ぬるい!!!!
冒頭から突然、「熱い」のテンションで「ぬるい」と言ってしまって申し訳ない。
しかしぬるいのだ。
何がぬるいのか、端的に言おう。
「Tik Tokから来ました」と言ってるやつを馬鹿にしてるやつ
そうそこのお前だ。そう、そこのお前だ。
その考え自体は否定なんてしないし、そういいたくなる気持ちもわかる。
しかし、そこのお前!そこのお前!の一部!
お前の好きな楽曲という媒体を使ってお前の嫌いなTik Tok文化圏というコミュニティをDisりたいだけなんじゃないか。
YouTubeの楽曲のコメント欄を見るとあまりにもそのコメントが多すぎて、何となくそう思った次第である。
しかし、Tik Tokから来ることは悪いことなのだろうか?
たしかに、「Tik Tokの曲だ!これ!」とあまりにも騒ぎたてて、
それを「アーティストの音楽」としてではなく「コンテンツの一部」としてぞんざいに扱うのはいけないことだと思う。
しかし、「Tik Tok」から来たという事実をこれ見よがしにたたいたり、古参アピをしまくるのはやっぱりそれはそれでよくないと思う。
なんだか古参↔新参論争っぽいね。
で、ぼくが言いたいのは、そういうふうに自身の好きなコンテンツに固執し、Tik Tokが悪そのものであるように言うのは早いのでないかと思うわけだ。
そう、もうラジオではなくTik Tok(含む各種SNS)が音楽の扉を開く時代なのだ。
これが言いたかった。
さて…では…
というわけでTik Tokから来ました!対戦よろしくお願いします!
Handclap という曲を「聴いた」ことがあるのだろうか
Fitz and the Tantrums - HandClap [Official Video]
厳密にいうとこれを知ったのは受験期に妹が踊り狂ってたのが腹立ったときなのでTik Tokからの参戦ではないのだが、
さあTik Tokユーザー諸兄、アンチTik Tokユーザー諸兄!
「この原曲」を真剣に聴いたことがあるだろうか?
コンテンツの一部としてあまりにもすり減らされすぎなような気もするが、初めてHandclapのダイエット動画を見たとき、一番驚かされたのはこの楽曲のエネルギーである。
僕はべつにネイティブではないから、何喋ってんのかわからないけど、
分からないのに身体動かされる感じ
これもの凄い。
一編の流麗な詩も良い、でも、意味が分からないけど直観でぶん殴ってくる、音楽が直接殴ってくる感じ。
ああ~、これは流行るわ、これにクソみたいなダンス(一般受けのよさそうな健康という付加価値つき)が加わってるのは流行らないわけないな…
と、思わされた。
小学生の時分は父の車で流れる洋楽をきいて、意味のわからない歌詞で歌われても・・・と思っていたのだが、
日本において洋楽って大多数の人にとって「ナチュラルな音楽」(うまく伝わらないだろうけど・・・)な気がして、その感覚にハマってからはよく聴くようになった。
"That I can make your hands clap"
という脳髄に響くフレーズが繰り返され、題名にもあるようにパーカッションでは手拍子が使われている。
その小気味よさ、またCメロ(?)の伸びやかな歌声(高音が気持ちよすぎる)。
気づいたら壊れたラジカセのようにテーテテテテテテーテーテテテテと口ずさんでしまう中毒性。
もう自分の脂肪も他人の脂肪もどうでもよくなってこないだろうか??
この楽曲単体でいいじゃないか。
これはダイエットソングなどではない。と思う。
アーティスト本人たちはこの特需に喜んでるかもしれないけど。
問題は、Tik Tokから来ることじゃない。どこにも行かないことである。
さて、Tik Tokから来ましたけど、次はどこへ行こう。
Fitz and The Tantrums: All The Feels (Official Video)