言いたいこと以外言わないソレ

言いたいこと以外のことを言わない文章の集まりです。

YouTubeを三か月見ない男【第一週:5.12~5.17】

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先週の記録↓

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来週の記録↓

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 目次↓

 

 

                                  

 

今週もよろしくお願いします。

どうも、先日、自分の人生の貴重な時間をYouTubeにすべて捧げてしまっている気がしてYouTubeをやめようと思い至った男です。

以下、この企画のルールです。

 

 

【ルール】

・今日5月11日から三か月後の8月11日までYouTubeを見ない。

・講義動画など、やむを得ない事情は対象外にする

・頑張って日記も書く。

                                  

 

 

 

5月12日(水);(2/92)日目

 

YouTube禁止生活を始めて一番面白いのが、やめると決意してから起床する、この二日目である。昨年、ごく個人的にYouTube禁止生活を一か月まるまる励行していたときにそれを感じた。

 

少しその時の日記を引用してみようと思う。

 

 

11月11日水(1日目)

 

朝起きて、YouTubeアプリを無効にしたのを忘れていて、消滅したアプリの空白を数回タップしていた。戦慄する。今日は一限から授業があったので朝家にいる時間は少なかったが、朝食時「音」がなさ過ぎて、得も言われぬ恐怖を感じた。

 

 

僕はYouTube禁止の際、徹底的に禁止できるようにしている。

 

YouTubeアプリをスマホから消滅させ、PCのブックマークをも消す。

つまり物理的にアクセスしづらくしてしまうのだ。

 

 

しかし寝ぼけている状態の体にそんな事情は関係ない。

 

今までの経験から、朝イチはYouTubeで大きな音の出る動画を再生して。目を覚ますべきなのであると学習しているので、すかさずYouTubeのアイコンをタッチしようとするのである。

 

 

でも、YouTubeはそこに存在しない。

ほどなくして自分は気づくのである。

 

 

「ああ、もういないんだ…」と。

 

 

携帯小説の失恋シーンみたいになっちゃった。

いつもより眺めがいいアプリ欄の左に戸惑ってるよ。

 

 

 

というのをZoom授業中に執筆している。

 

 

PCのカメラは全てを見ている。俺が完全に授業を聴講せずにキーボードをカタカタやっていることを、PCのカメラは全て見ている。

 

今、話の切れ目で適当に頷いておいた。

 

これで大丈夫だろう。

 

根拠のない自信が世界を救うと信じてやまないのである。

 

 

 

そして同様に、これから僕は無事三か月のYouTube禁止を無事に乗り切れて、そして僕の生活はより一層輝かしいものになると信じてやまないのである、根拠の全くない自信を手に提げながら。

 

 

 

 

 

5月13日(木);(3/93)日目

 

今日も世界にYouTubeは存在しない。

 

「でもニコニコ動画あるじゃ~ん!」

 

みたいな声が聞こえてきそうだが、そういう輩の疑念を払しょくするために、ここにルールを改訂しておこうと思う。

 

 

【ルール】

YouTube禁止、と銘打っているけれど、

事実としてこの企画では、動画共有サイトの一切を禁止することにする。動画を見ることを主としたサービス、という意味。

SNSは入らない。Instagramのリールはもともと見ないけど、見ないようにはしようと思う。

 

 

今日はとても晴れた日だった。めちゃめちゃ晴れていたから大学まで半袖で行った。僕はモノトーンが好きなので、白のボトムスと黒のトップスで出かけた。

 

友人に出会ったら完全に僕の全身の色を反転させた服装をしていた。オセロかなんかだろうか?

 

 

この世界からYouTubeから消えてしまって、暇をちょうどつぶせるコンテンツがないので、生活がデコボコになりつつある。

 

これも慣れるまでの辛抱だ。

 

 

 

 

 

5月14日(金);(4/93)日目

 

 

キッツ~~~~~~~~~~~~イ(精神)

 

 

俺は忘れていたのだ。

 

 

YouTubeモルヒネのように俺の精神の痛みや軋みを忘れさせていたのだ。

 

無音の六畳間、インスタントな刺激がひっそりと消えていき、ふとぼんやりすると意識の波間を縫って、忘れていた問いかけがやってくる。

 

 

「お前はなんのために生きているんだ」

「お前は何をしているんだ」

「そもそも、お前は何がしたいんだ」

 

 

 

ウワ月並み~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~月並レイ~~~~~~~~~~~(?)

