注意
僕がやろうとしているのは、楽しいライブが楽しかったよ。ただの一日が特別な一日になったよっていうことを文字に起こしているだけです。そしてもっと多くのひとにライブの楽しさを知ってほしいし来て欲しいと思ったから文字にしているだけなんです。
ただそれを音楽に関しての素人が書いているものですから、またとんでもない勘違いなど起こしている可能性があるものです。
でも、先述の通り僕はいいライブといいバンドを伝えたいだけで、それ以外になんの他意もありません。
気軽にぽへ~(←かわいい)っと読んでください。で、来てないやつは来てください。
10時間。
この10時間で世界は大きく変わった、わけじゃない。
この10時間でこの街から悲しい思いをしているひとが減った、わけじゃない。
この10時間で生活が毎日豊かになった、わけじゃない。
この10時間で…。
10時間10時間うるせえな、ところで10時間って早口で言ったら自由時間に聞こえるよね、ってことは今本筋とは全く関係ないのだ。なんで書いたんだろう。
今回は、「AWAKE! SUMMER -2018-」という夏の高校生ロックイベントに参戦させていただいた。
場所は狸小路の(あるいは、狸小路に程近い)3つのライブハウス。時は7月31日。俗に言う、腐った言い方で言うと「平成最後の七月」の最後の日である。やっぱりなんかしょうもなく聞こえるね。
で、場合は…場合ってなんだろう。
まあ時・場所、と来たら場合なんだから場合か。
場合。
ひとまずめちゃめちゃ暑かった。
こんなに暑かったんだからさぞ最高気温は30度回ったりとかしてるんでしょうね、って思って調べてみたら最高気温26度とか言われた。
殺すぞ。なんであんなに暑かったんだ。
まあ、いいや。
話したいのは当時の気候の状況なんかについてじゃない。し、本気でソレが知りたくてこのブログに来ている奴、お前はもう大間違えだ。どうかしてる。グーグルとかで調べなさい。
自分語りをさせていただくと、
このAWAKE! SUMMERより以前に、
僕の経験したことのある高校生バンドのライブはたった三回である。たったの三回だ。
それでも僕は沢山のいいバンドを知れたし、同時に沢山のいいバンドをまだまだ全然知らないということも実感できた。
それは結構非日常的な経験だ。自分の生息範囲を少しだけ飛び出して、会ったこともない同い年くらいの人たちの演奏を肌でかんじる。
なんだか素敵な気がする。
高校生っていうのがとても大きいところだ。高校生バンドのライブは同じ高校生であればチケ代が安いことが多い。だから、数回ライブ我慢すれば、普通より少し高めの大人のバンドのライブにもいけちゃうのだ。
でも先述の通り、「大人ではなく、高校生」というところがとても大きいと感じる。
同い年くらいの人間、が、どう考えても同い年とは思えない演奏で僕らを潰しにかかる。
やっぱり、限られた時間の中で輝く者はより一層まぶしく見える。
今回のフェス、AWAKE! SUMMER -2018-は出演者全員がそんな輝かしい高校生のみで構成されたフェスである。
夏休み前半や、七月の終わりということもあり、この時期はけっこうあわただしかったりする。
何せ僕たちは高校生だ。就職、進学…進路のことも考えなきゃいけない。
そういった理由で今回のライブを最後に解散してしまうバンドだってたくさんあった。
だからこそ高校生バンドってのはイイ。
卒業するから、進路が違うからっていう理由で泣く泣く解散するバンド。
最高に輝いている。なんか卒業式の送辞みたいになってきた。
ひとまず、高校生バンドっていうのは同年代の人間から見ても大変に刺激を受けるものだし、大人の成熟したバンドとはある種違った魅力、そして絶対に模倣することのできない限定的な魅力があるわけなのだ。
そんな高校生バンドがこんなに沢山、そしてこんなに豪華なメンバーが集結したフェスなんて、なかなか例を見ない。
主催のもえぎさんは本当に恐ろしい。一体どうやってこんなに錚々たる顔ぶれをそろえたんだろう。
この場を借りてお礼したい。最高のフェスをありがとうございます。
来てない人が置いてけぼりになってるな、このライブレポ。
来てない人に魅力を伝えつつ、来た人と一緒に懐かしむためのレポがこちらとなっている。で、あとは適当なことを書きまくるだけだ。
今日のフェスにはスガシカオ来ました~~~~~~!!!!
うそで~~~~すwwwwwww
じゃ、ほんへです。
ということで炎天下。朝から気温が馬鹿みたいに高い。朝九時くらいに急いで家を出たのだが、めちゃくちゃ暑い。
行きの電車でポカリ一本飲み干したくらいだ、ほんと熱中症には気をつけて。あとタオル持ってって。僕は忘れました。フェスのときは準備ちゃんとしようね。
で、なんやかんやあってSound lab moleさんに到着。
実はモールに来たのは初めてである。すっげえニワカ。
「え~?moleにも行ったこと無いの~?moleに行ったことがなくて許されるのは小学生までだよね~」
って言わないで。もとよりそういうスタンスでライブレポやってるから。
リハーサルの歌声や今か今かと立ち並ぶお客さんの列を見て、僕の期待もおのずと高まるのだった…
(完)
今回のライブであるアウェイク。さっきも言ったかも知れないけれど、実は今回の「AWAKE! SUMMER -2018-」は、サーキット形式で行われているライブイベントである。
すげえよな、マジで。
タイテ見てもらえばわかるんだけど、これかなりすごい。三会場で、同時進行で、全30バンドくらいをまとめて運営する。で、運営さえも高校生がやってる。すごいよね、ホント。
また話それたから戻すけれど、とりあえず今回のライブはサーキット制。
それが意味するところ、それ即ち…
見たいバンドがめっちゃ被る。
あと、めっちゃ動く。
僕は曲がりなりにもライブレポーターなので、なるべく多くのバンドを見たい!
沢山の音楽に触れていたい!ので!
今回のライブレポは僕の動いた軌跡(ドタバタ加減)もサーキットの雰囲気とセットでお楽しみいただければ幸いです。サーキットってこんな感じですよ。大嘘。
① i skRE:amさん
PLainのメンバーからの諸注意を含むオープニングが終了し、いよいよAWAKE! SUMMERの開幕となりました。
して、トップバッターはi skRE:amさん。まさにこの夏に相応しいバンド名でございます。
i skRE:amって美味しいですよね。i skRE:am...
i skRE:...is.....
