言いたいこと以外言わないソレ

言いたいこと以外のことを言わない文章の集まりです。

なぜファがないのか、原点から考えよう【ドレミソラシド/日向坂46】

 

 

ぼくは有史以来アイドル文化が苦手であった。

 

そもそもあんまりテレビを見ない生活を送ってきていたからかもしれない。

女優の名前もよく知らないし、アイドルの名前もよく知らなかった。土屋太鳳と有村架純を間違えた過去を持つくらいである。

 

 

そんな僕がなぜ日向坂46の楽曲に対しブログを書くのか、disか。

と思われてしまいそうなので言うけれど、disする意図はマジで毛頭無い。

というか、齢18になるまでほとんど関心の無かったアイドルという文化に、ここに立っていま俄然興味が湧いたのである。

 

彼女が日向坂46のファンであることもあいまって、今まで聞いたことのない音楽について、書いてと言われたので今回筆をとってみる。

 

 

と、いうわけで今回は日向坂46の「ドレミソラシド」について、

なぜファがないのか、というのに焦点を当てて感想文を書かせていただく。

 

 

 

 

 

ドレミソラシド/日向坂46


日向坂46 『ドレミソラシド』

 

 

 

ドレミソラシドというタイトルを家族に話した際、なぜファがないのかといわれてしまった。

 

 

それは実は、秋元康の複雑な生い立ちに由来していることは、一般にはあまり知られていない。

 

今回は、そのファがない理由を、秋元康の過去に照らして考えていこう。

 

 

 

 

 

 

 

 秋元康は実はとある大富豪とホステスの妾の子であって、本当は戸籍がなかった。そのため、学校にも行けず、日中はスラム街で靴磨きなどをして日銭を稼いでいた。

 

そんななかで、スラム街で声をからして音楽を奏でる男たちの姿を目にする。

 

AKB48の終焉で秋元康「新章」突入か ドラマ、五輪で目論む巨大ビジネス ...「・・・これが・・・音楽・・・!!」

 

 

その日から秋元少年は、音楽に魅入られる。

 

 

しかし義務教育もまともに受けられない秋元少年、音楽に関する知識も全く得られないでいた。

 

しかし、秋元少年には「言葉」があったのだ。ホステスの母から聞く多様な恋愛観。自分を捨てて消えた父親へ感じる、憎しみともつかない達観した気持ち。

 

 

それが秋元少年の根源であった。人にはない出生。

それを感じるための豊かな感情の情緒。

 

 

 

 

 

秋元康に逆らえぬアイドル業界 NGT48騒動で見えた天才プロデューサーの闇「僕にしか書けない詞があるんだ」

 

 

のちに語ったように、秋元少年はその時、そう確信したという。

 

元少年は自身の書いた歌詞を、アイドルグループやバンドマンに対して売り込んでいった。

 

 

はじめは誰からも見向きされなかったが、その歌詞を採用するものが現れると、その歌詞の魅力が徐々に口コミで広まり、

彼は作詞業界にその名をじわじわと轟かせることになった。

 

そこからの活躍はWikipediaでも読んでくれればいい。

ここからは世間も知るところであろう。

 

 

美空ひばり川の流れのようにの作詞、AKB48グループのプロデュース・作詞、そして坂道グループのプロデュース・作詞を手掛けるまでの、天才作詞家となる。

 

 

 

そして、次の日向坂の新曲を考える時期がやってきた。

 

 

 

秋元康氏 たかみな結婚をサプライズ祝福「僕、保証人になってますから ...「う~ん、どうしようかなあ、夏曲だしなあ」

 

秋元康は悩んでいた。

 

 

 

プロデューサー「なんか、音楽をモチーフにした楽曲を作りたいな。なんか、音楽と恋愛をリンクみたいな」

 

 

ギャルゲーのキャラ紹介みたいな外枠に囲まれながら悩んでいた。

 

 

 

秋元康氏、革新を起こし続けてきた男の頭の中:日経ビジネス電子版「あ。あれにしよう、音階みたいなの!なんだっけ、あれ!あの鍵盤のやつ、あれ」

 

 

 

 

 

 

 

僕のことをヒットメーカーと言うけれど……』秋元康の言葉に森永卓郎が ...

 

「ドレミソラシド!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・秋元康は義務教育を受けていなかった。

 

そのため、音階がドレミソラシドではなくドレミファソラシドであることに気づけなかったのだ!!

