読みます。Hotch PotchさんのTwitterはこちら。
拙文稚文は毎度のことながら、今回は遅筆。しかし、こんな記事をここまで読んでくださった皆様に感謝いたします。
また、掲載の許可をくださった各バンドの方々、またこんなステキなライブを企画していただいたAWAKEさん、すべての方々に感謝いたします。
放課後にライブに行く。
それはゆるやかな日常から、急勾配の非日常へとなだれ込む、存外不思議なイベントなのです。
われわれにあって、数年後のわれわれに確実にないもの。
恋はあるかもしれない、わくわくだってあるかもしれない。
でも、放課後は確実に無いのです。
ワイシャツが汗びっしょりになるまで放課後のライブで騒ぐ、なんて、本当に本当に稀有な経験の一部なのです。
行けば、わかるといいますが、
行かなくても少し行く気になる人が増えればな、そう思い、ぼくは長々とこうして文章をつづった訳なのです。
それではまた、いずれどこかで観たライブを、こんな感じで拙文に起こしておこうと思います。
拙文稚文失礼致しました。
ありがとうございました。
高校生バンド、ライブの企画をたくさん行っているAWAKEさんのTwitterはコチラです。
企画するライブはきっとどれも皆さんの琴線に触れるものばかりでしょう、機会をつくって赴いてみてはいかがでしょうか?
注意1
コレを書いてるのは音楽を演奏するのも聴くのも半人前どころかゼロ人前のロクデモナイ人間です。批評や評価なんて大それたものでもなければ宣伝や啓発なんて仰々しいものでもありません!
本当にロクデモナイ奴が素敵なバンドに出会えて嬉しかったよっていうのをただただ綴ってるだけです。よしなに...。
注意2
あと、高校生バンドの知識、音楽の知識などはほとんどゼロに等しく、九割主観どころか十割主観です。また各バンドについての知識もほぼほぼ現地調達です、間違えあったらドラムスティックで僕の頭をたたく前にやさしく訂正していただければ幸いです。
僕の今朝の起床時刻は朝六時である。現在こうしてパソコンに向かって文字をポチポチ打ち込んでいるのが、夜の十時半。この十六時間のあいだに、僕の中で何かが変わった気がする、そう思える、思わせてくれるような濃密な一日だった(特に僕の鼓膜が変わった)。
ライブの話をしよう。
Zepp Sapporoで今や話題のアーティストとして名を連ねるWANIMAが大量のファンを抱えてライブを催すそのたった数十メートルのところで開かれたHIGH SCHOOL BOOGIEという、高校生バンドの企画があり、
教科書販売で札幌駅に来たはいいものの手持ち無沙汰で死にかけていた僕は、即日で先輩と参戦することに決めた。
最初こそ「暇が潰れればいいなあ」程度のクソみたいな心構えでライブハウスに向かっていたのだがこれがもう…
帰るときにはその心持が180度回転させられていて、これまた自分でもびっくりしている。「暇がなくてもお金さえ無くてもまたいきたい」とさえ思っているのである。
僕はいま、「高校生バンドにお金と時間をかけるのにメリットあんの?」とか、未体験のまま燻っている人々を根絶するため…とかそんな大層な考えをもってこの文章を書いているワケではない。
ただただ素敵なバンドが僕に感動と興奮を与えてくれました、こんな世界があるなんて知りませんでした、ってのを言いたいだけなのだ。
というわけで前置きも長くなったし書いてる僕自身早く素敵なバンドさんの感想をこの場所に残しておきたくなったので、そろそろ筆を進めていくことにしようと思う。
Gt.Vo.、Ba.、Dr.、Key.の4ピースバンド、トップバッター!