ちょっと待って?
あの、これ毎回i skRE:amって打つんですか?
いや、この表記の仕方結構好きだしお洒落だなあと思うんですが、Shiftキー押したり離したりしないといけないのいささか大変なんですけど…。
クソ、お洒落なスペルだからって…お洒落なスペルだからって…。
このあと書くんですけどこのバンド度肝抜かれるくらい、トップバッターとして相応しいレベルの高さで。ほんと、もう凄かったんです。
でもshiftキーはもう押したくない!
この怒りのやり場(クソ理不尽)を捜し求め、僕が行きついた先は
ノルウェー語なんですね。
いやほんとすみません。でも考え付いたらもう手が止まらなくて。
でもノルウェー語なら仕方ないと思います。警察を呼ぶのだけは勘弁してください。
閑話休題(ほんとすみません。)
i skRE:amさん。
さっきも書いたけど、トップバッターとして十分すぎるくらい覇気のあるバンドだったんじゃないかなあと思う。
まず、曲のクオリティが想像のはるか上を行っている。
僕はもともとバンドや音楽なんて自分の好きなバンドとかその周辺しか食べあさらない人間だったから、もはや高校生バンドのオリジナル曲、なんて眼中になくて、正直なめ腐っている節もたくさんあった。
そしてそんな人間は決して僕だけじゃないと思う。
でも、三月末から高校生バンドっていう界隈に少しだけ覗き込む機会が何度かあって、その考え方はまるで変わった。
予想を良い意味で遥かに裏切られるのだった。
知名度や動員数とか、そんな表面的な数字はやっぱり表面的なんだと思う。
でも、僕たちはそういった「これはメジャーなものだからよくて、これはマイナーなものだから不十分だ」っていうくくり方をどうしてもしてしまう。
だって、i skRE:amさんの曲を聴いたとき「これはどこかのバンドのコピー曲か?」と思ってしまっていた。
それは、それほどまでにi skRE:amさんの楽曲のクオリティが高かった、ということも間違いないけれど、
逆に「いいものはメジャーな奴が書いている」っていう凡愚な発想からきていることも間違いない。
だから帰宅後、i skRE:amさんの曲がすべてオリジナルでの勝負だったって聞いて衝撃だった。
曲のセンスも抜群だけど、i skRE:amさんの魅力はそれだけにとどまらない。
ボーカルの歌声も刃のように良く刺さる。
i skRE:amなんてかわいらしい名前だけれど、ライブは全然そんなことない。
曲調も、なんてジャンルわけしたらいいのか僕には些か言葉が足らないが、あの反骨的な、訴えるような歌詞。
そしてその曲の世界に見事に存在するボーカルの歌声。
i skRE:amの音、という感じがしてとてもよかった。
して、僕が最も鮮烈な印象を受けたのが、キーボードのあの演奏である。
ご覧になっていた方はわかるだろうが、キーボードの演奏は目を引くものがある。
まずその基盤として高い演奏技術がある。僕はピアノなんて「メリーさんのひつじ」が最高難度なくらいのものだから、(やっぱり)たいしたことはいえないのだけれど、
素人目から見てもめちゃくちゃ上手かった、ほんとに人力なのか、あれはって、しばらく目を離せなかったくらいだ。
(ピアノ弾きの中では当然ザマスとか言われたら、メリーさんのひつじを弾けない僕の立つ瀬がないので黙ってて欲しい)
演奏能力の高さもさることながら、ライブの魅せ方もとっても痺れた。激しい演奏中にその間隙をついてキーボードの前でくるりと回って見せたり…。
アレは痺れた。相当かっこよかったな。i skRE:amさんも是非生で見て欲しいバンドである。
しかし、僕はレポーター。Spiritual Loungeに、次のバンドを見るべくと、そうそうにその場を立ち去らなければならず…
最後の、行方知れず、という曲が聴けなかった。この曲は本人様がEggsに上げてくださっているので、是非聴いて。かなりキラービート的な音楽だ。
eggs.mu
そしてこちらがi skRE:amさんのTwitterである。
気になったら即チェックである。
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②SPIRIT さん
炎天下の中、もう始まってるSPIRITさんの演奏めがけて走る。あーなんかフェスっぽ、夏だな~。
ってなりました。こういう付章が醍醐味なんだと思うとすごい、いい。
暑かったけど、ソレも含めて、って考えると酷暑も思い出に昇華されるから、わりと都合良いよね。
SPIRITさんは、以前のホーカゴ!アウェイク
(こちらもAWAKEさんにお世話になっておる。最高のイベントだった。放課後と、ライブ。@ホーカゴ アウェイク!レポ - 言いたいこと以外言わないソレ)
というライブイベントで遅刻をかまして観にいけなかったバンドなので、雪辱を果たすという意味でも是非見たかったバンドである。
で、到着。するころになんの曲やってたんだろう。
僕は基本邦ロックの知識に偏りがあったりするので全然わからなくてすみません。許してください!何でもしますから。
第一印象は「SHISHAMOに似てる」と思った。あんまり他のバンドを引用して○○に似てるっつってドヤ顔で講評するのはよくないと思うけれど、思っちゃったから書く。なぜならこれは思ったことを書くブログだから…。
僕が到着するころには、もうラスト二曲となっていた。
なんでこんなSPIRITさんのときはちゃんと聴けないのか、誠に申し訳ない気持ちで胸がいっぱいである。
僕が好きだったのはオリジナルソングのヒマワリという曲である。
かわいらしい歌詞と世界、音。
でも決めるとこはカチッと決めてくる、サビでスピに一迅の風が吹き抜けていったのを僕は確かに記憶している。
いいバンドだったし、いいガールズスリーピースバンドだった。
またどこかで見たいし、皆さんにも是非見て欲しい!
で、実はそんなSPIRITさん、実はまだまだライブの予定をひかえているようで。
ここで勝手に宣伝させていただこうと思う。
まず近い方が8月4日の「小樽堺町 ゆかた風鈴まつり」こちらには今回は観ることのできなかったNeXuSさんも出演しているそうですので、是非チェック!場所は小樽メルヘン広場だそうです!
