最近では感染症の話題で世間は持ちきりである。
むろんTwitterのタイムラインもそうであろう。やれ政権どうの、やれ転売ヤーどうの、僕は全くの門外漢なので、そのような問題に対してコメントをすることに責任はとれないが、ただ、悪いのが誰か決める前にすることはたくさんあるんじゃないかと思う。
まあともあれ、タイムラインは感染症一色。無骨な店主の営む定食屋のメニューでも、もう少しバリエーションあるくらいである。
そんな、コンクリの壁みたいな世論に一石を投ずべく、僕が最近聴いていた曲をいくつか羅列するだけという、どうかんがえても需要と供給がつりあっていないどころか、限りある地球資源を浪費しているとしか思えないコンテンツを、いまここにアップロードする。
マジ注目。
イロモノ(ゆうま feat.FRANKEN)
あまり言わないのだが、僕はずっとラップにハマっている。
はじめてR指定とFORKのフリースタイルダンジョンのバトルを見たとき、息はくように韻を踏むその技術、そしてそこに懸ける思いに衝撃を受けた。ラッパーのイメージは、昔少年ジャンプを買ったとき、神楽を攫いに来た巨人がB-BOYだったというそれだけの理由で、そいつがラッパーなんだということで着地していたので、なおさらなのである。
さて、そういう経緯でフリースタイルダンジョンからラップバトルにハマるという典型的バトルキッズの道をたどることになったのだが、そこで韻マンにハマる。
韻マンについての話はおいおいしたいと思っているが、とりあえず全部の言葉を韻だけで返すビックリ人間だと思っていただければいい。
そして、その中で韻マンの亜種みたいな、淫マンという名前を見かけた。大変気になったので調べてみた。これが上の曲の「ゆうま」というラッパーである。
ゆうまさんはバトルで全ての言葉を韻だけでなく、韻かつ淫、すなわち下ネタで返すのである。
えげつなく上手いし、面白い。しかも意味が通っていたり、時としてヘビー級のパンチラインを吐き出したりもする。ただ下ネタを吐くラッパーなだけでなく、その裏に基盤となっている技術がある。
しかし悲しいかな、下ネタで戦うラッパー。その性質上、バチバチにバイブスを上げてきたラッパーにはなかなか勝てない。ゆうまさんは、おそらく「手を抜いて」「ふざけて」いないのである。
そのことに対する葛藤をつづった曲である。
https://www.youtube.com/watch?v=uEDcVF7_cZI
これで一旦予習してから聴くことをオススメする、強く。