まだ陽さえでていない早朝、いつもより数時間早く目が覚める。
こんなの予定にない覚醒だ。眠ろうとする。
でもそうは問屋が卸さない。なかなか寝付けない。寝付けないからYouTubeで眠れそうな動画でも流しながら眠ろう。当然眠れない。
すると、なんだかじわじわ(ドラマのエンディングテーマみたいに)頭に流れ込んでくる音楽。
ムーンスキップ/SUNNY CAR WASH。
あ~あ。
そんなのもう、聴くしかないじゃないか。
この曲のズルいところは、というかこのバンドのズルいところはボーカルの声だと思う。いくらなんでも魅力的すぎる。こんなの云万回も言われてきたことだと思うけど。
あと、ギター。ギターのメロディライン?これがべらぼうにいいんです。この曲に真の「ムーンスキップ感」を与えているのはギター、そしてサビのコーラス。
どっちかが少しでも足りなかったらこの曲はムーンスキップじゃなくて深夜の散歩道くらいだった。
賛否両論です
出だしにこのフレーズを持ってくるのもハイセンスが過ぎると思う。
SUNNY CAR WASHの詞はなんだかSUNNY CAR WASHのSUNNY CAR WASHって感じがしてとてもいい。
そうだ重力に従った奴らの
足音が謳うリベラリズム
いつかの子守唄が遠ざかっていく
こことかね。お菓子でいうとフェットチーネグミみたいな中毒性がある。
神様がデタラメだって
君が隣にいればなんだっていいや
天国も地獄でもスキップで行くぜ
確かになあ。確かにって思う。タイトル「ムーンスキップ」。君の為なら月までも飛んでいけちゃうもんなあ。
SUNNY CAR WASHの詞は、君を溺愛しすぎている。キルミーとか、ファンシーとかね。
ちょうど昨日彼女と喧嘩した…10割くらいおれが悪いんだけど…だから沁みるわこの熱烈なピュアさ。
付き合いたてにお金なくてチャリで8キロくらい飛ばして遊びにいくとき、脳内で流れていたキルミー。
思い出しちゃうわ。
…眠れるか。ばかやろー。
いいや、もう眠らんとこ。お米研いで炊いて食べよ。