で、遠いほうが8月10日、SUSUKINO810(ススキノエイトワンオー)さんでのライブ、「HIGH SCHOOL BOOGIE!! 目指せ優等生FES!!!」も控えているみたいです!
是非訪れてみてはいかがだろうか。
こちらSPIRITさんのアカウントである。
要チェックチェケラ。
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③EQUiNOX さん
そのまま引き続きSpiritual LoungeにてEQUiNOXさんのライブを見る。
以前EQUiNOXさんを見たとき(参照:高校生ライブに初めて行ったら二度と忘れられなくなった話 - 言いたいこと以外言わないソレ)はまだ札幌の街は上着を必要としていたはずだった。
でも今は全く状況が違う。夏だ、夏だ、暑い。
よく考えたら俺、各バンドの冒頭文に暑いエピソードしか書けてなくね?
知能が低すぎる。暑いしか思い出ないのか、コイツは。ってこのままじゃ思われても仕方ないから、そろそろちゃんと書くね。
EQUiNOXさんにはたしか正ボーカルがいず、ライブごとにサポートボーカルの誰かが入ってライブをしている。
僕はEQUiNOXさんのファンだけど追っかけではないから、いままでどんな人が歴代で入ってきたか…なんて知らない(一回しかみたことない)からまあ、いままでがどうで今回がどう、だとか、EQUiNOXに対する発言なんてできやしないけど(というか全くする必要ないしね)、
今回サポートボーカルで入ったREIさんという方がEQUiNOXのサポートに入って、より一層EQUiNOXは末恐ろしいバンドとなった気がしている。
こればかりは言える。なぜなら実際に見たのだから。聴いたのだから!
まず最初の曲を聴いて、瞬間で鳥肌が立った。
My Chemical RomanceのWelcome To The Black Paradeという曲らしい。
僕は英語のテストの解答欄全部ふざけて埋めるしか脳が無いくらい英語には疎いが、
それでも何故か英詞は僕の心を掴んで離さない。
いつも思う。歌詞の意味がわからないからこそ、音楽の核心に別のベクトルから肉薄できるんじゃないかと。
そしてREIさんの歌唱力が高すぎる。
このあと(確か)Take what you wantを歌ったのだけれど、その歌声は本当に沁みた。
アップテンポな割とポップロックよりの曲からバラードまでしっかり歌いこなせるだけで歌唱力の幅がデカイってもんなのに、
そのあとさも当然にラウドロックまで歌えちゃう。
KiLLiNG MEもBlah Blah Blahも最高だった。頭おかしいと思う(褒め言葉)
綺麗で透き通る高音とがなるデスヴォイスの高低にわれわれは大揺れのスウィングをされてしまう。とつぜん揺さぶられる、何がなんだかわからないけれどトリップさせられたあの感覚はある種のカルト。気付いたら踊らされてたわ。
MCも秀逸だった。EQUiNOX全員ビジュアルが高いっていうのに俺は…っていう自虐ネタ挟んでたけど俺は認めない。REIさんあなたも偏差値が高い。
でも認められないのが逆にそこだけなんじゃないかってくらい最高の時間だった。
KiLLiNG MEのときだったか、全員オーディエンスしゃがまされて、3,2,1でジャンプ!ジャンプ!ってのやったんだけど(語彙力0)
アレ最高だったなほんと。マジである種のカルト的陶酔みたいなのはあった。楽しかった。
して、その最高のロックを裏打ちしているのは言わずもがな、超絶技巧のバンド隊の演奏能力である。
そんなん弾ける?あんなハイテンポ、やっぱミュージシャンはすげえな、って、とてつもなく小学生みたいな感想なんだけれど、素朴にそう思う。
で弾きながらステップなんか踏んじゃったりするわけだから、それはもう惚れないわけにいかないじゃないかと思う。
ドラムもエグかった。冷静かつ大胆に、直に心臓を打ってくる。
ひとまず最高だったな、EQUiNOXさん。
次がいつか僕は知らないが、ぜひとも推したいバンドである。ラウドとかあんまり聴いたことないって人に僕は全力でおススメしたい。
Twitterはこちら。
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*番外編 くぼしょーさんとタコライス
ということでここで一旦Spiritual Loungeを後にして、次はまた駆け足でmoleに戻るわけです。お目当ては山と撫45さん。絶対カッコいいとの評判でしたので、絶対はずせないバンドなわけです。
しかし、そこで僕を悲劇が襲います。
腹が減った。
そう、空腹です。走り回って、ライブハウスでも騒いで…そんな感じでフルに動いていたわけですから、当然お腹がすくわけです。
僕のことをよくしらない方からは「お前実在したんだ」とか「お前誰?」とか言われるんですが、誤解しないでください。
僕は人間ですし、実在しますし、竹内涼真にすごく似ています。
竹内涼真にすごくよく似ています。
実在しますし、人間ですし、竹内涼真です。
だから、僕も人間なんでいつかは空腹に襲われるんですね。
もう死ぬしかないのかな、何でもいいから食べないと死んじゃうな…あ、ここに丁度よくAWAKE! SUMMER限定CD(めっちゃ豪華、みんな買いましたか?)あるやんけ食べよ…って思ってたところに
くぼしょーさんのフード出店があったじゃないですか!!
そう、今回のAWAKE! SUMMER、フェス気分ブチ上がりなのは、バンドだけじゃなくてmoleでフードの出店もなんですよね!
おかげで餓死を免れたと思い、ぼくが(主催のもえぎさんの厚意で)食べたフードはこちらです!!
タコライス(¥500)です!!