 

 

 

 

ファがない

 

という歌詞は、スタッフである赤ペン先生校閲の際に、

 

ファがない!(五点減点)

 

と添削したのが、そのまま採用されてしまっただけで、今もなお、秋元康は音階がドレミソラシドであると思っているのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・以上が誰にも知られていない、「ドレミソラシド」誕生秘話である。

 

 

 

・・・。

 

 

・・・・・・。

 

 

 

 

・・・マジでごめんなさい。

 

 

 

 

 

 

おわり

うっわ、もう2時なるじゃん。な人へ【一生のお願い/挫・人間】

 

 

最近、ゆるやかに昼夜逆転している。

 

週に一度徹夜を敢行し、そこでびっくりするくらい生活習慣が大転倒し、そこから二日くらいその尾を引いて遅起きになる。それを立て直そうとするももって三日。また徹夜やら夜更かしをする。

 

以上を無限ループしてこの自粛期間を生きている。

 

 

ここ最近ブログを書くのは彼女と通話した後に眠れなくなって書くというパターンが多すぎる。なんだか親が寝静まった後に初めてエロ本を読む小学生みたいな感じだ。

週刊少年マガジンがエロ本だと思ってた時代が懐かしい。

 

 

 

 

というわけで、本日もそういった経緯である。

明日は一週間以上溜めている生ごみの収集日なのに「うっわ、もう1時じゃん。」なのである。

 

 

 

朝が来るまでお付き合いいただこう。これを書いたら溜まりまくってる課題でもしようかしら。

 

 

 

 

 

 

今回のこの曲聴いて、は「一生のお願い/挫・人間」


挫・人間「一生のお願い」

 

 

ある一定の人間は「THE」だとか「ザ」から始まるバンドに無性に惹かれてしまうという研究結果が出ている。

これは、高速のパーキングエリアにある「B級グルメ」をとりあえず食べたくなるのと同様の心理であるといわれている。(自社調べ)

 

 

 

しかしこれは「挫」である。でもザは挫であってもザであり、そのちょっとひねくれた感じも興味をそそりまくりである。

 

じゃあ聴こうじゃないか、頓挫した人間の歌?を…。となるのは当然である。高速のパーキングエリアにある「B級グルメ」を食うのと同じくらい当然である。

 

 

 

どうだろう?この曲を聴いた第一印象は。

 

「声、たっか」「この声は無理だわ」

 

とでも思っただろうか。僕も系統としては、「新味のコーラ、なんか特異な味するな」みたいな第一印象であった。

 

 

 

でもね。もう何回聴いてるかわからない。

 

マジで意味が分からない。ドクターペッパーにハマったときと同じ気持ちになっている。

 

 

シンセサイザが気持ちよかったり、声の高音が脳髄のほうに快楽物質を出している。

あとは詞。詞がべらぼうに良い。

 

なんなんだ?

粗っぽい気もする。でも絶対繊細なんだと思う。この詞は噛めば噛むほど味が出る、辛いような酸っぱいような味が。

 

とくに、度肝を抜かれたというか、日本語ってまだここまで生きていたのかと思わされる一節が次である。

 

 

 

ぼくがダリになったとき きみはガラ・エリュアール・ダリ

ぼくが野獣だったとき きみは薔薇を欲しがるベル

 

もしも文字になったなら 接続詞になりたいわ

でも や だから で繋がって きみを綺麗な詞にしたい

 

 

 

もしも文字になったなら?比喩の飛躍が軽やかで、かつ鮮やかだ。

羽生結弦選手の跳躍が美しいように、この比喩の跳躍は美しすぎる。

でも決して飛んでいるのは美男とかじゃなくて、なんていうんだろう。わかるかなあ。

 

そこをわからせるのが僕の文責なんだろうけどね。

 

 

 

 

天国も地獄もいらないよ どんな罰も受け入れるから

一生のお願い いつまでも 離れないでそばにいて

 

そのくせして、最後に出てくるメッセージはいたってシンプル。

一生のお願いは結局、きみに一生一緒にいてほしいってことだ。

 

 

この曲は少しでも陰をこじらせたことのある大学生にはすごく響くと思う。

この、なんだかごにょごにょ言って修飾しないと、言いたいことまでたどり着けない。

決して回り道じゃないんです。そこまでの迷路が俺らには必要だったんです。って感じの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで今回は挫・人間さんの「一生のお願い」でした。