等価交換というオリジナルソングがめっっちゃくちゃツボです。なんでしたっけ、頭が悪いのでうろ覚えで非常に申し訳ないのですが、
「なんでも応じるから だからなんでも答えてよ」みたいな、僕は君になんでも捧げられちゃうけれど、君はそうじゃないっていう…歪な解釈ですみません。
本当になんでしょう、胸の奥がキュッとなる…いや違いますね、喉仏がキュッとなる
んですよね(したり顔)
等価交換激推しです。歌詞カードを右脳に埋め込みたいくらいです。
三曲目の「十五夜」もファンタジックな世界観と圧倒的これだ感でいっぱいでした。吸血鬼と人間の恋、というテーマで描かれた世界が頭の中で切なく広がります。何回でも聴きたい…じっくり死ぬまで聴きたい…
そしてキーボードがバリおしゃれなのです。もう、楽器の演奏が「メリーさんのひつじ」で止まってる僕からしたら、ステージの上はマジで異次元ですよ。うかつに演奏技術が高い、とかいえませんからね、言える立場じゃないから。
いや、こんな人間がライブのレポ的なもの書いていいのか?ってやっぱり思ったんですけど、もうここまで来たのでかきます。
あと、ボーカルの声がなかなか癖になります。MCが苦手、とおっしゃられていましたがトーク面白かったです。ほんとうに。
もうのどぼとけ。さんにガッチリハマった次第であります。
総評として、僕が完全なる主観で今考えたのが、「ファンタジックでちょっとミステリアスなback number」といったキャッチコピーでございます。異論は認めます。
余談ですが演奏終了時に即ツイッターフォローしたらちょっと目を離してる隙にフォロバされてました。
早すぎませんかね?
サインくださいのどぼとけ。さんのTwitterはこちら!
透き通る声とそれにマッチした曲!
そしてなぜだか解らないけれどJam Canvasと君も余事象以外に名前を知っていたバンドさん!
歌が物凄く上手くて声が綺麗で、これで死んだじいちゃんの霊も無事現世から成仏できたんじゃないかなあと思います、ありがとうございます。
さて、死んだじいちゃんの霊はともかくとして、僕バンドの演奏見ながら、
「このライブってやっぱ二年生以上しかいないのかなあ」
って考えてたんですよ、技術も高いし、すごいなあ、と。
で、MC入った時、「全員一年生…新二年生で構成されてます」的なこと言われて、しばらく目が点になりました。
しかも学校名明かされて、よく考えると頭よかったりするし・・・!!
なんなん!!!!ポテンシャルお化けじゃないですか!!!
と、いうことでこちらもまたうるおぼえ情報なのですが、
4月2日旭ヶ丘高校のライブが行われるようですので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか!
NoNameさんのアカウントはこちら!
バンド名が超ツボで、声に出して読みたい日本語百選にいずれ選ばれてほしいと思っています。かっこよくないですか、君も余事象って。なんかめちゃめちゃメッセージこもってそうですよね。コレについてはマジで勝手な憶測なんですけど。メッセージ性ありますよね(無かったら死のう)。
先述の通り僕割りとアホなので曲目とかポーンってとんでっちゃうんですけど、公式Twitterのほうでセトリが出ていたのでちゃんとレポートできますありがとうございます。
そんな親切でステキな君も余事象さんのTwitterはこちらから。(媚を売る)
まずシンプルに一曲目の「真赤」がステキ。ボーカルのなかやさんの声とマッチしていてとても沁みました。
そしてあーりんさん歌が上手すぎる。たぶんなんか喉が覚醒する泉の湧き水みたいなの飲んだことありません? ない? ああー…。
「おやすみ泣き声、さよなら歌姫」で謎の鳥肌立っちゃいましたからね。凄すぎた・・・。
そしてMCが非常に秀逸、おでんさんイジリと客イジリしてるときめっちゃ楽しそうなんですよ。癖になりますね、あのメンバー紹介。
で、
僕忘れてませんからね。
いけせなさんのこと。
「いけせなはカワイイ系なんで」って紹介された直後彼ドラムドドドドやってましたからね。
びっくりですよ、かっこよすぎますよ流石に。
チューニングタイムのドラムソロ子守唄にしたいくらい好きでした。僕に家族ができたら雇うのでやっていただけますかね?
あと、ギター、ベース、ドラムの三種の神器を使いこなせるらしいのでもう、「俺が余事象」てな感じで一人バンド組めるんじゃないでしょうか。
そして、最後にバチコーンと持ってきたのがRADWIMPSの「会心の一撃」。
これは卑怯ですよ、テンションあがらないわけが無いじゃないですか。僕会心の一撃めちゃめちゃ好きなので、もう俺得、みたいな感じです。
とにかく高い演奏技術と個性豊かなメンバーの君も余事象、最高でした!