今見てもクッソ美味そうだし実際美味かった。深夜帯にこれ書いて、自分で自爆飯テロしてる僕の気持ちにもなってほしい。
フェス飯って値段がやったら高いわりに量のほうはちょっと引くくらい少ないんじゃないの?って思うそこのアナタ。
僕もそう思ってました。
でもね、安心してほしい、写真では少しわかりづらいけど、結構量ある!大満足な量です。
どれくらいかっていうと、
僕が食べてたら、早めについたはずなのに山と撫45の演奏二曲くらい終わってるくらいです。
ね、めちゃめちゃボリューミーだろ。
味の方も美味しかった、暑い夏だからこそ少しピリ辛のタコライスが本当に元気をくれる。
辛いのに耐え難い!ってひとも、上にふんだんにかけられたチーズのコクとまろやかさがチリソースの辛さとマッチして、これがめちゃくちゃ美味しくなる。
あと逆にもっと辛さが欲しい、ってマゾヒズム抱えてる人は、タバスコ自由にどうぞ、って感じだったから、タバスコを足せば良いと思う。絶対美味い。
乗っかっている卵黄の下には千切りされた甘いキャベツの層が、その下にはスパイシーなお肉が、そして白米が…
自爆飯テロやめろ。
めっちゃ美味かったです、みなさんも今度是非食べt…
ざんねん、AWAKE! SUMMERはもう終わったんだなあ
次のフェス飯に期待してください。
フード出したい!興味ある!って方はくぼしょーさんにご一報してみたらどうでしょう。
チャーミングなシェフくぼしょーさんのTwitterはこちら。
twitter.com
④山と撫45 さん
名前だけは知っていたのだけれど、なかなかライブには行けていなかったバンド。いろいろな企画でちょくちょく名前があるのを見かけ、
「このバンド名は英語じゃないから読めるな、やまとな…なで…45?」ってなった記憶がある。
答えは、山と撫45(やまとなでしこ)さん。
この山と撫45さんも、僕の心を揺さぶってやまないのだ。
山と撫45さんはスリーピースバンド。何を隠そう僕の大好物。なんか結構前の記事でも言った気がするけど僕はスリーピース大好きマンなのだ。
自分語りはまあどうでもいいとして、山と撫45さんである。
ボーカルの声がどこまでも愚直に等身大の僕をやけに殴るなあと思った。
どうしても引き込まれてしまう。目をそらせない何があって、熱量がそこにある。
この記事全体の冒頭で、僕は「高校生だからいい」と書いた、この真骨頂が山と撫45さんなんじゃないかとも思うし、山と撫45さんの抱く熱量、エネルギーは随一のものじゃないかと思う。
山と撫45さんのボーカルがMCで何度も繰り返していたのだ。
「やりたいことをやれ、今しかできないことをやれ」と繰り返す。
そして演奏が始まる。開放された熱量は行き場を失って、かりそめの場所として僕らの胸を強く打つ。
いいなあと思う。今しかできないの体現者だ。
彼らが楽器に打ち込んでいたとき、たとえば去年の夏とか、マジで俺なにしてたんだろうな、って思うし、悔恨の念はさほど強くないんだけど、漠然と虚無感が巻き起こる。
でも呆然と突っ立ってる暇はない。
ぼーっとしている暇はない。山と撫45はいまも目の前で歌っている。アツいなあ。
一番アツかったのがある。
ラスト二曲くらいだったろうか、ボーカルがMCで「愛とリスペクトを込めてこの曲を歌います」
という。
何だろう、19××年代の始祖的なロックバンドだろうか?The Beatlsとかくるのかな?
と思っていたら、飛び込んできたのは何故だかあたらしく聞き覚えのある音だった。
”何もかもうまくいくなんて思っていなかったよ”
KARMAの”年上のお前”という曲である。
-KARMA-(KARMA_0527)のEggsページ|インディーズバンド音楽配信サイトEggs
正直なんだか泣きそうになった。
KARMAは同年代のバンドである。今年のJOIN ALIVEに出演したことで皆さんの記憶にも新しいことだとおもう。
まったく同学年のバンドにあてて、にを歌う。
売れていくバンドにあてて、歌う。
そこになにか他意があったのか、譜面通りのその先の意味があったかなんて、そりゃもう妄想の範疇を一歩と
して出ないわけだけど、
何かバチバチするものを感じる。
大いなる熱量を会場に残して、山と撫45は演奏を終えた。
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⑤梅雨前線 さん
旭川といえば、僕は高速バスで往復4000円もかかってしまうそんな遠いところだと知っている。
旭川には教育大にいった先輩が一人。知り合いはそれだけ。
町並みを描きなさい、とか言われたら、僕は真っ先に旭山動物園を描いてしまう自信がある。
旭川はそんな「おいでよ どうぶつの森」みたいな街じゃないのに。
結局何が言いたいかって、知らないところからバンドがきてるって話だ。
「や、俺らが好きなバンドとかみんなそうじゃんww大げさすぎて草 -114514点」
とか言うかもしれないが、そんなネットスラング乱用するのやめて、実生活の尺度で少し考えてみて欲しい。
いまから富良野に行こう、富良野に行って、フリーマーケットにでも出品しようって言われて、おうやってみるしかないな。とはあんまりならないと思う。
街の中で多くの人に向けてライブするってだけで相当なことなのに、離れた街からやってきて、ライブかましてかえってくって、やっぱりロックってすごいなと思うのだ。
梅雨前線。
それはじめじめとした湿度をもたらし、怒涛のごとく雨を降らしていく日本独特の気候の成因。
しかし、梅雨前線さんの演奏は額面どおりの意味とは全く真逆で、僕に「明けない梅雨はない」との感をもたらした。
正直意味わからん、と思うかもしれないが、当時僕はなんだかそう思ってしまった。
ボーカルの琳さんのすこし掠れた歌い方。突き抜けるようなギター。
それらすべてが一瞬とまって、白いスポットライトと”梅雨前線”だけがライブハウスに残された瞬間、僕は、えも言われぬ感覚に襲われた。
息を呑むほどカッコよくて、でも息を吐くことが許されない静寂。
それはあんまり経験したことのない感覚で、もうなんだろう、こんな思いをさせてくれるバンドが旭川にはおるのか!おるのか!と思った。
あと全然関係ないけど数行まえで「えも言われぬ」って使ったけどレポで絶対つかっちゃだめな表現だね、えも言えるように表現したいんだけど
こればっかりは見て欲しいというのが本音だったりする。
逆三角という曲。
MCで思い出の曲?というが、
