言いたいこと以外言わないソレ

言いたいこと以外のことを言わない文章の集まりです。

全ベンチウォーマーに告ぐ【スポットライト/Creepy Nuts】

 

満を持して、Creepy Nutsのお通りだ。

 

 

 

 

どうもこんばんは、僕の好きな曲を片っ端から紹介していくシリーズです。

 

 

今回はCreepy Nutsの曲について書く。

 

 

僕が2012年にネットラップにハマり、そこからしばらくしてメジャーやインディーズなど、インターネットじゃないラップやフリースタイルラップにハマって、その初期によく聴いたのがCreepy Nutsである。

 

たぶんだけどラップを聴き始めるきっかけで、最近多いのはCreepy Nutsだってパターンだと思う。

 

フリースタイルダンジョンではR指定はラスボスを務めていたし(フリースタイルダンジョン終わったけど)、Creepy Nuts自体のメディア露出も増えている。

IPPONグランプリも出てたし(スベったの全カットだけど)。

 

そもそもCreepy Nuts って何かって話なんだけど、

 

びっくりするくらい簡単に説明すると、

 

「世界一の髭面日本語ラッパーと、世界一の童貞DJ二人組のユニット」

 

という感じだろうか。

たとえて言うなら、

 

那須川天心吉田沙保里が格闘でタッグ組んだ」

 

みたいなもんで、ホントチートみたいな二人組である。

 

 

この二人は今でこそ日本のラップの高い位置に君臨し、それを「生業」にしているけれど、まっすぐ覇道を歩いてきたみたいなタイプじゃなくて、

むしろ、ちょっと「たりないふたり」なイメージのほうが似合うのだ。

 

 

そのひずみというか、コンプレックスみたいな部分がラッパーとしての爆発力や切れ味を爆増させている。

 

 

前置きはこれくらいにして、今回の曲。

 

 

 

 

 

 

 

スポットライト/Creepy Nuts


Creepy Nuts / スポットライト【MV】

 

 

トラック、ラップ、このレベルの高さ。

当然のようにされているけれど、めちゃくちゃレベルが高い。

 

 

この前ヒトカラ行ったとき、気分でCreeoy Nutsの曲を入れてみたけど、大変なことが起きた。

 

「あれ?舌ってこのまえ落としたっけ?」

と思うくらいに回らない舌、

 

「独特なお経」

と形容して差し支えないほど、ついていくだけで精一杯の己のラップ。

 

マジでデートとかクラス会でラップ歌おうとしてるそこの中学生、やめてほしい。早く思いとどまってほしい。

 

クラス会ぶっつけ本番でできるモンじゃない。お前とR指定との共通点なんて、AVが好き、その一点くらいしかないから・・・お兄さんからの警告だ。

(ことお前については「だがそれでいい」わけじゃないからな。)

 

 

 

そしてリリックがいい。

 

R指定は決してヤクザや不良の血なまぐさい文化からHIPHOPから立ち上がってきたラッパーじゃない。

HIPHOPのもともとの文化的背景とはすこし異なる生い立ちのラッパーなのである。

 

だからこそ彼だけに書けるリリックがある。

 

 

こびりついて取れねぇ

「どうせ俺なんて・・・」

勝つ事も 負ける事も

そして喜ぶ事も まして泣く事も

できずどっか他人事

早く気付けよそこもガチンコと

 

逃げてきた、目を逸らし続けてきた"ベンチウォーマー"にしか書けないリリックだなあと感じる。

 

有象無象の一人だと思っていた自分が、日本のラップの頂点ともいえる場所に君臨する未来を、R指定は想像できていたのだろうか?