挫・人間さんは、ほかにも斬新な詞、メロディ、構成の音楽を奏でているので、ハマった方はさらにdigるのをお勧め。強くお勧め。

 

https://www.youtube.com/watch?v=eZ4JJc7ak5U

いつか挫・人間さんのこちらの曲についても書くので、これを聴いて予習してってください。

 

 

すこしでもいいと思ったらブログ拡散よろしく。ばずるぞ~~。

 

生物の課題するぞ~~~。

 

 

 

 

 

 

おわり

「思い・・・出した!」

 

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain

「おい!いい加減仲間を傷つけるのはやめろ!…お前、俺らとともに戦った日々を、忘れたのかよ…!」

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain

「フッ、なんのことかな?私はもともと悪魔王メッチャアクマ様のしもべ…。お前らのような虫けらどもと馴れ合うつもりはない!」

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「思い出せないなら…思い出させてやる!食らえ!魂の一撃!!!」

 

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「ウギャアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「はぁ、はぁ・・・やったか・・・?」

 

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「ううっ・・・俺は・・・ウッ・・・!」

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「ど、どうした?!」

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「思い・・・出した!」

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「まさか・・・記憶を取り戻したのか・・・!?」

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「ああ・・・。思い出したよ。ハッキリとな。」

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「よかった・・・!」

 

 

 

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plainお前、貸した6万円、いつ返してくれんの?

 

 

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「クッ・・・まだ記憶が不安定なのか・・・」

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「オイ。」

 

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「個人の記憶まで好き勝手に改竄しやがって…許せないぞ悪魔王…!!」

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「いやなんかだんだん全部思い出してきたわ。お前の労働条件悪すぎてリクナビで転職したんだったわ俺」

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「クソッ・・・今助けてやる・・・今度はもっと魔力を込めて・・・」

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「いや死ぬから。やめて?」

 

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「食らえ!!魂の一撃!!!」

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「グアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「はぁ、はぁ・・・どうだ、思い出したか・・・この一撃で・・・」

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「ウッ・・・お、俺は一体・・・」

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「大丈夫か!六万円は無事に返したあの時を思い出したのか!?」

 

 f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「思い・・・出した!」

 

 

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plainいや返せよ

 

 

 

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「許せねぇ・・・悪魔王・・・」

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「お前だよ。何サラッと記憶すり替えようとしてんだよ。返せよ」

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「なぁ・・・いい加減思い出してくれよ・・・」

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「ピンピンだよ。記憶ピンピンだよ。三日前の晩御飯まで思い出せるよ」

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「どうしてだ・・・内部分裂を狙っているのか・・・?」

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「お前だよ」

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「クソ・・・このままじゃ悪魔王を倒して学生ローンを返そうと思ってた俺の計画が・・・」

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「普通に社会の底辺じゃないか」

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「最初はパチスロに使うために5万借りただけだったのに・・・これも悪魔王の策略に違いない・・・」

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「バイトしたり、親に少し工面してもらえよ」

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「・・・・・・」

 

 

 

 

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「食らえ!魂の一撃!!!!」

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「正論言われるとキレるタイプの人だこの人!!!!」

 

 

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「はぁ、はぁ・・・どうだ、思い出したか・・・この一撃で・・・」

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「ウッ・・・!俺は・・・一体・・・・」

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「お前・・・記憶が戻ったのか・・・!?」

 

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain旅の給料も滞納せず、完全週休二日制、アットホームで風通しのいいパーティ、馬車や宿などの交通費、宿泊費給付、理想の職場環境のあの日を思い出したのか・・・!?」

 

 

 

 

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「嘘つくなよ」

 

 

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「?????????????」

 

 

 

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「嘘・・・・?」

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「オイ」

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「やっぱり、悪魔王に記憶を操作されて・・・」

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「ねえよ」

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「うちは確かに中小パーティだけどさ、そういうところはしっかりやってるんだけど?」

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「ねえよ。俺が新入りの時、戦闘魔法が使えるからって理由で毎回休みなくダンジョン連れてかれて、魔力が切れて魔物にボコボコにされたとき、労災降りたか?」

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「それは個人の能力不足だし、いまさらそんな話をされてもねえ・・・君、うちのパーティに攻撃してたんだよ?さっきまで」

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「やっぱヤバいなコイツ。あと給料三か月分払えよ。六万も返せ」

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「????」

 

 

 

 

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「???????」

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:bakabon-party:20200430151010p:plain「食らえ!魂の一撃!!!!!」