僕は初めて梅雨前線さんをこの目で見れたのだ。が、しかしもう梅雨前線さんは活動休止に入ってしまうという。かなしいなあ、早く札幌に戻って(?)来て欲しいものだと、思う。
逆三角という曲。
この深夜三時に聴いていると、なんだかギターの音色が無性に沁みる。
逆三角の夕凪のごとく。綺麗な日本語だ。
僕はそう思う。
最高にカッコいい四人組が、また四人で札幌をぶっ潰しにくるのが、楽しみでやまない。
逆三角はこちらから聴けます。
eggs.mu
&Twitter。
twitter.com
⑥Quinquz さん
雰囲気が好きすぎるんだよなあ…(呆れ)
こればかりは本当に、聴いて。先にリンクを貼っておく。
eggs.mu
このAiiro-niという曲、僕は細部をとっても総体としてもこの曲が好きである。
シニカルという言葉が異様にしっくりくるこのメロディラインと、すこしだけけだるげな歌声、サイケ・プログレの流れも垣間見える曲全体の反骨精神。
まさにアイロニー。
意図して書いているなら化け物じみていると僕は思う。
シンプルにすきすぎて辛い。この曲は相当辛い。
いつもはあんまり聴かないタイプの曲だけれど、だからこそ惹かれるものがある。
裏のキーボードがすごいいいよね。何コードとかさっぱりわからないんだけどさ。
(アホっぽいなこの文面)
とにかくとことん踊らされた。身体や足が動いて止まろうとしない。この感覚はなんだろうと思った。
何度も同じフレーズを繰り返すキーボード(若干テクノっぽい)、ただただ一方的に脳内のコードを変換され続けていくみたいで、その感覚が最高にいい。なんか書くのが下手すぎて若干こう…トンじゃう薬の話みたいになってるけど、まあ大枠はそんなもんだと思う。
僕は一応レポーターなので、これは忘れんとこ、って思ったことをメモするようにしているんだけど、Quinquzの部分だけそれが異様にすくない。
なんでかって言うと、僕がQuinquzの音楽にそれほどまでに没頭させられてしまったからだ。俺は悪くない。Quinquzが悪い。
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Quinquzはいいゾ。
⑦A False Name さん
EQUiNOXさんのベースが、A False Nameさんのベースも掛け持っているということで(何の情報だろうか)、また、こちらもラウドやパンクを歌うとのことで、まあさっきも見た感じなんだろうなあって思っていたら…
全然違うんだ、これが。
歌う曲の系統とかが被っていたって、表現者が違うだけで、こんなにもアウトプットされるものは違うんだと実感する。そりゃ当然っちゃ当然なんだけど。
以前参戦したライブ(参照:ホーカゴ アウェイク!最終日の話 - 言いたいこと以外言わないソレ)に出演していたLiner Notesというバンドのボーカルがサポートとして助太刀している。
ボーカルの歌声が非常に鮮烈だ。まず単純に、その歌唱力に他を圧倒するものがある。
力強いんだけど、細部まで隅々に繊細な歌声は、ワンフレーズ聴いただけで心惹かれるものがある。この歌唱力も彼女の武器である。
して、バンドの演奏とかで曲の最後ギターやドラムに合わせてメンバー全員が跳ぶってやつあるじゃないですか。
あれがやけに映えるバンドだと思いました。
全員ビジュアルが良過ぎるんだ!
ほんと八つ裂きにしたじゃなくて、八つ裂きにしたい。
気付いたら写真撮ってた。
全然ステージ写ってないところから僕の壊滅的なセンスの無さが窺い知れるけど、まあそんなことどうでもいい。
ひとまずカッコいい。高い演奏技術とそれに付随したライブパフォーマンスのクールさは、一見の価値がある。
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⑧PAYDAY さん
あ!もとじー!
僕の先輩、 札幌の炎上芸人こと(今考えた)もとじーが所属しているバンドである。
まあ、もとじーはさておき、僕はA False Nameさんと時間帯が被っていて泣く泣く見れなかったのがPAYDAYさんであった。
でも!
若干!!!!
時間が!!!!
あったから!!!!
観れるかなって、少しでも観れるかなって思って!!!!!!!!!!!
行ったら!!!!!!!!!
終わってました~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!
うぇ~~~~~~~~~い!!!!!!!!
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⑨畑山悠月 さん
じゃ、じゃあPAYDAY見れなかったのとmusica hall cafeの下見も兼ねて、KARMAの畑山さんを観に行こう、聴きに行こう、となったわけです。
ね、KARMAですし。カッコいいわけですよ、絶対いいわけですよ。
で、めっちゃ走ってたどり着くわけですよ、そしたら
満員御礼なわけですよ。
というかドアの小窓から観たらドアの前に人が立ってて、ありゃこれはもう入れねえな、ってなったんですね。つらい。
だから泣く泣く写真だけ撮って帰ってやりましたよ。
かなしい。
でも、これでこの後のKARMAの期待がフルに高まっていくのを感じました。
たのしみ。
⑩The Sunset Drucker's さん
そしてやっとの思いでまたmoleに帰ってきて、聴いたのがこのバンドである。The Sunset Drucker's。
登場のときにかけていた曲が、なんだかそのままこのバンドの源流を示唆していると思ったが、それは考えすぎだろうか。
ひとまず登場曲はThe BeatlesのOh Darlingである。
まさかこんな若々しいバンドの集まるAWAKEというフェスで、何十年も前のビートルズの曲をきくことになるとは、全くもって想像だにしていなかったから、少し面食らったと同時に、このバンドに対する好奇心のようなものが一挙に湧いて出る。
The Sunset Drucker's(以下:サンドラ)。このバンドは一体何をしてくれるのか。期待は風船のように膨らむ。
曲を歌う。当然だ。バンドマンは曲を歌うためにそこに立つ。
何故だか19××年代のメロコア、だとか、オルタナティヴ・ロックのような雰囲気を感じる。
ロックンロールの時代の流れにおいて、ある意味で正統的なロックをやってんじゃないか、このバンドは。とも思う。
それほどまでに彼らのサウンドはあまりにもロックンロールだった。