 

とにもかくにも、かっこいい。

 

 

成し遂げた”元ベンチウォーマー”が、いまだに飽くなき「未来予想図」を描き続け、その「刹那」を全身を賭してマイクに乗せるその姿はかっこいい。

 

 

まだまだ彼らの「グレイトジャーニー」は続く。彼らはもはや「助演男優賞」でもない、「教祖誕生」・・・は望んじゃいないが、

「かいこ」して停滞することを良しとせず、

このまま日本の音楽シーン全体に殴り込みをかける少年漫画的構図が見られるのが楽しみである。

 

 

 

 

おわり

ジメジメして眠れないから【羊を数えれば/かしわ】

 

お久しぶりです。

化学Ⅰが落単しそうです。

 

 

 

単位取得か落単かを賭けた『化学Ⅰ』との悪しき戦いにひとまず終止符を打ちました。

結果はまだ返ってきてませんが、まあとにかく再試験が終わりました。

マジであの苦痛は繰り返したくない。

(なお今現在英語が死ぬほど危ない)

 

 

ようやっと、すこしいとまができたので、音楽についてめきめき書いていく所存。

(なお今現在英語このままだと落単)

 

 

 

 

 

 

 

さて、絶賛梅雨である。

北海道出身の僕は、現在本州にて人生初の『梅雨』を体感している。

 

 

大学生にせっかくなったにも関わらず学校は閉鎖、毎日うだつの上がらない日々を暮らし、そのうえジメジメした梅雨なんてセットできたら、たまったものではない。

 

梅雨どくとくの寝付けなさと、日々を無為に過ごしてしまっているのではないか?というどうしても拭えない違和感に圧迫され、快眠がはるか彼方へ遠のいていく。

 

 

そう、遅めの五月病みたいな症状が来ているのである。

 

化学Ⅰを来年一年生と混ざって受けなければならないのか?

 

そんな悪い夢を見そうで、寝ている時間が惜しくなっていた。

そんなジメジメした夜中、子守唄のように僕を寝付けさせてくれた歌がある。

 

 

 

 

 

 

 

羊を数えれば/かしわ


かしわ - " 羊を数えれば" Official Video

 

 

これはラッパーのかしわさんの曲である。

 

 

ぼくはMCバトルも大好きで、もちろんバトルでのかしわさんの魅力も存分に知っていた。

 

ビートアプローチが自由で、とにかく聴いていて、楽しくなる。楽しくなるし、それ以上に楽しそうにラップをする。

 

 

あんまり興味がない人も聴いてほしい(白いほうがかしわさんである)。

 

 


黄猿 vs かしわ/戦極MCBATTLE第19章 (2019.3.31) 公式BESTBOUT5

 

 

RADWIMPSをサンプリングしてしまうのがびっくりである。

飛び道具というか、意表をついているアプローチなのに、ビートの上で滑っていない…楽しそう。

 

 

で、こんな陽キャの権化みたいな人間が、あの羊を数えればのリリックを書き、繊細にうたっているのだ。

 

 

ラッパーの書く心境をつづったリリックというものが僕は大好きだ。

楽器をもたずマイク一本で勝負する。だからそこに宿る歌詞や言葉はかなり等身大にちかくて、正直なものだと思っている。

(そういうラッパーが好きだということ)

 

この曲はまさにそんな曲だと思うし、夜眠れないときは、この曲のまっすぐなもやもやと、輪郭の心地いいトラックが熱さまシートのように心を和らげてくれる

 

 

リズムが心地いいのはもちろん、リリックが良い。

 

 

すっかり長くなってしまった夜 思い出してしまう ここ最近のこと

安心とはどうやったら出会えるんでしょう?

この毛布に包まり何時間経った?

全ては錯覚 疲れてるだけだって 瞳閉じよう 夜を越えよう

羊でも数えて夢の中に今日は逃げましょう

 

 

 

眠れず布団の中で思考が泥沼にはまって、

漫画や動画を電気もつけずに読んで、

目が疲れてきたと思ったらもう三時くらいになってる。

 

安心とはどうやったら出会えるか?