 

 

この問いかけが月並みすぎて、日本人全員にこすられ過ぎてるような問いかけで、それにまず落ち込んでしまう。

 

もっと面白い気の病み方をしなさいよ!!!!!!!おバカ!!!!!!!!!!

 

 

 

何もしていない時間、というのが、以前は厳密にはなかったのである。

 

「何もしていない」空白は、真空がほかの空気を吸い込んで空間を埋めるように、YouTube」という流動性のある時間に置き換わっていっていたのである。

 

幸か不幸かそれに今までの僕は気づかず、幸か不幸か四日前の僕はそれに気づいてしまったのである。

 

気づいてしまった。気づいてしまったら、もう立ち向かうしかない、と犬岡走(ハイキュー!,音駒高校のWS)も言っていたじゃないか。

 

 

あ~あ、やりたいことってなんなんだろうね。

 

今一番やりたいのは、

 

 

・一辺が5mのティラミスの立方体を作って思いっきり飛び込んで、中から全部食いつくすこと

か、

 

・巨大なミートボールの中に爆薬を埋め込んでやってきた野犬を全員破壊すること

だ。

 

 

ウワ

 

\最高!/

 

俺にできるのはこういう適当なことを考えたりそれなりに自分の人生に真剣になってみたりすることだけだから、そうやって生きていく。

 

 

なんか、消極的だな、もっとジャンプ漫画の主人公みたいな考え方して~~な!

三か月後そうなってるのかな!!

 

 

 

 

 

5月16日(土);(5/93)日目

 

昨日よりはキツくな~い。

 

Jordan標準形について考えていたり、それからバイトに行ったりしたので、「暇な時間」が無かったからかも。

 

Jordan標準形は謎。わけがわからない。対角化みたいなことをするらしい。早く、Jordan標準形のかたちづくる数学的空間を構築してやりたいと思っている。

 

 

今日は二ページくらいだけ村上春樹を読んだ。

 

YouTubeを禁止したら一生死ぬほど本を読み始めるのかなと思っていたが、実際はず~~っとオモコロを読んで、品性下劣な(*1)記事で、がははと笑っている。面白いから最高。

 

(*1)…ダ・ヴィンチ・恐山さんがオモコロ過去記事BEST3を紹介します、というYouTube動画でそうコメントしていたのを引用

 

 

村上春樹の文章が大好きで、昔はそれこそ脳味噌をまっさらにして読み込んでいたのだが、ここ一年ほど、真剣に読書するという経験から離れていたせいで、その彼の文章の癖みたいなものをすっかり忘れてしまっていた。

 

試しに音読しながら読んでみても、ところどころ自分の手癖で読んでしまいそうになる。これは困った。文章の上手い人の文章を、脳味噌のシワにしみこませていきたい。

 

 

 

だからこの日記に急に

 

「まるで春のやわらかい風のように僕は微笑み、君はバレリーナが客席にお辞儀するときのように、丁寧に目くばせした。

 

 

とか書き始めたら、それは村上春樹がインストールできた証拠であり、それは紛れもなく僕が読書を継続できている証拠にもなるので、その時はよろしくお願いします。

 

 

 

5日目になって気づいたこととしては、YouTube禁止をするぞ!というモチベーションよりも、現在はYouTube禁止で空いたリソースをフル活用だ!というポジティブなモチベーションが勝っている。

 

少しずつ前向きになってきたのか?と思う。

 

 

しかし経験として(昨年一か月YouTube禁止した経験として)一か月漫然と生きていてもそれはモノにできない

 

積極的に生きていこ~ウヒ~~~。

 

 

 

 

 

 

5月16日(日);(6/93)日目

 

明日で一週間だ。今日は友人にaviutlの講習会を開いてもらった。字幕編集とカットなどの基本操作を小一時間で教わって、それからReaperという音声加工ソフト?も入れた。

 

これでYouTuberになれるぞ~~~~~~!!!!