うなるボーカル、加速するドラム、ベース、ギター。自然に身体が揺らされるのはだって仕方のないことなんじゃないかと思う。
ハセガワ ペイ氏の作詞作曲能力は圧倒的に他の追随を許していない。
そこにはほんの少しだけ泥臭さがあり、パンクがあり、オルタナがあり、なによりロックンロールがある。
高校生でこんなスタンスの音楽をやっているバンドはなんだか稀有なように感じる(ただ僕の知識が浅い可能性も十二分にある)。最高にカッコいい。
ライブパフォーマンスもやっぱりほかとは一線を画していたなあと感じてやまない。
気付いたらドラマーは上裸になっていたし。
ドラムソロはガツンガツン来るほど異次元だった。
サンドラはパンクで、そしてハングリーだった。バチバチしていて、見ているわれわれまで何か触発させられてしまいそうになるのだ。
また見たいと切実に思うし、絶対に見たいとも思う。
僕はサンドラに熱狂しながら、やがて来るフェスの終わりを肌で感じ始めていた。
是非チェックしてほしいツイッター。
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あと絶対聴いてほしい彼らのEggs。おススメはあの娘にキスを。
マジでロックンロールだから、聴いて。
eggs.mu
⑪PLain さん
陽だまりを集めてソファーに飾るバンドである。
以前の「ホーカゴ!アウェイク」(参照:ホーカゴ アウェイク!最終日の話 - 言いたいこと以外言わないソレ)でボーカルのごーださんを見、「VS.札幌」(参照:VS札幌ライブレポ【大遅刻】 - 言いたいこと以外言わないソレ)でPLainの全貌と対面させていただいた。
一番多くの回数、触れているバンドと言ってもいいんじゃないかと思う。
だから、PLainさんのライブがまた観れる!っていうのは、知らないバンドが沢山出ている中でのこのフェスで、たくさんのうちひとつの楽しみでもあった。
フロアステージ。
観客に囲まれる中、彼らが身に纏っていたのは…まごうことなき浴衣である。
夏っぽい、という理由で全員浴衣を着ているらしいのだけれど、まあそれがまためっちゃ似合うんだ。
一風変わった雰囲気の中、PLainの演奏が始まる。
このPLainというバンド、代表曲は「猫とチョコレート」じゃないかと思う。
僕はこのバンドと猫チョコのファンだから、レポを書くたび(というかこの前はTwitterでも猫チョコで騒いでいた。)猫チョコのことを引き合いに出すんだけど、
PLainさんは猫チョコだけのバンドじゃないんだ。
あ、知ってた?
俺も知ってた。
今回はサーキットなので、各所を転々としないといけない理由で、最後までしっかりと聴くことができなかったが、PLainさんはまたひとつレベルアップしている気がしたのだ。
まだ全員高校二年生とは思えない実力の持ち主である。
そう、高校二年生でこの実力。今後において、最も期待のおけるバンドのひとつなんじゃないかと、僕はやっぱり期待している。
こちらがPLainさんのTwitterである。
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Eggsはこちら。猫チョコはもちろん他の良曲も揃ってるから是非聴いてほしい。
僕はDiscoveryがすこです。
eggs.mu
⑫yayo さん
PLainの演奏を後にして、僕はmusica hall cafeへと急ぐ。
yayoさんはいいときいていた、し、オススメされたので、期待を胸に膨らませ向かった。ただmoleからmusicaは少し遠い。から、会場のお洒落な喫茶店につくころにはもう半分くらい汗だくだ。
汗だくの男がお洒落な喫茶店の中に入ってくって文面はもう最悪なんだけど、そこで出会った音楽は最高であったから文句は言わないで欲しい。
yayoさんのことについて少しだけ簡潔に紹介させていただこうと思う。
yayoさんは旭川の弾き語………
弾き語りする人、って俗になんてよぶんだろうね、まあ、わかんないからもう「弾き語リスト」とか適当に呼んどくことにするんだけど、
yayoさんは旭川の弾き語リスト(?)である。
弾き語りの全国大会で優秀賞を獲得した経験もある、バチボコの実力派である。
で、まあそんなyayoさん。
先ほどまでの暑苦しいバンドマンとは打って変わって、穏やかで涼しげな(でも芯のものすごく熱い)弾き語りを披露してくれた。
「一目ぼれ」というオリジナル曲がある。
「かわいらしい曲を書いてみようとおもって」と彼女が笑いながら曲の前フリをした通り、まさにザ・カワイイ曲。
一目ぼれしてしまって、そんなの初めての経験で…って
ピュアすぎる曲調に僕はもうまぶしすぎて手も伸ばせない。浄化されて成仏してしまう。
旭川に住んでいる君、札幌に住んでいる僕らより絶対会いにいける機会は多いはずだから、浄化されたくなったら彼女のライブを訪れるべき。絶対。
yayoさんのTwitterはこちら。
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⑬SULLIVAN's FUN CLUB さん
あなたは「17才」を知っているか。
この曲を初めて聴いたとき、僕はなんだか意味のわからないことを叫んでしまいそうな衝動に襲われたのを覚えている。
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ひとえにそれは何故かとこたえることはできなさそうだ。でも確かにSULLIVAN's FUN CLUBのこの曲はどうしようもなく僕を動揺させた。
動揺する要素のある強迫的な歌詞やメロディなんてこの楽曲の中にはない。
なんで、どうして、何に動揺してしまったのか、僕には正確にわからない。
この曲を聴くたびに胸の奥がキュッとなるし、いずれ生で聴いてみたいとおもっていた。
が、僕は遅刻チャンプである。
先週もAWAKE運営の打ち合わせに遅刻して澄川駅で土下座したのだ。
先ほどのyayoさんのところでまったりしすぎて、
moleに到着してフロアの中に入るときには「だって僕ら17さ~~~い!!!」って歌ってるところだった。
ちょうど終わりおった。
ボーカルのヨシダレオ氏の歌声は唯一のものであり、彼の書く詞にあるべきは彼の声であるべきだし、彼の曲をつくる音はサリバンのものではなくてはならないように思える。
なんにせよ何が言いたいか、って、限りなくサリバンは独自のサリバンとしての音楽を絶え間なく我々に刻み続けるのだ、って。
わかりにくい?