そんな疑問が気づいたら立ち上がる。大人になるってこういうことなのかと今思う。

 

 

数だけの箱が積み上げられちゃったんだよ

 

 

このリリックはいわゆるパンチラインだなあと思う。

思い当たる節ならたくさん、あると思う。あるだろ?ない?すごいな。

 

 

 

朝と夜の間で僕は揺らいだ気持ちと向き合うのです。

 

 

なんとなくだけど、そんな時間で我々ははじめて成長するのかもと思ったり、思わなかったりする次第だ。

 

 

 

英語さぼりまくってて単位が怪しいこの頃だけれど、まあなんとなくシャンとして、もやっとする自分と向き合って、やっぱり負けて、生きていくんだなあと思うわ。

 

 

 

 

 

 

おわり

美しいまま消えたいよ【祈りpart2/ヨシダレオ】

 

文章にしていくうちに、この曲を文章に起こすのは野暮なんじゃないかとさえ思えた。

けれど、かきたくなってしまったので書く。つたない文章だから、曲だけ聴いて帰ってくれても、それでぼくは本望である。

 

 

 

くたくたに疲れることがある。

 

小学生のころはこんな疲れかたしなかったのに、だんだん、しなびるように疲れていく。

小学生のころはただ疲れていればよかった。今日一日を疲れ切れたことが勲章みたいなものだった。疲れた後のことなど考えなくてよかった。

 

でも今じゃくたくたに疲れている。新鮮な野菜が腐敗する過程の一コマみたいに、くたくたに。

 

さみしくなる。

考えないといけないことは増え、要求される「できて当然」は増え、頼れる杖は痩せ細り、周りの成功が妬ましく見える、躓くと前よりも痛くなっている。

 

それがただひたすらにさみしくなる。

 

 

そんな思春期の中学生みたいなことを言っている。

でも、本質的に思春期みたいな思考を完全に脱却できている人間なんていないと思う。

ぼくはそう信じていたい。

 

 

それに刺さる歌を書く素敵な、かけがえないひとを、ぼくは知っている。

 

 

 

 

 

祈りpart2/ヨシダレオ


ヨシダレオ - 祈りpart2(lyric video)

 

 

僕の敬愛するロックバンド「SULLIVAN's FUN CLUB」のギターボーカル、ヨシダレオさんの曲が、この「祈りpart2」である。

 

MDのジャケットみたいなサムネイルのLylic Videoで、この朴訥とした雰囲気が、傷口にやさしくしみる。

 

まずは絶対に、この曲だけを聴いてほしい。

余計なノイズなしに。

 

 

 

 

 

 

 

 

汚い飯の食い方をして 雑な生き方をしている

不細工なリズムは止まったが 今日も明日も雨らしいすね

 

出だしから、雑然としたワンルームマンションの一室と、灰皿と、アメスピのつぶれた空き箱、缶チューハイの空き缶、吉野家のテイクアウトの放置されたプラ容器とが目に浮かんだ。

冬はさむくて夏は蒸し暑い部屋だ。

 

 

この曲はメロディも歌詞もなんだか寂しい。ふと、日々を生きるうち、立ち止まってしまったときのような雰囲気がする。

 

僕が生まれてもうどれくらい?

僕が死ぬまではどれくらい?

目覚ましが鳴るまでどれくらい?

夢を見てられるのは?

 

いままでの目くるめく忙しい日々で、ふと気づいてしまった、眼前にあるまっくらに気づいてしまったように、問いがふつふつ生まれる。

 

目覚ましが鳴ったら、僕らは夢から醒まされてしまう。

 

たとえばいつまでぼくは「学生」とか、「何者か」でいられるのだろうか?

そんな「何者か」でいられる夢を、いつまで見られるのだろうか?

 

 

 

欲張ってきたから 間違ってばかりの生活だらけ

逃げ続けてきたから ここには何も残ってないよ

 

やさしい歌声で歌うには、あまりにも残酷で、けれどヨシダさんの声に恐ろしく溶けていく歌詞。

なんというか、この感覚、どこかで何度もあじわったことがあると思う。

そのたびに、音楽に救われてきた。

きっとみんな、何かをよすがに、生きている。

 

 

美しいまま消えたいよ

全てを許して生きたいよ

 

もがくように歌う声に、脳の奥の忘れてたような部分から響く。

いつからこんな雑に生きるようになったのか、そもそもはじめっからなのか。

 

いつからなのか? 