とにかくヤバかった。かっこよすぎる。
僕普段はポップロックとかオルタナロックばっかり聴いていて、あんまりラウドロックのイメージがつかなかったんですけれど、コレを機に聴いてみたい!と強く思うようになりました、というか、EQUiNOXさんの演奏聴いたら聴かないわけにいかなくなります。本当に刺激的でした。
すっごい小学生並みの感想で申し訳ないんですけれど、まずみんな服が黒いんですよ。
…ちょっとアホすぎる文面なんで補足するんですけど。
登場の際だんだんだんだん幕があがってそこからメンバーの姿が現れていくんですけど、姿が見えた瞬間ある種の覇気すら感じました。
そしてデスボイス、シャウト!
鼓動を打つドラム、ベース、ギター!!!
心臓のペースをわしづかみにされるようなあの感覚はきっとこの先も忘れないと思います。痺れましたね。鼓動がドクンドクン揺らされるあの感覚。
そしてベースとギターのプレイが最高にカッコいいんです。
女子のハートを破壊するために生まれてきたんですかね、チートじゃないすかそんなん。「ラウドロックなんて無理、ふえぇ」とか食わず嫌いする暇あったらライブハウスに急ぎましょう。たぶん帰りにはバッチリハマってますから。
あと、個人的に
「どうもSiMでーす、うそでーす」
がめっちゃ好きなんでSiMのコピーするときそれやってください。
たぶん人類みんなハッピーです。
おかしくなるくらいカッコいいEQUiNOXさんのアカウント。
追伸:最初読み方解らなくて「ウニエックス」って読んじゃって本当にすみませんでした。
追伸その2:EQUiNOXさんに次会えるのは4/26 AWAKE!×TRiFOLiUMだそうです!気になった方は上の公式アカウントからアクセス!!
結成からすぐくらいに名前は知っていたしアカウントもフォローしていたのだけれど、ついぞ見にいけていなかったバンド。今回でその悲願を果たすこともできました。
単刀直入に言うと、すっごい楽しかったです。
想像の何万倍も跳ねた、手をたたいた、ふくらはぎが超痛い!!!
センター、どセンターのド真ん前でわちゃわちゃしてたので距離がめちゃめちゃ近くてすっごい臨場感でありました。
もう、演奏が上手くて上手くて。
ドラム、ベース、ギター、全部全部惚れるくらいかっこよかったです。特に推しがギターですね、あの「魅せる」ギターは唯一無二です。本当にハマりました。
「ふっかつのじゅもん」がかなり爆発しましたね、「ハイ!ハイ!」って手を振りながら叫ぶのがこんなにも楽しいことだとは…!
間奏とことんめっちゃカッコよかった…。
あと、オリジナルソングの「Roll!!」大好きです。
「回る回る世界」ってフレーズあったじゃないですか(難聴なので聴き間違えてるかもしれません)、僕そのフレーズかなり頭に残ってます。キャッチーですよね、やっぱり。だからジャムキャンさんがCD出すときはCDの帯にそのフレーズ載せといてほしいと思います。
前回のライブでは僕の好きなUNISON SQUARE GARDENの場違いハミングバードやってたらしく、それめっちゃ聴きたかったですね。これからジャムキャン逃さず参加して絶対聴いてこうと思いました!!!
あとドラムの方がTwitterで「キルツェの螺旋はもう二度とやらん」的なことつぶやいていたんですが全然聴きたいのでまた聴かせてください!!!
次回のライブは4/29 Style Sさんで、とのこと!Jam Canvasさんのアカウントはこちら!