 

 

f:id:bakabon-party:20200430151657p:plain「やっぱ転職して正解だったわ」

 

 

 

 

 

 

おわり

眠れなくなった日だってあるじゃねえか【ムーンスキップ/SUNNY CAR WASH】

まだ陽さえでていない早朝、いつもより数時間早く目が覚める。

こんなの予定にない覚醒だ。眠ろうとする。

でもそうは問屋が卸さない。なかなか寝付けない。寝付けないからYouTubeで眠れそうな動画でも流しながら眠ろう。当然眠れない。

すると、なんだかじわじわ(ドラマのエンディングテーマみたいに)頭に流れ込んでくる音楽。

 

 

ムーンスキップ/SUNNY CAR WASH。

 

 

 


SUNNY CAR WASH - ムーンスキップ

 

 

あ~あ。

そんなのもう、聴くしかないじゃないか。

 

 

 

この曲のズルいところは、というかこのバンドのズルいところはボーカルの声だと思う。いくらなんでも魅力的すぎる。こんなの云万回も言われてきたことだと思うけど。

 

あと、ギター。ギターのメロディライン?これがべらぼうにいいんです。この曲に真の「ムーンスキップ感」を与えているのはギター、そしてサビのコーラス。

どっちかが少しでも足りなかったらこの曲はムーンスキップじゃなくて深夜の散歩道くらいだった。

 

 

賛否両論です

 

出だしにこのフレーズを持ってくるのもハイセンスが過ぎると思う。

SUNNY CAR WASHの詞はなんだかSUNNY CAR WASHのSUNNY CAR WASHって感じがしてとてもいい。

 

そうだ重力に従った奴らの

足音が謳うリベラリズム

いつかの子守唄が遠ざかっていく

 

こことかね。お菓子でいうとフェットチーネグミみたいな中毒性がある。

 

 

 

神様がデタラメだって

君が隣にいればなんだっていいや

天国も地獄でもスキップで行くぜ

 

確かになあ。確かにって思う。タイトル「ムーンスキップ」。君の為なら月までも飛んでいけちゃうもんなあ。

SUNNY CAR WASHの詞は、君を溺愛しすぎている。キルミーとか、ファンシーとかね。

 

 

 

 

ちょうど昨日彼女と喧嘩した…10割くらいおれが悪いんだけど…だから沁みるわこの熱烈なピュアさ。

付き合いたてにお金なくてチャリで8キロくらい飛ばして遊びにいくとき、脳内で流れていたキルミー。

思い出しちゃうわ。

 

 

 

…眠れるか。ばかやろー。

いいや、もう眠らんとこ。お米研いで炊いて食べよ。

この世界は美(グロ)い。【1秒先 向かう者と ただ訪れる者/UVERworld】

前置き

 

音楽が流れるまで1分以上MVがある楽曲は苦手だ。

 

言いたいことは音楽で伝えなさいと思う。

 

僕は文書を書く人間で、昔小説を書いていたときは、小説の中では意図的に「!」「?」というのを使わないというこだわりを持っていた。

「。」と「、」の可能性がまだ文章表現の中に生きていると思っていた。変なこだわりである。

 

それと同じような理論で、僕はYouTubeでMVを見るとき、異常な長さの前説みたいなのがあるMVは苦手だった。

RADWIMPS会心の一撃は楽曲は大好きなんだけど、MVが少々「長すぎね??余剰じゃね??」と思うのは僕だけじゃないはずだ)

 

しかし最近、その考えも改められてきた。

 

とりわけ、UVERworldの「1秒先 向かう者と ただ訪れる者」

この動画はハッキリ言って異常である。

どこが異常か。一回でも見た、聴いたことのある人ならすぐわかるだろう。

 

 

今回はこの動画について感想文を書こうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

1秒先 向かう者と ただ訪れる者


『1秒先 向かう者と ただ訪れる者』-第一話- music by UVERworld「ALL ALONE」

 


『1秒先 向かう者と ただ訪れる者』-第二話- music by UVERworld「ほんの少し」

 

 

 

 

 

 

 

まず、この二つの動画を再生する前に、いくつかのことを注意してほしい。

 

・いまからたっぷり1時間ほど、この世界に没頭する時間があるか

・精神的に、いま少しダークな世界観に触れても大丈夫か

・イヤホンやヘッドホンなど、閉塞的に音楽を聴ければなお良い

 

 

 

 

さて、この曲を聴いた/見たあなたは何を感じるんだろう?