 

 

そして、緊張した風船からゆるく空気が抜けていくように

 

あぁ やべえ 寝すぎた

 

と、この曲は終わる。

 

 

 

ギターとシンセサイザ、そして声。その三つと、画面に映っては消えるリリックだけ。

派手な映像効果もないし、演者を用意したビデオもない。そもそも映像もない。

 

でも、まざまざとイメージは浮かび上がるし、こんなにも心の奥底をゆさぶってくる。

 

SULLIVAN's FUN CLUBではときに激しく歌い上げられていたメッセージも、同じ人の作詞作曲で、こんなにも豊かに見え方が変わりうるのか。

 

 

美しいまま消えたいよ

 

願わくばそうは思えども、明日も生きるしかない。

くたくたに疲れた日だって、明日は高確率でやってくる。それは仕方ない。

 

でも美しいまま消えたいよ。

そう思ったって仕方のないこともある。

 

願わくば美しい明日を。さもなくば…。

 

 

 

ヨシダさんの詞や歌にまた救われた気になっている、勝手に。

 

 

 

 

おわり

 

薬物ダメ、絶対【悪夢へようこそ/ギリシャラブ】

 

 

筆者は結構、お気に入りの音楽をずっと聴くタイプの人間である。

 

好きなアーティストの曲やハマってるアーティストほど、YouTubeのトップにくる。だから、何となく毎回同じ曲を聴く。

 

最近でいうとICE BAHNLOYALTYとか、ネクライトーキー北上のススメとか。

まあとりあえず固定曲が入ったミックスリストみたいなのをずっと聴いているのだ。

 

YouTube先輩というのは巧妙で、そんな僕の性質を見抜いたのか、最近ではどんなプレイリスト聴いてても結局ヘビロテしてる曲群になるし、おすすめにも「もう聴いたわ!最高だわ!」みたいな曲しか出してこない。

 

これ、マジで共感してくれる人多いと思う。

 

 

 

ただ、僕にとって、コレは、いかん。

 

仮にでも音楽のブログを書いている人間ならば、おんなじ曲をワンシーズンくらい聴き耽るのはイカン!ブリブリ!(脱糞)

 

 

肛門もそんな現状に納得いかないようで、さすがに無差別脱糞はいろいろとまずいので、僕はさっそく音楽をディグることにしたのだ。

 

ディグる(=digる)とは

 

digとは英語で「掘る」 こと。つまり、ある分野(主にHIP HOPとか音楽系)に対する知識や見識を深めること。たくさん調べたり聴いたりするってことね。

 

 

 

 

 

悪夢へようこそ/ギリシャラブ

 


ギリシャラブ「悪夢へようこそ」

 

というわけで、発見してしまった。

とんでもない。なんだこのバンドは…。

 

 

おもわずニヤけてしまう。

 

これこれ、こういう、

食べるなキケン!を食べたらあまくて、おいしかった・・・

みたいな音楽が聴きたかった。

 

 

悪夢へようこそ

の部分のリフは頭の中でなんども反響する。

 

ボーカルの色気のある声は、シャツについてしまった赤いリップのように頭の中に残る。

 

 

安物の香水に

本気でときめいて

あなたはばかね

これは恋じゃないから 何をしたっていいのよ

かわいいとかそういうのじゃなくて ちゃんと褒めてよ

 

 

ずぶずぶ、悪夢にはまっていく音が聞こえそうである、この作詞もバンドのカラーをより一層きめ細やかにしている。

今にも目の前に映像が浮かび上がりそうである。

 

なんだか「キケン」なのに「飛び込みたい」と思わされる音楽の雰囲気。

 

このバンドのメンバーにガチ恋したら、しばらくは戻ってこれないんだと思う。

 

 

 

いわゆるCメロの

 

悪夢へようこそ

のリピートはヤバい。

 

危ないクスリをやりながら聴いたら、一生ループしそう。

そういう危なさがある。

 

 

詞の世界の危なさと、ボーカルの声色の気だるさ、演奏のアンニュイな雰囲気。

 

それらが全部まざって、ギリシャラブの「悪夢へようこそ」は、しっかり悪夢へのゲートウェイドラッグとなってしまっているではないか。

 

間違いなく、これは癖になってしまうタイプの音楽だと思う。

 

 

「こういうのより、WANIMAとかが好きかな笑」って言う人、注意してください。

 

気づいたら「悪夢へようこそ、悪夢へようこそ、悪夢へようこそ」って手拍子しながら歩いてるかもしれませんよ・・・

 

 

 

僕?