でもライブに来たらわかると思う。
目の前にうつるSULLIVAN's FUN CLUBというエンタメが、がっぱりと大きな口をあけて僕らを呑みこもうとしているのだ。
17才、こそ聴けなかったけれど、ほかの曲も押しなべていいものだらけだったなあ…ボーイズ・ドント・クライも好きだった。
MCが好きだったなあ。
ヨシダレオ氏のセンスは突出している。どこまでも化けていきそうで、末恐ろしい。
あと、正しい曲名を知らないのだけれども、「あいらーびゅ、あいにーじゅ!」って叫ぶあの曲、クソ楽しい。一生やってたい。点滴で栄養を摂取しながら一生…。
いや、死ぬな、それは。やっぱやめた。
ひとまずくっそ楽しいライブだった。次のくとーてん。企画「句読点を打つ。」には、先ほど出てきたサンドラも出演するし、このサリバンも出演する。
ぜひとも見逃せないライブだと思う。みんないこうね、朝倉くん(くとーてん。Dr)が待ってます。
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サリバンのツイッターでござい。
⑭ウメイロ さん
サリバンを途中で抜け、暮れ始める狸小路の中を抜けまたSpiritual Loungeへむかう。
なんでかって言うと、なんでそんなに行ったり来たりするのかっていうと、やっぱりこのバンド、「ウメイロ」がどうしても見たかったからだ。
ウメイロさんは僕にとって大切なバンドだ。今こうしてライブレポを細々書いてたりするのも、ウメイロさんによる仕業の部分が大きかったりする。
高校生ライブに初めて行ったら二度と忘れられなくなった話 - 言いたいこと以外言わないソレ
このブログを書いたのが三月末。それで、それから四ヶ月が過ぎて、ぼくはたくさん文字を書いている。
だいたい累計で4万文字くらい。ありゃ、あんまり多くない?
行ったライブはたった三、四回。ありゃ、やっぱりそんなに多くない?
でも、確実に僕の中で何かが変わったのは確かで、「サッポロにはまだこんなヤベーやつら」がいるんだなあと思わせられた。
なんか遠くの遠くのTVの画面の中を覗き込んで与え”られる”音楽だけじゃ不健康だね、って気付かされた。
ウメイロさんありがとうございます。(あとそのライブ連れてってくれたもとじー、と先輩ありがとうございます)
そしてそんなウメイロさん、先日「高空」のアップロードとともに、Eggs一位を獲得した。
僕はバンドやってないからEggsがどんなもんかちゃんと把握してない。
Eggs実は食べれないこと昨日知った。いくら払えば食べれんのかな、っておもったらそういうサービスではないとのこと。。。トホホ(^^)
でも1位ってのは明らかにすごい。一位ってのはそれより上はいないってことだ。音楽においてランキングっていうのが必ずしもその音楽自体が内包するものに直結するとは言えないけれど、1位ってのはやっぱりすごい。
音楽自体が内包するうんぬんってのは、ヒットチャートの上位を占めるアイドルソングが必ずしも正統的、音楽的正義であるわけじゃないよねっていうことが言いたかったわかであって、「高空」の曲のよさは語りつくせないほどに溢れている。
まあ、次のバンド聴くために移動しちゃったから、「高空」はものの見事に聞き逃したんだけど。かなしい。
ひとまずスピに到着し、重たい扉を開けて地下へと続く階段を下りて。この瞬間はなんだかこう、いつもすこし特別だよね。
で中に入ろうとしたら人がいる。
マジで、入り口に溜まるのははた迷惑だからやめてくれよ…って思ったら違った、そこまで人が溢れるほどの超満員だっただけであった。
すごい(小並感)
結局姿が見えないままそこでlast songを聴いた。
目の前にヤンキーみたいな人がいて怖かったから前につめれなかった。バンドマン界隈ってパッと見DQNにしか見えないひと結構いるよね。こわい。
最終駅を聴いた。その頃にはちゃんとボーカルの姿が確認できてよかった。
やっぱりあの景色を思い出した、というか起動させられた。あの時、初めてウメイロを見たときに聴いた最終駅、それにあわせて振られる観客の手。
少し遠のいた景色は、むしろ鮮やかに蘇るのだ。
ここでウメイロの楽曲が楽しめます。
eggs.mu
ツイッター、要チェックじゃ。
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⑮モアスリイピイマン さん
このモアスリイピイマンさん、ピーマンって呼ばれていて、
僕はその呼称知らなくて、そんな子供から苦いという理由で毛嫌いされてそうなバンドがあっていいのか、ところでモアスリイピイマンっていいよね。
っていう、有識者から見たら「支離滅裂な思考・発言」そのものの状態だったんだけど、気付けてよかったわ。
で、結論からいうとピーマンさんも見れなかった…厳密にいえば、つくころには最後の曲の半分くらいだった。かなしい。
なお、浮雲の中、という曲は僕家で耳がバカになるくらい聴いた。
10代の危うい感じをはらんだ曲調や歌詞や歌い方。
すべてがよい。ほどよい。ほどよい不安定感を醸し出してやまない。
僕は学校を休みますってフレーズね、いいよね。
まあ、観れなかったんだけどな!!!!!!!!ゼハハハハハハハ(黒ひげ)
ピーマン氏のツイッターでござい。
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Eggs!オススメは浮雲の中。
eggs.mu
⑯-KARMA- さん
JOIN ALIVEという北海道のデカイ音楽フェスがある。ご存知の方も多いだろうし、
音楽に関して全く見聞のないうちの祖父も知っていたくらいだから、規模として相当なイベントなんだとおもう。
出演バンドの錚々たる顔ぶれの中に、その中に顔を並べたのがこの-KARMA-というバンドである。
その発表はAWAKEのまえだったから、衝撃。そんなバンドまでももえぎさん呼んだのね、ってなる。
開始前。会場はマジで満員だった、moleのフロアは人で埋め尽くされ、バーカウンターの方までなだれ込む人々もいる。
超満員だ。
KARMAの知名度と評価の高さがうかがい知れる人の多さである。
年上のお前という曲がある。
先ほど山と撫45さんも演奏していた件の曲だ。
何もかも 上手くいく なんて思って無かったよ
なんとなく過ごしていた2016に手を振って
何もかも 上手くいく なんて思って無かったよ
ダラダラと過ごしてたら時間だけ過ぎていくんだよ
まだ だよ
ライブではここの2016の歌詞が2017になっていた。気がする。
KARMAの凄いのは卓越した演奏もやっぱりそうなんだけど、
この等身大のリリックなんじゃないかと思う。
ちょっとやそっとの高校生に書けるものじゃない、俯瞰でも客観でも主観でもない。ただただ等身大の僕がいるしKARMAがいる。
僕は最前で拳を掲げて、数メートル先の遥か遠いKARMAを観ていた。
去年の夏のことを少しだけ、思い出した。
そうそうで、こんなイベントにも出るから(明日だけど)、しかもタダだから、絶対観に行くべきだ。僕も行こうと思っている。
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年上のお前、少年から青年へ、が聴けます。
eggs.mu
⑰???(AWAKE! SUMMERスペシャルバンド)
この???ってなんだ。
タイテを見てた時からみんな思っていただろう。し、僕も思った。「???」ってなんだ、おい、しらばっくれるな、おい。「???で取り置きできますか」とか言ってやろうか。
できません、って言われて逆ギレしてやろうか、迷惑だなそれ。うん、やめます。
と思っていた矢先、公式から発表がある。
https://twitter.com/AWAKE_FES/status/1023570018242445314
公式の組んだスペシャルバンドなのである。
めっちゃすごくない?