 

 

Y o u T u b e 見 れ ね え け ど な

 

 

まあなる気も無いし…。

 

ヘアコンディショナーをし忘れたので髪の毛がめちゃくちゃなことになってます。

犬の毛毛並みがガチで犬

 

 

今日はだから、あんまりYouTube禁止もきつく無かった。簡単な動画編集の技術も得たから、のちのち色々いじっていこうと思う。

 

 

 

 

 

5月17日(月);(7/93)日目

 

今日でYouTube禁止一週間である。梅雨入りの気配をじわじわと感じる時期になった。

 

これからどんどん雨が降って、どんどん湿度が上がって、どんどん棚の奥に入れている調味料とかがダメになっていくんだろう。

 

YouTube禁止一週間目にして、気づいたことをここでひとまずまとめておこう。

 

 

 

1.「気づいたら消えている時間」が無くなった  

 

「あ~ごはん美味しかった~、お皿洗わないとな~」

YouTubeを見ながらいつもご飯を食べているので、この間もYouTubeが流れている)

 

「あ~、お皿洗わないとな~」

YouTubeが流れている)

 

「お皿洗わないとな~」

YouTubeが流れてる)

 

「お皿洗わ~」

YouTube

 

「皿~~」

(Tube)

 

「・・・」

 

 

一 時 間 が 経 過 し て い る

 

 

・・・ということが無くなった。

僕は最近ネットラジオを聴いているのだが、別にYouTubeとちがってそれは視覚を束縛しない。

 

YouTubeという最強の人間隷属コンテンツがなくなったことによって、気づいたら消えている時間というのが存在しなくなった。

 

でもまだ、普通に「あ~無駄に過ごしちゃった~」っていう時間はあるから、そこは禁止云々を越えて善処していこうと思う。

 

 

 

2.み~んな「ネットラジオ」の概念を知らない  

 

誰も知らない。

 

僕は塾講師のアルバイトをしているのだけれど、塾の受験生の「YouTubeTikTokがやめられない」という悩みに対し、

「俺はYouTubeをやめた…Beautiful Days…」と伝えたところ、

 

 

「じゃあ何をしているんですか?」と生徒。

ネットラジオを聴いてるかな~」と僕。

 

ねっと…らじお…?

と生徒。

 

「う~ん、インターネットで配信してるラジオ?みたいな?」

「Spoonとかですか?」

「う~ん、それはちょっと違くて……」

 

 

なるほど…。

ネットラジオという概念なんて、じめじめしたキノコでも生えているインターネットネクラしか今日日聴いていないのかもしれない。

 

 

 

今はもう、どことなくロゴがおかあさんといっしょに似ているSpoonがいわゆる「インターネットのラジオ」なのかもしれない。

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Spoonのロゴ

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おかあさんといっしょのロゴ

(思いのほか似てない)

 

 

 

3.意外とツラくない  

 

今のところは・・・。

 

 

 

 

以上、今週の気づいたことでした。

 

YouTube禁止よりもこのブログの日記のほうが難しいような気がしている。面白くて読みやすい、あるいは含蓄に富んだ面白い文章を書けるようになるのだろうか。

 

このブログはもはやYouTubeではなく文章力との戦いである。

 

 

のかもしれないから。

 

華麗にフラグを立てておこう。(伏線回収をする漫画が大好きだから)

 

 

 

あじゃあこんな感じで…

 

ではまた来週!!!!!!!

YouTubeを三か月見ない男

もう嫌だ!

 

 

 

布団にくるまって天井を見ていると、急に全身が張り裂けそうな焦燥感と自己嫌悪に襲われた。

がばりと半身を起こして、思わず叫びだしそうになる。「もう嫌だ」と。

 

月日は百代の過客にして・・・などと小学校のころ暗誦のテストのために音読していた文言が、時を越えて俺に突き刺さる。ああ、そうだよな、過客過客!ば~か!!