 

まさか笑

僕はEXILEしか聞きませんから。心拍のリズムも強制的にEXILEの「道」にそろえてますし・・・

 

まさか、ハマるなんてことないですから笑

 

じゃ、僕これから講義があるんで笑

 

 

 

 

 

・・・・そ

 

・・・へ・・こそ・・・

 

悪夢へようこそ・・・

悪夢へようこそ・・・

 

悪夢へようこそ・・・悪夢へようこそ・・・悪夢へようこそ・・・悪夢へようこそ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

(薬物ダメ、絶対)

 

 

 

 

 

おわり

 

 

 

 

 

 

(追補:

この曲はおそらく別にドラッグが題材なわけじゃないとおもいます。僕はドラッグみたいにハマりそうだなと思ったのでこのような表現を多用しました…)

 

 

 

 

 

顔の良いバンドマンが許せない【スタンドバイミー/go!go!vanillas】

 

今回は、もうだいぶ有名なバンドを紹介する。

 

別にこのブログは日本のインディーズ、アングラ音楽シーンの底上げとかそんな大仰な大義名分を掲げて執筆しているわけでもないから、

僕は「言いたいことだけ言えば」いいのである。

 

 

でもちょっぴり当ブログの傾向からすると珍しい感じの系統のバンドを紹介します。

 

知らない方はこれを機にぜひ聴いて。

 

 

 

 

 

スタンドバイミー/go!go!vanillas


go!go!vanillas - スタンドバイミー Music Video

 

 

数年前、個人的に

 

髭男より先にブレイクすると思ってたバンド

(註:ブレイクの定義とは、どこに行っても狂ったようになんとかtenderを聴かされる状況のこと)

(註2:僕は髭男が大好きです。犬かキャットかで死ぬまで喧嘩しよう、はカラオケで毎回歌ってます。)

 

 

である。

なんて言ったって、曲がキャッチーで、とっつきやすくて、口ずさみやすい。

 

たとえば、この曲


go!go!vanillas / エマ (MUSIC VIDEO)

 

初めて聴いたとき、ビビった。

 

なんという軽やかで弾んだサウンド

ギターのリフも気づけば口ずさんでしまう。

 

 

go!go!vanillasは各所で語られるように、この清涼感が魅力である。

軽やかで弾むんだけど、芯がないってわけではなくて。

 

彼女とのデートで、完ぺきな男を演じきってしまう感じ。

 

デートコースもエスコートも会話も完璧。シーブリーズが似合う。

 

これがバニラズの魅力の主な部分ではないかと思う。(独断)

 

 

 

さてこのスタンドバイミーという曲、ヨーグリーナさんとのコラボということもあって特段さわやかである。

 

 

僕についてきて

 

ここにおいでよ stand by me

 

 

という歌詞もやさしい陽光のようにあたたかく、

この曲と一緒にヨーグリーナを飲んで、そのあとは目玉焼きの乗ったトーストで朝食に洒落こみたいところである。

 

 

 

 

なんなの?

 

なんなの?

キレそう。

 

なんなの?

なんでいっつもそうなの?

 

なんでそんなイケメンなの?

 

やめてよ。

 

絶対初デートでサイゼとか行かないし、

五歳くらいからラルフローレン着てそうじゃないか。

 

あ~あ、もう、やめないか、神。

 

容姿のかわりに与えるものあったんじゃないかな。

努力で手に入れた演奏・歌唱技術に加えて、端正な容姿なんてあってたまるか。

 

なあ、神。

容姿のステータス上げる代わりに、睾丸のデカさがアボカドくらいになるとかじゃ、ダメだったのかよ。

 

 

 

もう、嫌いだ!