 

こんな感想文なんて続きを読むのは野暮だと思うだろうか。あるいは僕ならそう思ったと思う。

そうだったら、この記事を今すぐ閉じたほうがいい。その感覚を大事にしてほしいとおもう。

 

 

 

 

 

僕はこの映像を見て、身体の震えが止まらなかった。興奮とも空恐ろしさともつかないところで、心の奥底のほうをキュッと握られている感覚である。

 

ほとんど独立して流れる六人のストーリーなのに、カメラを持った少年を軸にして、ゆるやかに繋がり、そして最後は各々の結末をそれぞれで迎える。

 

誰が自殺するか?

 

それを最後まで提示せず、物語は暗い方向へ流れていく。

一人ひとりの抱える暗部は非常に大きく、箇所によっては「フィクション」の一言で流せない生々しさを孕んでいる。

 

AV、自殺サイト、逆恨み、いじめ…

一話の、自殺現場の車に張られた白いガムテープ。

二話の、結束バンドとボロいキャスターの椅子、血痕。

 

妙な生々しさ、息遣いが映像越しに感じられる。見る人が見れば、これくらいは映像作品としてフツーだよ、なんて思うのかもしれないが、僕にとってこの肉薄した世界観は怖いくらい生だった。

 

 

 

 

絵を描く少女

 

筆者と一番年が近いのは絵を描く少女「音葉」だろうか。

「なんでそんな気持ち悪い絵を描くのか」という問いに対し、「好きだから」と返す。

ALL ALONEの歌詞にも

 

私は 絵を描いている時だけ

全てを忘れられる

 

とあるように、 彼女にとっての世界や希望はそこにあったのだ。

しかしその希望や世界を他人に否定されてしまうことで、彼女の脆弱な世界は瓦解してしまい、そのことが彼女を自殺へと駆り立てることになる。

 

人が生きる理由は希望(願望)にある。

希望が世界観を支え、行動原理を支える。すなわち希望や願望なくして人は立ち上がることはできない。

 

音葉はそんな希望をほとんど失いかけ、首を吊って自殺するため街に繰り出す。

そこで出会ったホームレスのおじさんに

「死にたくなったことある?」

と聞く。

「俺に聞くか。そりゃあるさ…お前さんは?」

すると、無言で革のベルトで首を絞め始める。

 

このあとのおじさんの一言が物凄く良い。個人的にこのおじさんの演技が結構良い。

 

「もったいねえと思うけどな」

 

う~~ん。良い。

おじさんは、いつかの日音葉が描いた絵に希望を持っていた。しかしそれを知ることもなく、音葉はその場を後にする。

 

 

 

 

ALL ALONE(独りぼっち)

 

第一話で主軸となる曲はALL ALONEである。

この曲は熱烈なメッセージを含んでいる。夢や目標、自分の信じてきた価値観が評価されず、この世界に対して不満を抱えている人。

 

暗闇での多数決 押し付けられるルール

誰かの虚無感 違和感と

舌打ちが この街に響いてても

 

 そしておそらくTAKUYA∞さんの言いたかったフレーズ(勝手なニワカの憶測)は

 

お前は お前がやりたい事を やれ

 

と、

 

死ぬ間際に お金や物を欲しがる人なんていないでしょう?

僕たちはそんなものを 探す旅をしているんだろう

 

ではないかと思う。特に二つ目は、TAKUYA∞さん自身の価値観や人生観が透けて見えるフレーズだ。

 

我々はみな独りぼっちである。どこに行っても、だれといても、一人は一人だ。手を繋いでも抱き合っても、結局ひとつにはなれない。他人は他人だ。

だからこそ、我々は何かを欲しがっている。

 

 

 

 

 

誰が 向かう者で 誰が ただ訪れる者だったのか? 何に 向かう者なのか?

 

 

チラッとYouTubeのコメント欄を見た限り、このことについて言及するコメントはなかったような。

文章を書くときはなるべくほかの人の意見を読まないようにしているから、あるのかもしれないけれど。(多分ある)

 

 

まあ少し考えれば妥当な結論が出るだろう、長崎から出てきた少女「未来」が「訪れる者」なんだろう、と。

 

「未来」は長崎を逃げるように出てきて、「トウタ」という男にすがるようになる。無意識であろうが、彼の持っている世界に依存するようになり、最終的にともに命を絶ってしまう。

 

 

1秒先 向かう者と ただ訪れる者

とあるが、向かう先は1秒後だけではなく、(希望に)向かう者と ただ訪れる者を示しているようにも思える。

1秒後はいずれ来る。今だって来ている。しかし、その1秒後は何なのか、それは自身が向かう者であるか、ただ訪れる者であるかによって変わるんだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

この作品は希望の作品なのか?

