朝から聴くには最高すぎる曲じゃないですか。泣いちゃいそう。
THEとつくバンドに外れがないんじゃないか?と最近妙な定理が成立しはじめてきた。
思いつく限りだいたいそうだ。
徹夜明けの朝五時のコンビニとか、すき家の店内で聴きたい。泣きはらした後に聴きたい。
そしてよくよく考えると、今までTHEラブ人間を俺は聴いたことがなかったかもしれない。いやいや、名前は何度も聞いたことがあったし、たぶん俺は大好きなんだろうと思ってたけど、何故か意味もなく聴いてなかったかもしれない。なんで?
そういう物ってある、なんでいままで素通りしていたんだ、といったようなもの。でも素通りするにはあまりにもかっこよすぎるロックンロールじゃないか? どうしていとも簡単に素通りすることができたんだ?
しかしだな、そう後悔する反面、ぼくはわりと部分的に運命論的なものを信じている節があって、森信三の「人間は一生のうち逢うべき人に必ず逢える。しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎないうちに。」という言葉をわりと鵜呑みにするみたいに自分の考え方として使っているのだ。
でそれは小説とか音楽とかにも言えることだと思っている。「なんで素通りしていたんだ」ではなくて逆に、「今だからこそ出くわした」のかもしれないと思うのだ。
だから今知れてよかった。きっとこれからおかしくなるくらいハマってくかもしれない。