 

もう、vanillasも、ヨーグリーナも、

 

大嫌いだ~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SUMMER BREEZE / スタンドバイミー

SUMMER BREEZE / スタンドバイミー

  • 発売日: 2018/05/23
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

 

 

 

 

 

 

おわり

俺がセンター試験数分前に聴いてたタガログ語の曲について【わっしょい!/どんぐりず】

 

僕のセンター試験の失態はいくつかある。

 

英語で止まったペン。

いつもより40点くらい低い物理の点数。

あと一人称が「私(わたくし)」の男性試験教官(絶対コイツは性的にサド)

 

 

さてそんなセンター試験の直前、君ならどんな曲を聴くだろう?

 

 

やはり、いままで勉強中に聴いてきた曲だろうか?

 

うんうん、そうだろう。

 

僕だって、受験勉強専用のプレイリストを作って、それを受験期間中に何千回くらいもリピートしたことだろうか。

 

うんうん、そうだよな…

そうだよなあ…

 

なんで聴いてたんだろう…

 

プレイリストにも入れてないのにさ…

 

俺はこの曲を聴くたびに祭りでもなんでもなくて、ただひたすらに苦しいセンター試験を思い出すよ…

 

 

 

 

わっしょい!/どんぐりず

 


どんぐりず / わっしょい!

 

 

マジでなんでこれなの???

 

 

 

 

夏だからって浮かれてるピーポー

 

から始まるけど、マジでセンター試験の会場はこの対極だからな????

 

夏だからって浮かれてるピーポー↔センター試験会場の受験生

 

 

いまここで言明するわ。

これ、テストに出ます。

 

 

 

 

ともあれ、この曲の中毒性は他と一線を画していると思うのだ。

 

 

祭りのお囃子をサンプリングするオシャレさ、着眼点。

 

イントロからして、そのトラックメイク力のえぐみに、夏の熱気にやられるように参ってしまう・・・ああ、ソーダをください

 

 

 

・・・で、なんで中国語なのか。理由はマジで明かされない。

唐突な澤穂希。意味がわからない。

 

 

でそのあとなんでタガログ語なのか????

 

 

何一つ理解ができない。

なんなんだ、ハイセンスでふざけられてるこの気持ちは。

 

試しに翻訳ソフトにかけてみると

 

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マジで意味がわからない。

 

 

しかも流暢なのが面白すぎる。今日初めて訳してみて大爆笑している。

 

 

あと、曲のシメに

 

「ちんちん!(明瞭)」

 

ってやるのやめてほしい。

何がちんちんだ。

 

 

 

 

まあ、それはそれとして。詞についてはもういい。

もう、これ以上このどんぐりがキマってる世界に踏み入ってはならない。

 

 

篠笛?の音色がHIPHOPに異様なほど調和している…いや、どんぐりずがそうさせてしまっている。

 

そして染み出てくる、クラスメイトにいたら楽しそう感

 

地元、桐生を拠点に活躍、とあるようにいい意味で感じるローカル感。最高である。

 

 

やっぱり今一度聴くと、この曲凄いな、いくら聴いても飽きないわあ。

 

すげえなあ。

 

 

すげーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーなんでおれセンター試験の会場でこれ聴いたんやろ?????????????????????????????

 

 

 

 

 

 

 

 

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おわり

 

なぁ、聴いてくれよ、この曲を【若者よ、耳を貸せ/南無阿部陀仏】

 

 

※今回のバンドはアツい。部屋の温度を調節して、熱中症対策を怠らないように!

 

 

 

いやあ…やっと書ける。

 

熱量のデカすぎるバンドを己の中に落としこむときって、結構カロリーを使う。

 

というかブログの記事を書くときってカロリーを使う(文才がないから)。

当ブログの記事の半数は、だいたい徹夜か、何時間かぶっ通しかで書いていると思ってもらっていい。

 

というわけでやっと書ける。

 

先輩にインスタのDMで勧められて、そこからずっと鬼リピして、書きたいという熱はあれど、どう書いたものかと下書きだけが蓄積されて二か月。

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絶対聴かないパターンだなって思われてそう

(※高校生だったのはDM当時。現在は既卒

聴いてますからね!先輩!