 

 

あれもこれも、4割くらいはYouTubeのせいだ。

 

YouTubeを見ていたら一日は一瞬で終わるし、作業能率も下がる。面白くて刺激はあるけれど、結局それで何にもできていなかったら意味がないじゃないか。

 

という考えに去年の11月10日に思い立って、ひと月ほど日記を書きながらYouTubeを禁止したことがある。本当はそれをブログにしようと思ってたんだけど、急に鬱々とした自分語りが入ってきたりしてなんとなくやめてしまった。

 

ひと月も禁止できたのなら、もう三か月くらいなら余裕だろう。

 

ラッパー、webnokusoyaroはダイエットをするとき、「ラッパーにとって最もいいダイエット方法は『マイクの前で痩せると宣言すること』だ、なぜなら、ラッパーは自分の言葉に嘘をつかないからである」とのようなことを言っていた。

 

YouTubeをやめたくてもやめられない、やめたほうがいいんだろうな~とは思っているそこのキミにエールを送るつもりなどさらさらないが、一緒にガンバロウ。

 

【ルール】

・今日5月11日から三か月後の8月11日までYouTubeを見ない。

・講義動画など、やむを得ない事情は対象外にする

・頑張って日記も書く。

 

 

 

毎週更新し、日々の日記を投下していく。空いた時間でできたこととかも報告していこうと思う。

 

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あとサムネイルを作るために、生まれて初めてGIMPを使った。

ナニコレ???????????????????????????????????????????????????????????

 

 

イメージをパッと形に変えるデザイン大全
 

 

 

 

追記:

戦いの日記,ここから。

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デカいという形容詞だいすき

 

デカいという形容詞が好きだ。デカいという形容詞に勝る形容詞はもはやこの世に存在しないんじゃないかと思うくらい、デカいという形容詞が好きだ。

 

デカいって最強だ。誰も勝てない。

 

デカいパンケーキ→誰も勝てない

デカい犬→誰も勝てない

デカい負債→誰も幸せになれない

 

 

デカいという形容詞は最強だ。HUNTER×HUNTERのメルエム、グラップラー刃牙範馬勇次郎みたいなものだ。形容詞最強決定戦で「デカい」が参戦した瞬間、他の形容詞はずたずたに引き裂かれて、助詞になるまで細切れにされてしまう。ヒェ~、グロい。

 

それでもまだ「デカい」が最強かどうか疑問に思う不届き物がいるみたいだ。

 

じゃあわかった、実際に戦わせてみようじゃないか。今に見てろよ・・・

 

 

 

 

1st ROUND 「美味しい」

初戦の相手は「美味しい」らしい。

どうだ、「デカい」いけるか? ・・・いい返事だ、行ってこい!

 

 

美味しい牛乳 VS デカい牛乳 

 

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デカい牛乳のほうが嬉しいに決まってる。

おいしい牛乳だったとしても、たった20mlしかなかったら餓死してしまう。対するデカい牛乳はどうだろう。普通の味だったとしても、デカければ世界を救う、この世の貧困からなる食糧問題を解決するのだ。

 

WINNER: デカい

 

 

 

2nd ROUND「強い」

デカいほうが強い。

 

WINNER: デカい

 

 

3rd ROUND「狂った」

 

 

・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・

・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・

・・・

・・・・・・

・・・・・・

 

 

WINNER: 狂った

 

 

 

 

 

 

大学がなにか忘れた

 

大学のことを忘れている! なんだ講義! なんだ単位! なんだ課題!

春休みは夏休みに比べて割合ちゃんと生きていた。そして秋学期は割合ぼんやり生きていた。相対的に、大学に通っていたころの記憶が薄ぼんやりしている。なんだ大学! なんだ講義! なんだ単位! なんだ課題!