 

「いやいやいや、そうだろ。当然だろ」

と思われてしまいそうな見出しをつけてしまった。しかしこれが今の僕の感想である。

 

たしかにこれは「希望の歌」である。

でも、単純明快に「希望の歌」ということは僕にはできない。

 

この作品は、希望や願いを持ち、一度は失い、あるいは持たぬまま死んだ六人の人間を軸として「希望を抱いて、お前はお前のやりたいことをやれ」と伝えている。

 

しかし、裏を返せば、希望も願いも持てなくなり、一度絶望した事実も描かれている

たまたま写真に繋がれていなければ、そのままみな絶望の渦の中で暗く死んでいったかもしれないのだ。AV業界に沈み、人を殺し沈み、いじめに絶望して沈み…。

 

…世の中御伽噺ではないもんだなあと思う。

 

 

今のあなたに問おう。

 

あなたはいまやりたい事や願いがあるだろうか?

それが損なわれそうになったら、あなたは絶望の淵で何を思うだろうか?

 

 

ブーメランとしてこの問が返ってきそうになったとき、僕は迷わずこの映像を見るだろう。

 

 

 

 

この世界は美(グロ)い。

 

この映像作品はそんな希望と対比し、敢えてそのまま死んでいった「未来」という少女を描いている。

 

全員が全員、なんの滞りもなく、一度は絶望したけれど、今では前向きに頑張ってます。なんて展開になっていたら、僕は全然この作品に惹かれなかったし、響かなかったろうと思う。

 

死ぬ人間を描いていて、そこに現実的な息遣いがある。物凄い映像作品だ。

とはいえ音楽が添え物になっているわけでもない。「主題歌」ではない。

 

何と言うか、これが、この手法のみでしか伝わらないメッセージであって、TAKUTA∞さんの伝えたかった音楽なのではないかと思う。

 

 

 

 

まあなんにせよ、死んだら「もったいないと思う」ので、相変わらず文を書き、数学をし、音楽を聴いて生きています。

みなさんも生きてね。

 

 

 

おわり

バズる(俺に何かを書かせてくれ)

(お知らせは一番下まで)

 

 

 

人類はだれしも承認欲求というものを持っている。表に出すにしろ、出さないにしろ、自身という存在を世間(この世間の定義は各人によって異なる)に刻み込みたいという欲が存在するのである。

 

 

そう、僕はバズりたい。

 

1回だけでいいとかは言わないからバズりたい。きくちゆうき並みにバズりたい。

控えめに言ってお金はいらないからおいしい寿司が食べたい。きくちゆうきはきっと金にがめついわけではないと思うが、きくちゆうきは今きっと、おいしい寿司が食えているはずなんだ。

 

対する僕はどうだ。

今日の昼めしなんて悲惨だ。キャベツを一枚ざくぎりにしてウインナー一本を輪切りにしてパスタで食べた。

おそらく原価20円くらいのパスタである。(おいしかった)

 

おいしかったけどさ。

スーパーの値引き寿司を食べてる僕と、旨すぎる寿司を食べてるきくちゆうき。

これは悲しすぎる。

おい、聞こえるかきくちゆうき。

俺はお前が殺してったワニのように、やすやすと死のうとは思わねえからな!

バズってきくちゆうきと対談するブログを書いてやる。

バーカバーカ

 

 

 

 

 

 

お知らせ

 

 

(クソみたいな配色)

 

 

・何らかのコンテンツについてブログを書けます。宣伝します。

 (例 飼ってる犬 実家の蕎麦屋 わかさぎ釣りに行ったはいいが石油が掘れただけでわかさぎが釣れず、地主にキレることしか内容がない自作小説)

 

・要望はほぼ応えます。期日があったら頑張って守ります。

 

・政治的/宗教的思想については、おそらく大方はお断りさせていただいて、代わりにおいしいパンケーキの記事を書きます。

 

 

①こちらのメール(veryyota@gmail.com)もしくはTwitter(@yota_2148_)まで案件を送信

②受け取った僕がおいしいカレーライスをコンゴの国民に振る舞う

③なんか相談する

④書く

⑤人はいずれ死ぬ

 

 

(ぜってー来ねえだろう、なぜなら人はいずれ死ぬのだから)

 

 

 

 

 

おわり

 

果たして君は「アノ原曲」を真剣に聴いているのか?【Fitz and the Tantrums - Handclap】

 

ぬるい!!!!