Jam Canvasさんの演奏も終了し、この夢みたいに楽しい時間もあと一組で幕引きか、と寂しい思いで会場を名残惜しく見渡してみると
なんか会場の雰囲気が違うんですよ。思い過ごしじゃなくて、なんかみんなソワソワしているというか、ワクワクしているというか。
最初にも書いたとおり、僕高校生バンドの知識も皆無なんですよ。よくそれでライブ来たなってくらい。
それで隣にいる先輩とお話したところ「ウメイロは本当にやばい」とのこと。
試しに「大王的な…?」と訊いてみたら「そんな感じ」との返答をいただきましたので、ウメイロさんは大王、そういう認識で余生を生きていくことに決めました。
そして渦のような会場のムードの中、始まった演奏に観客のボルテージも沸騰です。
いくらなんでも素敵すぎた。最初ずっと
「大学生やんけ!高校生ライブで大学生出てくるのは恐竜じゃんそれは」とか二重で意味不明なこと考えていたんですけど違いました高校生でした。
いやそれはそれで鬼なんですけれど。
ビックリするくらい最高でしたね、ウメイロさん。まさしく大王。圧巻でした。
アレってもしかしてもしかすると全部オリジナルなんですかね?オリジナルのクオリティじゃないですよアレは。
とくに印象深かった曲が「最終駅」です。
イントロとサビが交互に頭のなかで未だにループしてます。中毒性高いですね、最終駅…。
あの、この曲サビで手を大きく振るんですよね、左右に。会場全体がそのアクションで包まれるんです。
そのとき、「あぁいいなあ、ライブってこんなにも楽しいんだなあ」と強く感じました。それと同時に寂しくなっちゃいましたね。
MCで「絶対に後悔させない」と宣言されていた通り、僕は後悔どころかきっと一生忘れられないライブになったなあと思います。
また聴きたいし何度だって聴きたい。僕はもうウメイロさんのファンになりました。
大王ウメイロさんのTwitterはこちらから。次回は4/2に自主企画「梅色に染まって」で会えるみたいです!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
こんなド素人もはなはだしい男が、完全主観で、しかもろくに知識もなしで土足で踏み込んでいってしまった気がして各方面から盛大にバッシングされそうでめっちゃ怖いんですけど、
快くブログに載せることを許諾していただいたバンドの方々本当にありがとうございました。
いや、本当にこんなド素人がたいしたものでもない感想文かいてしまってすみません。
読者の皆様、実際はこんな稚拙な文章で表しきれてないだけでこの四万倍は最高だからな!!絶対行けよ!!!
高校生バンドというのは紛れも無い青春の形であり、クソまぶしいのです。
「高校生?同年代にお金払えないわ」なんてイキってないでいったん行ってみてから考えても遅くないと思います。
彼らはいつでもライブハウスで待っています。
あとは僕らが向かうだけです。
あと大抵のところじゃ高校生割引もやってるしね!!!!!
五百円であんな最高の体験ができるとか、これ以上コスパのいいエンタメってあるんですかね?
いや、そうそう無いですね。
うん、無いってことにしておきます。
異論は認めません。
てなわけで3.30 HIGH SCHOOL BOOGIEライブレポでした。
拙文稚文大変失礼いたしました。
先日ユニバーサルスタジオジャパンに行ったのは何日か前の記事で記したとおりである。
そこは流石日本一、二を争うテーマパークで、まさに異世界がそこに顕現していたと思った。
ゆけどもゆけども見えるのはアメリカンな街並み。
美術スタッフは日本に何か恨みがあるのか?と疑ってしまいたくなるような徹底的な世界観の構築に、息を呑み、感嘆した経験があるのはむろん僕だけのことじゃないだろう。
その拘りはマジで常軌を逸していて、たとえばニューヨークシティ(だったっけ?)のアスファルトにヒビが入っているのだが、公式のガイドさんによるところでは
「そのヒビは風化でできたものではなく、美術スタッフがわざとヒビを入れました。
舗装された直後のアスファルトはつるつるしていますが、これをザラザラになるまで加工したんですね」
半端ない。
また、インフラ整備に必要不可欠なマンホールであるが、その蓋にさえも大阪府のマークを刻むことを許さず