今までこうやってバンドについて記事たくさん書いてきたわけだけど、それらが結集してひとつのバンドを組むってことだ。このオールスター感すごいよね。
サンドラDr、ヤマダノブヲさん。
ウメイロのGt、DAICHIさん。
作曲者の一人である、キーボードのれもしゃさん。
そして(本当にもうしけなくてTwitter鍵垢だったから個人の特定ができなかった)かめたにさん。
山と撫45のBa、なりたたかきさん。
モアスリイピイマンのギタボ、みさわみのりさん。
PLainのギタボである、ごーだくん。
ね?最高でしょ?
これが一夜限りのライブで組まれているのだ。
日本人は元来限定に弱い種族だといわれているが、
僕も残念ながらそういったミーハー的な感覚に流されがちな人種であるから、この限定には弱かった。
肝心のライブの方もよかったなあ。たった一曲だけど、上手くてバチバチな奴らが一堂に会して同じ曲を演奏する。なかなかいいなあと思うのだ。
して、この曲ってのも意外とライブ化けする曲なんだなと感じた。
www.youtube.com
これ聴きました?
結構シンプルな曲調で、ライブだとあんま映えないんじゃないかなあって思っていたんだけれど、
これ、しかしライブ映えするね。
すごい、ヤマダノブヲくんのMCもいい、ドラムもいい、れもしゃさんのキーボードや、なりたさんのベースが曲の音作りをがっしり支える。
一夜限りは、どうあがいても最高であった。
P.S.
知る人ぞ知るいとけんさんと僕は大騒ぎしてて、カメラの邪魔してすみませんでした。
⑱alcott さん
転換の時間、神戸からきたこの刺客。ぼくは全く無防備だった。
alcottさんの曲は以前に聴いたことが一、二度だけあった。さくらの麓という曲である。
優しい歌声で、可愛らしくてせつない歌詞を歌い上げる。
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昔に聴いたとき、いいなあと思った。いいなあと思って、再生リストに追加した。
そして今回のAWAKE。alcottって名前も知っていたし、曲も聴いたことがあった。少しばかり知っていたつもりだった。
なのに、僕は心に深い衝撃、alcottさんのつけた爪痕を今、抱えながらこの記事を書いている。
転換の時間の試奏で演奏していた曲に、わくわく3という曲があって。それがめちゃくちゃに楽しかった。
グー!チョキ!パー!
(彼は決して頭がおかしくなったのではなく、ライブの演出でみんなでこうやってやるシーンがあったってだけです。)
そして、僕の最推し曲はこれ、ライブでやって、本当に心掴まれた。まだ離してくれちゃいない、ポップコーンウーマンに捧ぐ。
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めちゃめちゃ楽しいんだ、音源で聴いていてもすごい楽しいのに、生音で、ライブで、こんなものを初っ端から聴かされた。これで心が掴まれないはずがない。
めっちゃワクワクした、次にどんな曲をやるのかな、終わってしまうのが寂しいし、つらいと心底思った。
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曲調も一辺倒なんかではない、こんなにかっこいいロックだって歌ってのける。バンドとしての触れ幅が広く、ライブで聴いていて非常に楽しい。
ほんとに、神戸に住まないでほしい。サッポロに住んで欲しい。
あとでアルバム買いたい。
alcottさんのTwitterはこちら。
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⑲THE BOYS&GIRLS さん
このバンドに関して、僕が書けることはなんにもない。肌で感じる熱量は、やっぱり書き表すには陳腐すぎる。
でもタダひとついえるのはこのバンドは恐ろしいくらい生の感情を掴んでくるっていうこと。
ぼくは掲げた拳をそのままに、なんだかわけもわからないうちに視界が滲んでいた。
www.youtube.com
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これは俺との約束だ、一緒にライブ行こう。そして泣こう。
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おわりに
長いブログだった。
長い長いブログだった。ひとまず読んでくれた読者のみなさん、ありがとう。
こんなものが札バンの後進のためになるのか?って考えると、なんだ、全然そんな気はしない。
でも、高校生バンドは素晴らしいって、少しでも伝わっていたらいいとは思う。
どうしても行かなきゃ伝わらない、でも伝えたい君たちは行ってない君たちなんだ、って考えて、自分なりに出した答えがこのライブレポだった。
適切かどうかもわからない。こんなんだれにでもかける(少し長いだけの)ライブレポだ。しかもクオリティはそんなに高くないのだ。
これが適切な回答ではないにしろ、僕は存外精一杯やってます。本当に、この街のバンド、高校生バンドがもっとバチボコやってほしいし、音楽に興味あるって人間は是非行ってほしい、ライブに。
少しでも興味をもって欲しい。
もってくれなくても筆者のブログを継続してよんで欲しい。(PV稼ぎじゃなくて)君の心にフィットする高校生バンドがいつか必ず君の脳天を貫くはずだから、そのバンドを知るための手がかりとなっていたいのだ。
長いブログだ。
本当に駄文だった。
こんな駄文で、行ったことない君たちは行った気にならないでほしい。
絶対、見るべき何かがそこにある。
ライブハウスから愛をこめて。
ありがとうございました。