僕はひねくれている。
世界がAというならばB・・・というような安直なひねくれから、さらに捻じれてA’というようなキモ過ぎの生き方をしている。こんな生き方はイヤだランキング八年連続堂々の一位である(脳内調べ)。
さてそんな捻くれ者にアイドルや売れ線のバンドを見せてもロクなことはない。
最悪、辺りが腐臭のするゴミ溜まりになって、人間の極北にいるような負の権化たる存在が瞬く間に生誕してしまう可能性もある。
言い過ぎた。
そこまでは捻くれてないかも、俺。誇張表現ばかりしていたら、本職の捻クレストに怒られてしまう。
というわけで今日は日向坂46の配信ライブを観た。
「日向坂46 デビュー2周年記念 Special 2days ~MEMORIAL LIVE:2回目のひな誕祭~」である。
タイトル通り日向坂46として結成二年を記念した節目のライブである。
しかしまた、急になんで?という話である。これには原稿用紙云枚分をも費やす深い訳が・・・別になくて、ただ単に僕の彼女が日向坂46のファンだからというわけである。
その影響を大いに受けて、僕も今では無事メンバーだいたいのフルネームを諳んじることができるようになってしまった。
類稀なる精神力と日々の若干のアップアップ加減により、『おひさま』になることを免れているが、もし、僕が僕の人生に飽き飽きし始めたら、物が高いところから低いところに落ちるが如く、急速にハマっていくに違いない。
閑話休題。
僕は今までアイドル文化というものに全く触れずに生きてきたもんだから、アイドル独特のシステム?みたいなものを彼女に教えてもらうたびに、目からうろこが大放出される。
先刻、サイリウムカラーという概念を知り、「でも色の数、メンバーの数に対して足りなくない?」と思ったら、「二色の組み合わせで決まる」と教えてくれた。
ホァ~~なるほど、ホァ~~、なるほど、組み合わせかァ~~~!(CV.なるほどジジイ)
だから今日ライブを観て、マジで発見が盛りだくさんだった。
アイドルって、エンタメ全部乗せみたいなものなんですね。
どうすればファンが喜ぶのか、それを完全に熟知していないとできない、幾多にも渡る手法でファンを熱狂させる。
日向坂のアイドルはみんなキラキラしている。きっとアイドルをやっていなくても、街中で「振り向かれる」オーラみたいなものがあるんだと思う。
ただそのオーラを最大限に引き出すのがきっとその「キラキラ」を作っている大人の仕事でもあるのかもしれないと思った。その演出家たちのあまりの手腕に、ライブ後僕は『演出家 なりかた』でググってしまったくらいだ。
ライブ前のあのovertureっていうんですかね、あれ最高。マジで最高。俺の起床時にも作ってほしい。俺・Overtureを。
これを編集・作成した人たちにもBIG・LOVE。
ガチ恋勢と普通のおひさまのあいだにいる人たち、気を確かに保つので精一杯なんじゃないか。
ライブ中、数曲のあいだだけ、宮田愛萌の彼氏になったと錯覚してライブを視聴してしまっている疑似人格Aを脳内に召喚してみたんだけど、ソイツの精神はもうにっちもさっちも行かなくなってしまっていた。これを主人格に置いて生きている人は大変である。
頑張れガチ恋勢。
まだもっといろいろ書きたいことがあった気がするんだけど、これはまだ脳内でフワフワしすぎてるからまたいつか。
色々とエンターテイメントについて考えるうえで、アイドルのライブって学ぶことがたくさんあるなあという話でした。