 

大学に入ったと思ったら(物理的に)入れなかった去年の前半。ヒヨコが最初に見たものを親だと思い込むように、僕の無意識部分はそれが「大学」だとインプットしてしまった。

そして待望の、で始まった去年の10~12月の対面授業。僕の無意識からしたらそれは「異常」事態であって、その時期はなんだか洗濯機の中に放り込まれたようにぐるぐる落ち着きなく過ぎていった。

 

そして、「一人暮らし」という環境、「大学生」というステータス、「山形県」という知らない土地、そのすべてをようやっと完全に掌握できたのが体感で今年の二月末くらい。

そこから初めて、よしやるぞと腰を据えていろいろなことに取り組めてきたのである。

 

だから、もう大学にえっちらおっちら通っていた時の記憶がない。どれだけ忙しかったかとか、覚えてない!怖い!!

 

おしまい!!!!!

 

 

ノンフィクションっぽいフィクション

 

イライラする日もある。そしてそういう日は何もかもに中指を立てたくなる、し実際立てる。

 

道を横幅いっぱいで歩いている老人たちに「シルバーブラザーズA~D」とモンスター名を付けたくなるし、自転車で爆走してる子供を見て火炎瓶を投げつけたくなる。大なり小なりそういう日は九割九分の人間にはあるはずだ。

 

人間の怒りは6秒で消えるという話があるが、それがたまに自分で恨めしく思う。この矛先を失った怒りが、自然消滅して空気中に溶け込んでいるような気は、どうにもしない。絶対、何らかの有害な成分となって体内に蓄積されているに違いない。

俺の突き立てた中指はきっと俺の心臓をぐさぐさ刺しているのだ。

 

 

というわけで今は新幹線のホームにいる。焦っていたせいで完全に時刻表を読み間違えていた。あと一時間は、この何もないが、妙に座り心地のいい椅子の備えてある待合室で時間をつぶさなければならない。椅子のある待合室があるのは、1200円余分に課金したおかげだ。そしてなにより今が春でよかった、冬だったらさぞ寒くてもっと惨めな気持ちだったろうと思う。

 

待合室で独りゆっくりと諸所の思索に耽ることができると思っていたら、服装のセンスがなんか絶望的な年の差カップルが外から俺のことをチラチラ見てきた。何?

あ、どっか行った。あ、乗るのね反対行きの新幹線に。ばいばい。かっこいいね新幹線。

 

今、僕はこうしてぽこぽこブログを書いている。明後日までかけばちょうど、(時折日付を跨いだけれど)一か月ぶん毎日欠かさず書いたことになる。PVはそんなに伸びなかった。伸ばそうとしていないのだから当然である。・・・と言いつつ、結局伸びてほしかったとも思っている。やっぱり文章を書く物書きとして、そして一人のどうしようもない人間として、承認欲求はそこに存在するのである。

物を書くという、ともすれば幼稚園児でもできてしまう単純な行為、この行為にて自分を表現して、その上人に認めてもらいたいなんて、その欲望自体傲慢だったのだろうか。

 

そう考えると世のちぐはぐって、傲慢というものから生まれる側面もあるのかもしれない。俺に老人を「シルバーブラザーズ」と呼ぶ権利はないし、他人の子供に火炎瓶を投げつけていい道理もない。傲慢である。甚だ傲慢である。

排出されなかった「怒り」という傲慢は、不可視のガスみたいになって、俺の肺腑を蝕んでいくのだ。傲慢は人生のタバコみたいなものかもしれない。

お金がない

 

お金を貯めるのが、そこそこ好きだ。

エビカツバーガーよりは好きじゃないけど、荷物を運ぶ時の梱包材(プチプチ)より好きだ。

 

そして、人に勉強を教えるのが好きだ。

脳味噌の中にストックしてきた、「俺ンジn年生」を解放できるのが好きだ。小中学生のころ、嫌いな担任や教科担の授業のとき、教師の板書をガン無視してオリジナルのノートを製作していた経験が生きている感じがするのがすきだ。

 

つまり塾講バイトは最強だ。(顧客が求めているかどうかを完全に無視すると)もはや天職といっても差し支えないのではないかと思うほどである。

 

 

しかし、危機に瀕している。来月のシフトがびっくりするくらい少ない。四月はお金が嘘かというくらい消えていってしまうというのに。

クラウドファンディングでもしようかな。「1万円くれたら僕があなたのことを考えます」みたいな。

 

 

 

プペルを描こう!