「NY」
とか
「San Francisco」
とか刻んでみる始末。
お前は大阪府に親を殺されたのか!と一喝したくなる(一喝したくなったことはない)
とかくそのプロフェショナル全開の世界づくりに圧倒され、パシャパシャ写真を撮ってインスタグラムに毎秒単位で投稿するインスタグラマーになりかけたのだが、中でも僕の心が躍ったのは、むろんハリーポッターのところである。
作中に登場するホグズミード村がモチーフになっていて、その街並みはマジで大阪府のソレではない。
ためしにバーソロミューくまに麦わらの一味が飛ばされたのと同じ技でユニバのホグズミード村まで飛ばされてみろ。
「アレ?ロンドンまで来た?」
となって一瞬で絶望して近くにあったバタービールで溺死したくなること間違いなしだ。
それほどまでに不可能と思われていた魔法の世界を再現したのだが、中でも嬉しいのが魔法の世界のお菓子の再現である。
みなさんも友人がユニバ帰りにこれみよがしに百味ビーンズを持ってきて食わせる悪魔の所業のようなことをする姿を1度は目にしたことがあるだろう。
「エ?何味何味???」
「うーん…………フッ化水素酸?」
みたいなやりとりを目にしたことがあるだろう。
ないと言ったやつはアズカバン送りだ。
ともあれ、魔法の世界で登場するこの百味ビーンズや、バタービール、杖(4500円)、ローブ(8500円~くらいだった)などが完全再現されていて、ハリポタファンの僕なんか店員にアバダ・ケダブラしてその隙にすべての品物をアクシオしたくなってしまった。
(意識高い系みたいな文章)
そして僕がこの度心惹かれて購入した品の一つが
蛙チョコレートである。
一応説明を挟んでおくと、
蛙チョコレートとはこのようなものである。
蛙チョコレート 【Chocolate Frog】
蛙の形をしたチョコレート。有名な魔法使いや魔女の写真のついたカードがおまけについている。
(引用元:ハリーポッター大事典Ⅱ 寺島久美子 著)
どうだろう。
著名な魔法使いのカードがつくし、チョコレートはつくし、もういいことづくしである。
僕は喜び勇んで購入した。
(1600円)
そしていま、僕の元に食べかけのカエルチョコがある。
一つ言わせてもらおう。
蛙チョコレートのお陰で、忘れていた本当の“食事”というものを思い出すことが出来た。
以上である。
冗談だ。
しかし、本当の食事を思い出すことができた、のは全くの率直な感想だ。
まず蛙チョコレートは先ほどの画像ではわからないくらい割とでかい。
いまは食べかけなので(ちょっと汚いので)写真に載せられないが、参考としてお伝えすれば
ペットボトルキャップ4×4×1.5くらいのサイズ感である。
試していただいただろうか、これがまるまる160g1個ズシンと入っているのだ。
おかしいだろ。
また、密度もえげつないことになっているため、食べ始めた時、柔らかいチョコを想像してかぶりついた僕の前歯は
正直砕けるかと思った。
北国育ちの君たちならわかるかもしれないが(ロードヒーティングの使い手はアズカバン送りだ)、もう地面のところで完全に固まった地盤の氷…みたいなのがあるじゃないか。伝わっただろうか。
とにかく、地盤として固まってしまったあの分厚い氷。
あれをプラスチック製のスコップでガンガン叩いて崩そうとしてる感覚
カエルチョコを柔らかいと思ってかぶりつく行為はだいたいソレに近い。
そこで歯が砕ける思いをした僕はこう思った。
「蛙が俺より強い訳では無い。
ここは自然界なのだ。
殺らなきゃ殺られる。
油断してはいけない。」
コレがチョコを食った感想だろうか?
否、サバンナにおける藤岡弘、である。
その後フォークで削り落として食べようとしたりしたが、頑丈すぎてチョコの削りカスみたいなのが机に散乱したり、
もうどうにでもなれ!と思って一思いにかぶりついたらやっぱり前歯が砕けかけたりした。
しかし、蛙チョコレートのウリはチョコレートではない。
蛙チョコレートの本質は魔法使いのカードにあるのだ。
僕は忘れていた箱の底にそっと手を伸ばす──。
来い…ダンブルドア…!!!!!
……。
蛙チョコレートはミルクチョコレート風味で、固さを別にすればメチャメチャ美味い。
ユニバーサルスタジオジャパンは卒業旅行にメチャメチャオススメである。
さようなら。