 

 

 

冒頭から突然、「熱い」のテンションで「ぬるい」と言ってしまって申し訳ない。

しかしぬるいのだ。

何がぬるいのか、端的に言おう。

 

 

「Tik Tokから来ました」と言ってるやつを馬鹿にしてるやつ

 

 

そうそこのお前だ。そう、そこのお前だ。

その考え自体は否定なんてしないし、そういいたくなる気持ちもわかる。

しかし、そこのお前!そこのお前!の一部!

 

お前の好きな楽曲という媒体を使ってお前の嫌いなTik Tok文化圏というコミュニティをDisりたいだけなんじゃないか。

 

YouTubeの楽曲のコメント欄を見るとあまりにもそのコメントが多すぎて、何となくそう思った次第である。

 

しかし、Tik Tokから来ることは悪いことなのだろうか?

 

たしかに、「Tik Tokの曲だ!これ!」とあまりにも騒ぎたてて、

それを「アーティストの音楽」としてではなく「コンテンツの一部」としてぞんざいに扱うのはいけないことだと思う

 

 

しかし、「Tik Tok」から来たという事実をこれ見よがしにたたいたり、古参アピをしまくるのはやっぱりそれはそれでよくないと思う。

なんだか古参↔新参論争っぽいね。

 

 

で、ぼくが言いたいのは、そういうふうに自身の好きなコンテンツに固執し、Tik Tokが悪そのものであるように言うのは早いのでないかと思うわけだ。

 

そう、もうラジオではなくTik Tok(含む各種SNS)が音楽の扉を開く時代なのだ。

 

これが言いたかった。

 

 

 

 

さて…では…

 

というわけでTik Tokから来ました!対戦よろしくお願いします!

 

 

 

 

 

Handclap という曲を「聴いた」ことがあるのだろうか


Fitz and the Tantrums - HandClap [Official Video]

 

 

厳密にいうとこれを知ったのは受験期に妹が踊り狂ってたのが腹立ったときなのでTik Tokからの参戦ではないのだが、

 

さあTik Tokユーザー諸兄、アンチTik Tokユーザー諸兄!

「この原曲」を真剣に聴いたことがあるだろうか?

 

コンテンツの一部としてあまりにもすり減らされすぎなような気もするが、初めてHandclapのダイエット動画を見たとき、一番驚かされたのはこの楽曲のエネルギーである。

 

僕はべつにネイティブではないから、何喋ってんのかわからないけど、

分からないのに身体動かされる感じ

これもの凄い。

 

一編の流麗な詩も良い、でも、意味が分からないけど直観でぶん殴ってくる、音楽が直接殴ってくる感じ。

 

ああ~、これは流行るわ、これにクソみたいなダンス(一般受けのよさそうな健康という付加価値つき)が加わってるのは流行らないわけないな…

 

と、思わされた。

 

小学生の時分は父の車で流れる洋楽をきいて、意味のわからない歌詞で歌われても・・・と思っていたのだが、

日本において洋楽って大多数の人にとって「ナチュラルな音楽」(うまく伝わらないだろうけど・・・)な気がして、その感覚にハマってからはよく聴くようになった。

 

 

"That I can make your hands clap"

 

という脳髄に響くフレーズが繰り返され、題名にもあるようにパーカッションでは手拍子が使われている。

その小気味よさ、またCメロ(?)の伸びやかな歌声(高音が気持ちよすぎる)。

 

気づいたら壊れたラジカセのようにテーテテテテテテーテーテテテテと口ずさんでしまう中毒性。

 

もう自分の脂肪も他人の脂肪もどうでもよくなってこないだろうか??

この楽曲単体でいいじゃないか。

 

これはダイエットソングなどではない。と思う。

アーティスト本人たちはこの特需に喜んでるかもしれないけど。

 

問題は、Tik Tokから来ることじゃない。どこにも行かないことである。

 

 

さて、Tik Tokから来ましたけど、次はどこへ行こう。

 

 


Fitz and The Tantrums: All The Feels (Official Video)