 

捻くれ者、日向坂46のライブを観る

 

僕はひねくれている。

 

世界がAというならばB・・・というような安直なひねくれから、さらに捻じれてA’というようなキモ過ぎの生き方をしている。こんな生き方はイヤだランキング八年連続堂々の一位である(脳内調べ)。

 

さてそんな捻くれ者にアイドルや売れ線のバンドを見せてもロクなことはない。

最悪、辺りが腐臭のするゴミ溜まりになって、人間の極北にいるような負の権化たる存在が瞬く間に生誕してしまう可能性もある。

 


言い過ぎた。

そこまでは捻くれてないかも、俺。誇張表現ばかりしていたら、本職の捻クレストに怒られてしまう。

 

 

 

というわけで今日は日向坂46の配信ライブを観た。

「日向坂46 デビュー2周年記念 Special 2days ~MEMORIAL LIVE:2回目のひな誕祭~」である。

タイトル通り日向坂46として結成二年を記念した節目のライブである。

 

 

しかしまた、急になんで?という話である。これには原稿用紙云枚分をも費やす深い訳が・・・別になくて、ただ単に僕の彼女が日向坂46のファンだからというわけである。

その影響を大いに受けて、僕も今では無事メンバーだいたいのフルネームを諳んじることができるようになってしまった。

 

類稀なる精神力と日々の若干のアップアップ加減により、『おひさま』になることを免れているが、もし、僕が僕の人生に飽き飽きし始めたら、物が高いところから低いところに落ちるが如く、急速にハマっていくに違いない。

 

 

 

 

閑話休題

 

僕は今までアイドル文化というものに全く触れずに生きてきたもんだから、アイドル独特のシステム?みたいなものを彼女に教えてもらうたびに、目からうろこが大放出される。

 

先刻、サイリウムカラーという概念を知り、「でも色の数、メンバーの数に対して足りなくない?」と思ったら、「二色の組み合わせで決まる」と教えてくれた。

 

ホァ~~なるほど、ホァ~~、なるほど、組み合わせかァ~~~!(CV.なるほどジジイ)

 

 

だから今日ライブを観て、マジで発見が盛りだくさんだった。

 

アイドルって、エンタメ全部乗せみたいなものなんですね。

 

どうすればファンが喜ぶのか、それを完全に熟知していないとできない、幾多にも渡る手法でファンを熱狂させる。

日向坂のアイドルはみんなキラキラしている。きっとアイドルをやっていなくても、街中で「振り向かれる」オーラみたいなものがあるんだと思う。

ただそのオーラを最大限に引き出すのがきっとその「キラキラ」を作っている大人の仕事でもあるのかもしれないと思った。その演出家たちのあまりの手腕に、ライブ後僕は『演出家 なりかた』でググってしまったくらいだ。

 

ライブ前のあのovertureっていうんですかね、あれ最高。マジで最高。俺の起床時にも作ってほしい。俺・Overtureを。

これを編集・作成した人たちにもBIG・LOVE。

 

 

 

ガチ恋勢と普通のおひさまのあいだにいる人たち、気を確かに保つので精一杯なんじゃないか。

ライブ中、数曲のあいだだけ、宮田愛萌の彼氏になったと錯覚してライブを視聴してしまっている疑似人格Aを脳内に召喚してみたんだけど、ソイツの精神はもうにっちもさっちも行かなくなってしまっていた。これを主人格に置いて生きている人は大変である。

 

頑張れガチ恋勢。

 

 

まだもっといろいろ書きたいことがあった気がするんだけど、これはまだ脳内でフワフワしすぎてるからまたいつか。

色々とエンターテイメントについて考えるうえで、アイドルのライブって学ぶことがたくさんあるなあという話でした。