 

 

 

二か月間ずっと悩んでいたわけじゃないけれど、インストールに時間がかかった。そのバンドこそ、

 

「南無阿部陀仏」

 

なのである(ドドンッッ)

 

 

 

 

 

若者よ、耳を貸せ 

※爆音推奨


南無阿部陀仏 ‐「若者よ、耳を貸せ」(Official Music Video)_NAMUABEDABUTSU

 

 

MVの第一声

 

見えない景色に飛び込むことは 意外と簡単なことで

 

ここですべてを掴まれた。

これは好きなやつだ、って思わされる瞬間。一目惚れならぬ一音惚れである。

 

溢れんばかりのエネルギー。音楽を、そして人を愛してないと鳴らせない音みたいなものがある。

 

イントロからアクセル全開で、急ブレーキもぶち壊れてしまうくらいのエネルギーで、食らってしまう。

1Kの六プラス三畳のアパートで、思わず全力で叫んでしまいそうになる。

 

 

スカすわけでもなく、ただただひたすらに、

画面の向こうにまで汗が飛んできそうな気迫で歌うボーカル、かき鳴らすギターとベース、叩きつけるドラム

 

 

音楽であなたに会えて 本当に嬉しいよ ありがとう

若者よ、耳を貸せ

 

と叫ぶボーカルまえすさん。

こちらこそありがとうだ、ばかやろう、そう思う。

 

 

音楽が好きで好きで堪らない、音楽をするために音楽をしてるようなひとたちだ。

 

ぼくに音楽を奏でる力なんてないから、だからこそ眩しく見える。力を貰う。

 

不安が募る この今で 

必死に食らいつくので 精一杯

精一杯 精一杯 食らいつく

いま 羽ばたくんじゃないかな

 

 

図らずも、なんだか今の現状ともリンクしているようにも感じてしまう。

 

受験生、新入生、社会人、子を持つ親、なんだかみんな、漠然と不安だ。

見えない景色--誰も見たことさえない景色が待っている。

 

 

COVID-19は不安なニュースばかりばら撒いている。僕らはなんだか不安になる。どこか落ち着かない世間の情勢。

 

いま僕らが必要としてるのって、こういうことじゃないのか。

 

 

曲の最後、まばゆいライトをバックに、アロハシャツを身にまとったバンドメンバー。

 

お、お前ら、一介の放送局員じゃなかったのか・・・

化ける。このシーンが好きだ。最高だ。

 

 

 

ロックンロールは教室の中にいる単なるニンゲンを、

 

ライブハウスのステージの上で、たった一組のギター・ベース・ドラム・マイクで、

 

死んじゃいそうな毎日を、詰まらない生活を、泣いちゃいそうな人を、救ってしまう救世主に化かすことができるのだ

 

 

そのことを強く実感できる。この瞬間が大好きだ。

そしてこの瞬間をつくれる18歳たちはおそらく、この南無阿部陀仏しかいないと、ぼくは思った。

 

なぁ、聞いてくれよ

 

何度も問いかけるこのフレーズに、果たしてこたえられる大人になったぼくは居るのだろうか。

高校を卒業し、少し大人になっても。解らないことだらけである。

 

 

 

ああ、

 

かっこいい、最高のパンクだ。

 

あるがままで、南無阿部陀仏さんはいてほしい。

 

 

あ~~~~~~~ライブに行きてぇ~~~~~~~~

ぼろんぼろんに泣ける自信がある。

 

 

東北に住んでるんで、来てください東北。

早くコロなんとかが収束して、ライブハウスで会いたい。

このバンドはきっと、ライブハウスで何倍にも爆発する。

 

 

 

 

 

 

というわけでさ、STAY HOMEながら挫けずにいこうぜって話。

ああ、最高のバンド。みんなも聴いてね。

 

 

 

 

 

 

 

おわり

 

 

 

 

 

追伸:リーダーの阿部さん(眼鏡の人)は、絶対変態。性的にじゃなくて。変態。天才で変態。合ってる?背面で弾いたりしまくるって絶対。あと天才で変態。最高。サイン欲しい。